外科医のためのエビデンス

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2015-04-15
分野: 臨床医学:外科  >  外科学一般
ISBN: 9784260021005
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商品紹介

気になる…でも、調べるのは大変。教科書やガイドラインでは解決できない臨床上の問題を以下の構成で解き明かす。〔素朴な疑問〕外科医が直面する臨床問題を提示→〔基本事項〕教科書的な知識や常識的な知見を要約→〔医学的根拠〕世界中の疫学研究や臨床研究をデータで紹介→〔補足事項〕関連する研究を補足→〔筆者の意見〕30年の臨床経験に基づく著者の見解→〔疑問の解決〕文献から得られた現時点での結論を明示!

目次

  • 外科医のためのエビデンス

    ―目次―

    I 外科診療
      1.虫垂炎の治療−手術せずに抗菌薬で治るか
      2.鼠径ヘルニア−無症状でも手術は必要か
      3.胃切除後再建−Billroth I か Roux-en-Y か
      4.腹膜炎の腹腔洗浄−よく洗ったほうがよいか
      5.異動時期の病院−年度初めは死亡率が高いか
      番外編 社会経済状態−所得は予後に影響するか

    II 手術患者
      1.喫煙患者の手術−禁煙で術後合併症が減るか
      2.大腸手術の前処置−術前の腸管洗浄は必要か
      3.閉塞性黄疸の患者−術前の減黄処置は必要か
      4.閉塞性大腸がん−腸閉塞にステントは有用か
      5.予防的ドレーン−手術でドレーンは必要か
      番外編 治療成績の性差−男と女で経過がちがうか

    III 術後管理
      1.周術期の血糖管理−インスリン療法は有用か
      2.循環血液量の維持−アルブミン投与は有用か
      3.炎症反応の制御−ステロイド投与は有用か
      4.手術の合併症−吻合不全は予後に影響するか
      5.貧血や出血の補正−輸血は予後に影響するか
      番外編 スポーツ観戦−サッカーは心臓にわるいか

    IV がん手術
      1.食道がん手術−鏡視下手術は利点があるか
      2.直腸がん手術−ストーマはQOLがわるいか
      3.進行がん手術−閉塞症状にバイパスは有用か
      4.消化器がん手術−リンパ節郭清で再発が減るか
      5.がんの腹腔鏡手術−低侵襲手術は予後がよいか
      番外編 日本の臨床試験−外科にエビデンスはあるか

    V がん診断
      1.遊離がん細胞−血液検査で予後がわかるか
      2.グラスゴー分類−血液検査で予後がわかるか
      3.Will Rogers 現象−精密検査は予後に影響するか
      4.X線診断−CT検査は安全で有用か
      5.がんの早期発見−がん検診は本当に有用か
      番外編 嗜好品と病気−コーヒーはからだによいか

    VI がん患者
      1.血液型とがん−AB型は膵臓がんが多いか
      2.体格とがん−肥満者はがん死亡が多いか
      3.身体機能とがん−運動でがん死亡が減るか
      4.がんの化学予防−アスピリンでがんが減るか
      5.がんの告知−どんな患者が自殺しやすいか
      番外編 ストレスと病気−医師はがんになりやすいか

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