クロロフィル-構造・反応・機能-
商品紹介
本書では，クロロフィルについてその基礎から応用までを解説した．生物学的な機能を中心とした記述ばかりではなく，物理学，化学の面からも踏み込むことによって，物質としての性質を明らかにすることを試みた．また，同一測定条件下での代表的なクロロフィルの吸収スペクトルをはじめ，クロロフィル類の正確な吸収極大の位置やモル吸光係数などのデータ，さらに定量法や入手法等を掲載するなど，付録情報も充実させた．
目次
- クロロフィル−構造・反応・機能−
―目次―
1．クロロフィルと光合成
1.1 クロロフィルの研究の歴史
1.2 分子構造と名称
1.3 クロロフィルの分布
1.4 今後の展望
2．クロロフィルの化学
2.1 光物性
2.2 化学反応性
2.3 化学合成
2.4 利用法
3．クロロフィルの物理学
3.1 クロロフィル分子の特徴
3.2 共役分子の性質
3.3 分子の構造と振電状態
3.4 光吸収と蛍光
3.5 クロロフィル分子の光学的性質
3.6 分子会合体の電子状態
3.7 状態間の遷移
3.8 生体電子移動反応
3.9 生体励起エネルギー移動
4．クロロフィルの生物学
4.1 光合成系での機能
4.2 電子伝達系
4.3 非光合成器官（系）での機能
4.4 生合成
4.5 分解経路
4.6 光合成生物の多様性と色素・色素系の進化
5．クロロフィルの分析法
5.1 分離精製法
5.2 分析方法
5.3 定量法
5.4 蛍光測定法
5.5 蛍光偏光法
5.6 パルス変調時間分解蛍光法（PAM法）
5.7 円偏光二色性
5.8 直線二色性
5.9 特殊な解析法（過渡吸収法、時間分解蛍光法）
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