初歩からの集団遺伝学

出版社: 裳華房
著者:
発行日: 2007-10-31
分野: 基礎・関連科学  >  遺伝/遺伝子
ISBN: 9784785352158
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商品紹介

生物多様性の保全や農学・水産学などにおける育種,医学における臨床遺伝などの分野で,改めて重要性を増してきた集団遺伝学の入門的教科書.数学の不得意な学生にも分かりやすいように,最低限必要な数式とともに,できるだけ言葉でていねいに解説した.また理解を助けるために随所に例題を挿入し,巻末には確率・統計についての基礎的な解説を収めた.

目次

  • 初歩からの集団遺伝学

    ―目次―

    1.因子と遺伝子
     1-1 メンデルの実験と分離の法則
     1-2 染色体の遺伝学説
     1-3 遺伝子DNA
     1-4 遺伝子の形質発現
     1-5 染色体とゲノム

    2.遺伝子プール
     2-1 遺伝子プール
     2-2 任意交配
     2-3 ハーディ・ワインベルグの法則

    3.近親交配
     3-1 血縁者と近親婚
     3-2 血縁の尺度:近交係数と親縁係数
     3-3 同祖遺伝子
     3-4 近親交配と遺伝子型頻度
     3-5 自家受粉ときょうだい交配の繰り返し
     3-6 結合する配偶子間の相関係数
     3-7 近親婚の影響
     3-8 血縁者間の均一関係

    4.2座位の問題
     4-1 配偶子平衡と連鎖不平衡
     4-2 集団資料による遺伝様式の推定

    5.遺伝子頻度の機会的浮動
     5-1 メンデル分離比からのずれの累加
     5-2 配偶子の機会的抽出によるヘテロ接合の減少
     5-3 配偶子の機会的抽出による遺伝子頻度の変化
     5-4 集団の有効な大きさ

    6.集団の細分化:隔離と移動
     6-1 ワールンドの原理
     6-2 階層化集団のヘテロ接合性
     6-3 地理的隔離
     6-4 移  動

    7.突然変異
     7-1 突然変異による遺伝子頻度の変化
     7-2 突然変異と機会的浮動の平衡
     7-3 中立突然変異遺伝子の進化
     7-4 ゲノムあたりの弱有害突然変異率
     7-5 進化の素材としての突然変異

    8.選  択
     8-1 適応度
     8-2 平均過剰
     8-3 フィシャーの自然選択の基本定理
     8-4 選択と突然変異の釣り合い
     8-5 有利な突然変異
     8-6 自然選択の検出

    9.量的形質
     9-1 量的形質の性質
     9-2 選択に対する応答:回帰
     9-3 広義の遺伝率
     9-4 単一座位モデル
     9-5 複数座位への一般化
     9-6 狭義の遺伝率
     9-7 相互作用と共分散
     9-8 疾患の遺伝性
     9-9 多因子疾患のモデル
     9-10 同類交配
     9-11 安定化選択

    10.集団の変異性
     10-1 遺伝性変異の定量化
     10-2 古典仮説と平衡仮説

    11.集団の罹病性
     11-1 遺伝性疾患の有病率
     11-2 疾患の集団遺伝学
     11-3 疾患遺伝子の集団静力学
     11-4 ヒトの遺伝的負荷
     11-5 進化に伴う荷重
     11-6 有害突然変異の蓄積:マラーのラチェット

    12.進化速度と遡上合同理論
     12-1 アミノ酸置換と塩基置換
     12-2 遺伝子系図学と遡上合同理論

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