もしも「死にたい」と言われたら

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2015-05-30
分野: 臨床医学:内科  >  精神医学
ISBN: 9784498129740
書籍・雑誌
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2,200 円(税込)

商品紹介

死にたい」とだれかに告げることは,「死にたいくらいつらい」ということ.だから,もしもこのつらさを少しでもやわらげることができるならば,「本当は生きたい」のである.「死にたい」という患者を前にして医療は何ができるのか,何をすべきなのか.自殺企図,自殺未遂患者の自殺リスクをどう評価して,どう対応すべきなのか.この難しいテーマに真っ向から取り組んできた筆者がこれまでの経験と知識を元に書き下ろした一冊.

目次

  • もしも「死にたい」と言われたら

    ―目次―

    第1章 人はなぜ自殺するのか
    自殺の対人関係理論に基づく予防と治療・援助の基本
     I  はじめに
     II  自殺の対人関係理論とは
     III 自殺の対人関係理論からみた精神障害と自殺との関係
     IV  自殺の対人関係理論からみた危機介入のあり方
     V  おわりに

    第2章 隠された自殺念慮に気づくには
    自殺念慮のアセスメントとCASEアプローチ
     I  はじめに
     II  自殺予防における自殺念慮が持つ臨床的意義
     III 自殺念慮のアセスメントに際しての困難と注意点
     IV  語りづらい話題を正直に語らせる技法
     V  自殺イベントの時系列アセスメント
     VI  補足的な情報収集
     VII おわりに

    第3章 自殺企図の評価と対応
     I  はじめに
     II  自殺企図の評価
     III 自殺念慮の告白に対する対応
     IV  自殺企図の対応

    第4章 非自殺性自傷に対する精神療法
     I  はじめに
     II  非自殺性自傷の治療に際しての基本的な態度
     III 自傷のモニタリングとトリガー分析
     IV  置換スキルの習得
     V  面接の実際
     VI  症例A 17歳 女性 高校生
     VII 自傷が止まった後のかかわり
     VIII おわりに

    第5章 過量服薬の理解と予防・対応
     I  はじめに
     II  過量服薬の理解
     III 過量服薬の予防
     IV  過量服薬の危機介入
     V  おわりに

    第6章 心理学的剖検から見えてきた自殺の危険因子
     I  はじめに
     II  心理学的剖検とは?
     III なぜ心理学的剖検研究が必要なのか
        ―他の研究手法との比較
     IV  海外における心理学的剖検研究の動向
     V  わが国における心理学的剖検の現状
     VI  私たちの心理学的剖検研究から現在までに
        明らかにされたこと
     VII おわりに

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