子どもの感情コントロールと心理臨床

出版社: 日本評論社
著者:
発行日: 2015-07-03
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784535563211
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商品紹介

きれる、かんしゃく、暴力、いじめ、不登校、リストカット…子どもの心の問題はなぜ生じるかを解き、支援の青写真を描く。

目次

  • 子どもの感情コントロールと心理臨床

    ―目次―

    はじめに
     1.子どもの感情コントロールの育ちと親子のSOS 
     2.「感情制御の発達不全」という課題 
     3.心の傷と脳機能の問題が明らかになってきた時代に 
     4.専門家に向けて 
     5.本書の構成 

    第1章 感情制御の発達不全とは
     1.「子どもが困ったときに親を見ると安心する」という関係性
     2.環境に適応するために発達する脳 
     3.脳の構造と感情制御のメカニズム 
     4.トラウマ反応と感情制御 
     5.感情制御の発達不全モデル 
     6.母子の脳機能と愛着システム 
     7.ネガティヴ感情の社会化の困難 
     8.日本特有の問題――負情動・身体感覚の否定による制御 
     9.日本人の親子関係と自我境界 
     10.解離様式による適応 
     11.Affect Phobiaの世代間連鎖 
     
    第2章 3歳までの子育てにおける困難
     1.母性というもの 
     2.母子のボンドと愛着のシステム 
     3.子に泣かれると負情動がこみあげてくる母の困難 
     4.親自身の生い立ちの記憶 
     5.妊娠・出産をめぐる傷つき 
     6.授乳と卒乳をめぐって 
     7.乳幼児期のしつけ 
     8.トイレットトレーニングをめぐって 
     9.泣かないで言うことを聞く「よい子」にすることの危険性 
     10.IT化時代だからこそアナログ子育ての重要性 

    第3章 児童期以降に生じる困難
     1.感情制御の育ちの困難につながる不利な条件 
     2.「発達障害」と「発達障害様症状」 
     3.解離様式で適応する子どもたちの姿 
     4.感情制御困難と「かんしゃく」 
     5.いじめの加害と被害 
     6.「自作自演」の問題 
     7.学業不振の問題 
     8.不登校という問題 
     9.思春期と依存の問題 
     10.恋愛とその逸脱をめぐる問題 

    第4章 児童期以降の親子関係における困難
     1.母子関係の発達と家族関係 
     2.親としてのアイデンティティ 
     3.思春期のしつけ 
     4.高校生の恋愛と親子関係 
     5.夫婦の関係性と子の感情制御の育ち 
     6.親の愛情と「学校への苦情」の問題 
     7.解離を促進するダブルバインドのコミュニケーション 
     
    第5章 見立てと援助の方法論
     1.エコシステミックに問題を見立てる枠組み 
     2.問題増幅システムへの介入の方法論 
     3.成長発達システムへの介入の方法論 
     
    第6章 事例を通して―親の苦悩と覚悟と愛情、そして子の成長
     1.学校できれて暴れてしまう小学生の2事例 
     2.「盗み」を主訴とした小学生の2事例 
     3.複雑性PTSDとしての思春期の「不登校」の2事例 

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