死亡直前と看取りのエビデンス
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目次
- 死亡直前と看取りのエビデンス
―目次―
1 死亡までの過程と病態についてのエビデンス
1 死亡までに生じる変化と機序:死亡までに起こること
1 死亡が近づくまでのADLと症状の週・月の単位での経過
2 死亡がまさに差し迫っている(死亡直前である)ことを
示す徴候の類型
3 死亡に至るまでの徴候の出現の仕方
4 バイタルを定期的にとる意味
5 「死亡直前」に絞った予測指標
6 急変の頻度と病態
7 死亡までの経過のエビデンスを踏まえた説明
8 看取りのパンフレットを使った家族の感想
9 看取りのパンフレットを使用するうえで
医師・看護師の注意
2 予後の予測:信頼性を持って予後を予測する方法
1 家族の悲嘆にも影響する予後予測
2 死亡直前に急激に変化するADL
3 楽観的になる傾向が明らかな医師の予測
4 全身状態・食事・呼吸・むくみ・意識が余命予測の指標
5 中期以上の予測に使う予測指標:
PaP scoreとPiPS models
6 短期的、簡便に予測するpalliative prognostic index
(PPI)
7 どの予測尺度がよいのか?
8 非がん患者の生命予後
3 輸液:する?しない?と輸液の価値
1 変わりつつある終末期の輸液の実態
2 死亡直前期の輸液はquality of lifeと生命予後に
効果がないとの比較試験
3 real worldでの観察研究
4 看護領域での比較試験
5 生理学的な研究
6 スターリングの法則と終末期の水分出納のまとめ
7 いのちの象徴としての輸液と勧められるケア
4 鎮静(セデーション):苦痛緩和の最後の手段(last resort)
1 歴史的経緯の大筋:こっそりしていることから
ガイドラインへ
2 鎮静と安楽死との違い:安楽死・自殺幇助・治療中止
3 鎮静と安楽死とのグレーゾーンとクリアゾーン:
重要な薬物の投与方法と量
4 鎮静は寿命を縮める「あぶない治療」か?
5 効果と合併症:何%の患者に何が起こるのか?
6 鎮静を受ける患者の家族の体験
7 鎮静を受ける患者と家族に勧められるケア:
家族は何を望むのか?
8 鎮静についてのエビデンスに基づいたパンフレット
9 悩ましい説明のしかた
10 鎮静をしないことがよいことなのか
5 蘇生と終末期に備えた話:アドバンスケアプランニングと
意思決定
1 蘇生:DNR、DNAR、DNHの意味
2 終末期の蘇生の成功率に関するエビデンス
3 リビングウイル、アドバンスディレクティブ、
エンドオブライフディスカッション
4 蘇生の意思決定に関するエビデンス:
英語圏での実証研究
5 意思決定の深い話:いろいろなバイアス
6 終末期について話し合うことと患者・家族のQOLの
強い関係
7 終末期の話をすることの医師-患者関係への影響
8 早期からの緩和ケアは、
「早期からの終末期の意思決定」?
2 死亡前後に生じる苦痛の緩和についてのエビデンス
1 呼吸困難
1 呼吸困難という症状?疫学
2 モルヒネの適応になる病態:
なんでもかんでもモルヒネではない
3 モルヒネが効くというエビデンスの意味:
「死亡直前」ではない患者
4 呼吸困難に対するモルヒネの安全性
5 看取りの時期の呼吸困難
6 呼吸困難のケア・非薬物療法
2 せん妄:死亡直前の意識障害
1 そもそも終末期の意識混濁は「病気」なのか
2 せん妄の診断基準:操作診断の意味
3 terminal restlessness(身の置き所のなさ)と
terminal anguish
4 せん妄の予防はできるのか?
5 せん妄はつらいのか?
6 終末期の幻覚と臨死意識:お迎え体験
7 死亡直前期にもありうるちょっとしたせん妄の改善
8 家族のせん妄体験と精神的負担
9 家族はせん妄の何を体験しているのか?
10 家族自身の感情
11 せん妄についての家族の意味づけ:
家族はせん妄を何だと思っているのか?
12 家族が望む医師・看護師の態度:
私たちは何をするべきか?
13 パンフレットによる介入研究
14 薬物療法
15 非薬物療法の効果
3 気道分泌:死前喘鳴(ゴロゴロ)
1 死前喘鳴(death rattle)と
気道分泌亢進(bronchial secretion)
2 薬物療法:抗コリン薬のエビデンス
3 死前喘鳴に対する家族の体験と希望するケア
4 パンフレット
4 看取りのパス:エビデンスと教訓
1 看取りの薬物治療をパス化しようという考え
2 comfort order setの実例
3 comfort order setのエビデンス
4 Liverpool Care Pathway:2013騒動の教訓
5 Liverpool Care Pathway:
ランダム化比較試験のエビデンス
3 望ましい看取り方についてのエビデンス
1 望ましい看取り方:医師と看護師がするべきこと
1 死亡確認前後
2 日本の遺族の研究からみるホスピスでの看取りの実際
3 家族からみた望ましい看取りかた:
国際的にもほぼ唯一の「実証」研究
4 望ましい看取り方の文化差
5 間に合う・間に合わないかのエビデンス
6 死亡「後」の話…エンゼルメイク