西欧精神医学背景史

出版社: みすず書房
著者:
発行日: 2015-11-25
分野: 医学一般  >  医学史
ISBN: 9784622079705
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商品紹介

古代ギリシアから中世の魔女狩りを経て、市民社会の成立へ。ヒポクラテース、ガレノスからブールハーフェ、ピネル、そしてフロイト――幾多の分水嶺を持ちながら現代に至る精神医学の流れを、西欧の宗教的倫理観・人間観との関連の中で縦横無尽に論じたユニークにして驚嘆すべき幻の書。キリスト教と意識概念との関連、1970年代以後の動向についての一文を新たに付す。

目次

  • 西欧精神医学背景史

    ―目次―

    1 古代ギリシア
    2 ギリシア治療文化の外圧による変貌
    3 ヘレニズムに向かって
    4 ローマ世界とその滅亡
    5 中世ヨーロッパの成立と展開
    6 魔女狩りという現象
    7 魔女狩りの終息と近代医学の成立―オランダという現象
    8 ピネルという現象―一つの十字路
    9 ヨーロッパ意識の分利的下熱
    10 ピューリタニズムと近代臨床
    11 フランス革命=第一帝政時代と公式市民医学の成立
    12 啓蒙君主制下の近代臨床建設
    13 新大陸の“近代”
    14 大学中心の西欧公式精神医学
    15 力動精神医学とその反響
    16 19世紀の再展望と20世紀における変化
    17 西欧“大国”の精神医学
    18 西欧“小国”の精神医学
    19 ロシアという現象
    20 “向精神薬時代”と巨大科学の出現
    21 神なき時代の西欧精神医学
    22 ヨーロッパという現象

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