脊髄腫瘍の臨床 厳選41症例から示す治療戦略

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2016-02-01
分野: 臨床医学:外科  >  整形外科学
ISBN: 9784840456197
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商品紹介

脊髄腫瘍のタイプ別に41症例を厳選し、その治療の実際を紹介。そのうち35症例では、画像所見・手術所見をまとめたWEB動画を収録し,動画でも治療戦略を学ぶことができる。またClinical questionでは臨床での疑問に徹底的に答え、脊髄腫瘍にかかわる医師の必携の1冊となっている。

目次

  • 脊髄腫瘍の臨床 厳選41症例から示す治療戦略

    ―目次―

    【第1章 基本23症例】
    <I 髄内腫瘍>
    〔a|上衣腫〕
    ◆case 01 肉眼的全摘出術を行った頚椎部上衣腫の1例
    ◆case 02 可及的摘出術にとどめた胸椎部上衣腫の1例
    ◆case 03 頚髄上衣腫にて手術を行った1例
    〔b|海綿状血管腫〕
    ◆case 04 初回出血後に腫瘍摘出術を行った髄内海綿状血管腫の1例
    ◆case 05 髄内海綿状血管腫で再出血を起こした1例
    ◆case 06 髄内海綿状血管腫の出血後,回復期に腫瘍を摘出した1例
    〔c|血管芽腫〕
    ◆case 07 頚椎部に生じた髄内血管芽腫の1例
    ◆case 08 髄内病変と髄外病変を有する胸椎部血管芽腫の1例
    ◆case 09 長大な脊髄空洞を伴った血管芽腫の1例
    〔d|星細胞腫〕
    ◆case 10 頚椎部に生じた巨大な星細胞腫の1例
    ◆case 11 術後3ヵ月で腫瘍播種を認め,化学療法および
          放射線療法を施行した脊髄星細胞腫の1例
    〔e|転移性腫瘍〕
    ◆case 12 肺腺癌の転移性髄内腫瘍を発症した1例
    ◆case 13 乳癌手術18年の後に再発した転移性脊髄髄内腫瘍の1例
    <II 髄外腫瘍>
    〔f|神経鞘腫〕
    ◆case 14 神経鞘腫:第12胸椎レベルの1例
    ◆case 15 胸髄に発生した神経鞘腫の1例
    〔g|髄膜腫〕
    ◆case 16 胸髄を前側方より圧排する髄膜腫の1例
    ◆case 17 両下肢の神経症状が1年以上診断されなかった
          胸椎髄膜腫の1例
    〔h|神経線維腫〕
    ◆case 18 神経線維腫症II型に合併した髄外腫瘍
    〔i|転移性腫瘍〕
    ◆case 19 転移性脊椎腫瘍(肺腺癌)
    <III 血管性腫瘍>
    〔j|AVF〕
    ◆case 20 L2高位にshunting pointをもつ脊髄硬膜AVF
    ◆case 21 脊髄辺縁部(perimedullary)AVF
    ◆case 22 血管内塞栓治療が奏功したAVF の1例
    〔k|AVM〕
    ◆case 23 外科的に切除した髄内AVMの1例

    【第2章 脊髄腫瘍 クリニカルクエスチョン】
    ◆01 分類・頻度(名古屋脊椎グループでの統計)
    ◆02 脊髄腫瘍の悪性度はどのように決まるのか
    ◆03 脊髄髄内腫瘍摘出の難易度はどこで決まるのか
    ◆04 術中脊髄機能モニタリングの実際
    ◆05 椎弓切除を短時間で済ませる方法
    ◆06 上手な脊髄正中切開法とは
    ◆07 腫瘍と正常組織の境界は
    ◆08 神経根は切断しても大丈夫か
    ◆09 術中の脊髄への牽引圧迫はどの程度まで許されるか
    ◆10 脊髄への進入路はどう選ぶのか
    ◆11 脊髄海綿状血管腫の扱い方
    ◆12 脊髄髄膜腫の扱い方
    ◆13 脊髄空洞のある腫瘍はどのように進入するか
       (上衣腫を例にして)
    ◆14 再発髄内腫瘍摘出の成功のポイント
    ◆15 患者の術前の要望をどのように受け止めて対応するか
    ◆16 脊柱の再建方法は
    ◆17 手術前の準備は
    ◆18 手術中の配慮は
    ◆19 手術後の対応は
    ◆20 脊髄腫瘍術後の痛みの評価と薬物治療
    ◆21 脊髄腫瘍の手術成績(髄内腫瘍と硬膜内髄外腫瘍)
    ◆22 反省すべき症例から得た教訓は
    ◆23 髄内腫瘍ワンポイントアドバイス
       (髄内腫瘍腹側にある栄養動脈の止血)
    ◆24 小児の脊髄髄内腫瘍(手術後の長期経過観察)

    【第3章 治療困難例18症例】
    ◆case 24 海綿状血管腫による腫瘍内出血により
          両下肢完全麻痺となった1例
    ◆case 25 初回出血で完全麻痺となった海綿状血管腫の1例
    ◆case 26 宗教的輸血拒否の頚髄海綿状血管腫症例
    ◆case 27 異常血管のような海綿状血管腫
    ◆case 28 髄内出血で発症し,待機的に手術を行った
          小児脊髄髄内動脈瘤の1例
    ◆case 29 術前診断に難渋した硬膜外海綿状血管腫症例
    ◆case 30 von Hippel-Lindau 病に伴う脊髄血管芽腫の1例
    ◆case 31 他院で摘出を断念された血管芽腫の1例
    ◆case 32 脊髄軟膜に癒着し,髄外に存在した血管芽腫
    ◆case 33 脊髄円錐部に発生した嚢腫
    ◆case 34 術後髄液漏が生じた上衣腫再発の1例
    ◆case 35 再発上衣腫に対し,再手術を施行した1例
    ◆case 36 粘液乳頭状上衣腫:完全切除が困難であった1例
    ◆case 37 初回生検から11年後に再生検し確定診断を得た
          星細胞腫の1例
    ◆case 38 急速な転帰をたどった星細胞腫症例
    ◆case 39 放射線・化学療法にて神経症状が回復するも,
          腫瘍再増大をきたした退形成性上衣腫の1例
    ◆case 40 原発性の扁平上皮癌と診断した1例
    ◆case 41 von Hippel-Lindau 病に発生した2種類の脊髄腫瘍

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 基本23症例

P.17 掲載の参考文献
P.21 掲載の参考文献
P.24 掲載の参考文献
1) 河本圭司ほか. 脳腫瘍臨床病理カラーアトラス第3版. 日本脳腫瘍病理学会編. 東京, 医学書院, 2009, 52-5.
2) Jeffrey, S. et al. Diagnostic Imaging : SPINE 2nd ed. Salt Lake, Amirsys Publishing, 2010, V1, 116-9.
P.28 掲載の参考文献
P.36 掲載の参考文献
P.40 掲載の参考文献
P.44 掲載の参考文献
P.48 掲載の参考文献
P.52 掲載の参考文献
P.55 掲載の参考文献
1) 河本圭司ほか. 脳腫瘍臨床病理カラーアトラス第3版. 日本脳腫瘍病理学会編. 東京, 医学書院, 2009, 18-30.
2) Jeffrey, S. et al. Diagnostic Imaging : SPINE 2nd ed. Salt Lake, Amirsys Publishing, 2010, V1, 112-5.
P.58 掲載の参考文献
P.62 掲載の参考文献
2) 日本病理学会編. 日本病理剖検輯報第39輯. 1997, 1192-3.
4) 六角高祥ほか. 乳癌脊椎転移手術の検討. 整形外科と災害外科. 53 (4), 2004, 777-83.
5) 長戸重幸ほか. 乳癌手術後10年を経て孤立性に脊髄髄内へ転移した1例. 脊髄外科. 12 (2), 1998, 203-8.
6) 山崎彩ほか. 硬膜および硬膜内髄外転移と考えられた乳癌の1例. 東日臨整外会誌. 4, 1992, 258-61.
P.69 掲載の参考文献
P.74 掲載の参考文献
P.78 掲載の参考文献
2) 小澤浩司. 髄外腫瘍・馬尾腫瘍の画像診断. MB Orthopaedics. 24 (11), 2011, 169-77.
4) 久保田紀彦. "Psammomatous meningioma". 脳腫瘍臨床病理カラーアトラス第3版. 日本脳腫瘍病理学会編. 東京, 医学書院, 2009, 108.
P.81 掲載の参考文献
1) 難病情報センター. 神経線維腫症II型. http://www.nanbyou.or.jp/entry/275 (2015年8月12日アクセス).
P.85 掲載の参考文献
P.90 掲載の参考文献
P.96 掲載の参考文献
1) 飛騨一利ほか. 各タイプ別脊髄動静脈奇形に対する集学的治療. 脳神外ジャーナル. 20 (1), 2011, 20-8.
P.99 掲載の参考文献
1) 飛騨一利ほか. 各タイプ別脊髄動静脈奇形に対する集学的治療. 脳神外ジャーナル. 20 (1), 2011, 20-8.

第2章 脊髄腫瘍 クリニカルクエスチョン

P.104 掲載の参考文献
P.106 掲載の参考文献
1) Burger, PC. et al. "Spinal meninges, spinal nerve roots, and spinal cord". Surgical pathology of the nervous system and its coverings, 4th ed. Burger, PC. et al. New York, Churchill Livingstone, 2002, 527-78.
3) 脳腫瘍取扱い規約作成委員会. "病理組織学的分類・カラーアトラス". 脳腫瘍取扱い規約 第3版. 日本脳神経外科学会・日本病理学会編. 東京, 金原出版, 2010, 88-170.
P.109 掲載の参考文献
P.113 掲載の参考文献
P.115 掲載の参考文献
P.117 掲載の参考文献
1) 三井公彦. 脊髄後正中中隔進入法の検討. 脳神経外科. 15 (12), 1987, 1273-80.
2) 三井公彦. "脊髄後正中中隔進入法の検討, 追補". 解剖を中心とした脳神経手術手技 第3巻. 解剖を中心とした脳神経手術手技編纂委員会編. 東京, 医学書院, 1999, 42-3.
P.119 掲載の参考文献
1) Burger, PC. et al. "Spinal meninges, spinal nerve roots, and spinal cord". Surgical pathology of the nervous system and its coverings, 4th ed. Burger, PC. et al. New York, Churchill Livingstone, 2002, 527-78.
2) 中里洋一. "Gliomatosis cerebri の病態". Annual Review神経 2008. 柳澤信夫ほか編. 東京, 中外医学社, 2008, 142-51.
3) 橋詰良夫. 血管内リンパ腫の病理. Brain Nerve. 63 (5), 2011, 459-66.
P.121 掲載の参考文献
1) 松山幸弘. "胸椎部砂時計腫の摘出術-後方進入法". 脊椎脊髄の手術 第II巻. 戸山芳昭ほか編. 東京, 三輪書店, 2015, 532-8.
2) 小澤浩司. 脊髄腫瘍-各腫瘍の概説ならびに手術手技のポイント 神経鞘腫. 脊椎脊髄ジャーナル. 22 (1), 2009, 68-76.
P.123 掲載の参考文献
1) 金彪. "髄内腫瘍の摘出術". 脊椎脊髄の手術 第II巻. 戸山芳昭ほか編. 東京, 三輪書店, 2015, 490-7.
2) 花北順哉. "脊髄腹側部腫瘍の摘出術-後側方進入法". 脊椎脊髄の手術 第II巻. 戸山芳昭ほか編. 東京, 三輪書店, 2015, 480-9.
P.125 掲載の参考文献
1) 三井公彦. 脊髄後正中中隔進入法の検討. 脳神経外科. 15 (12), 1987, 1273-80.
2) 清水曉ほか. 脊髄髄内進入法-前方法. 脊椎脊髄ジャーナル. 17 (5), 2004, 566-8.
P.127 掲載の参考文献
P.130 掲載の参考文献
1) Russell, DS. et al. Pathology of tumours of the nervous system, 5th ed. London, Edward Arnold, 1989, 452-506.
P.141 掲載の参考文献
1) 見松健太郎ほか. Micro bone sawによる頚椎椎弓切除. 整外最小侵襲術誌. 22, 2002, 16-20.
P.145 掲載の参考文献
1) 徳橋泰明ほか. "術後髄液漏に対する経皮的くも膜下ドレナージ". 徳橋泰明ほか編. 脊椎脊髄術中・術後のトラブルシューティング 第2版. 東京, 三輪書店, 2014, 196-200.
P.148 掲載の参考文献
2) 日本ペインクリニック学会 神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン作成ワーキンググループ編. 神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン. 東京, 真興交易医書出版部, 2011, 20.
P.150 掲載の参考文献
P.152 掲載の参考文献
1) 安藤哲朗. 脊髄鉛筆状軟化の臨床例. 脊椎脊髄ジャーナル. 21 (5), 2008, 627-35.
2) 寺江聡. 非腫瘍性髄内病変と髄内腫瘍との鑑別および治療 : 脊髄の感染性および炎症性疾患. 脊椎脊髄ジャーナル. 15 (3), 2002, 187-200.
P.154 掲載の参考文献
1) Shimizu, S. et al. "Pial and vascular surgical anatomy in the anterior median fissure of the spinal cord." First Interdisciplinary World Congress on Spinal Surgery and Related Disciplines. Brock, M. et al. (eds.) Bologna, Monduzzi Editore, 2000, 739-43.
2) 三井公彦ほか. 脊髄髄内腫瘍手術における脊髄前方の微小外科解剖と手術の実際. 脳神経外科. 44 (1), 2016, (印刷中).
P.157 掲載の参考文献

第3章 治療困難例18症例

P.164 掲載の参考文献
1) 吉原永武ほか. 脊髄髄内腫瘍の神経学的治療成績-良性髄内腫瘍を中心に. 臨整外. 41 (3), 2006, 213-22.
2) 高橋宏ほか. 脊髄髄内腫瘍. 脊椎脊髄ジャーナル. 19 (6), 2006, 559-66.
P.171 掲載の参考文献
1) 後迫宏紀ほか. エホバの証人に対する脊椎手術. Journal of spine research : official journal of the Japanese Society for Spine Surgery and Related Research. 6 (7), 2015, 1186-9.
P.174 掲載の参考文献
1) 青山剛ほか. 脊髄腫瘍-各腫瘍の概説ならびに手術手技のポイント 血管系腫瘍-hemangioblastoma, cavernous angioma. 脊椎脊髄ジャーナル. 22 (1), 2009, 62-7.
P.178 掲載の参考文献
P.182 掲載の参考文献
P.190 掲載の参考文献
1) 柳下章. "脊髄髄内腫瘍-血管芽腫". エキスパートのための脊椎脊髄疾患のMRI. 柳下章編. 東京, 三輪書店, 2004, 168-72.
3) 青山剛ほか. 血管系腫瘍-hemangioblastoma, cavernous angioma. 脊椎脊髄ジャーナル. 22 (1), 2009, 62-7.
P.193 掲載の参考文献
1) 青山剛ほか. 脊髄腫瘍-各腫瘍の概説ならびに手術手技のポイント 血管系腫瘍-hemangioblastoma, cavernous angioma. 脊椎脊髄ジャーナル. 22 (1), 2009, 62-7.
P.196 掲載の参考文献
P.203 掲載の参考文献
P.207 掲載の参考文献
P.210 掲載の参考文献
P.214 掲載の参考文献
P.219 掲載の参考文献
P.222 掲載の参考文献
P.227 掲載の参考文献
2) 青山剛ほか. 脊髄腫瘍-各腫瘍の概説ならびに手術手技のポイント 血管系腫瘍-hemangioblastoma, cavernous angioma. 脊椎脊髄ジャーナル. 22 (1), 2009, 62-7.

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