著者は元資生堂研究者で効能評価と皮膚測定のスペシャリスト。化粧品を考えるうえで必要な品質特性は安定性、使用性、安全性、有用性です。近年、化粧品の効能・効果を化学的な指標によって評価し、より有用な化粧品を開発しようとする試み(有用性研究)は皮膚科学や皮膚計測工学の発展によって大きく変化してきています。またサプリメント等の食品でも効能を謳うにあたりさまざまな評価が行われています。本書では化粧品や承継品の有用性研究に役立つ効能評価技術や皮膚測定の実際などについてフルカラーでわかりやすく解説しています。