動きながら考える! 内科救急診療のロジック

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2016-03-10
分野: 臨床医学:一般  >  救命/救急
ISBN: 9784525410810
書籍・雑誌
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3,850 円(税込)

商品紹介

内科救急診療を難しいと感じさせる一因である,複雑に絡み合った病態を分解し,わかりやすく診療を行うためのシステマティックなアプローチ(ロジック)を紹介した意欲作.リアルな症例を読み進めるうちにロジックを習得できる構成となっている.救急外来や内科救急診療を頑張りたい研修医・若手医師に最適の書籍.

目次

  • 動きながら考える! 内科救急診療のロジック

    ―目次―

    I. 総論
     1.内科救急診療のロジック
     <行動編>
      0.Preparation
      1.Pre-Primary survey
      2.Primaray survey
      3.初期検査提出
      4.Secondary survey
    5. 追加検査提出、治療介入
     <思考編>
      1.プロブレムを列挙する(List up)
      2.プロブレムの優先順位づけをする(Prioritization)
      3.鑑別診断を考え、プロブレムを統合する(Grouping)
      4.各グループに対して必要な治療を開始し、
        入院の必要性の判断を行う(Disposition)
    * Advanced:Grouping後のプロブレムについて見解を述べる

     2.ERで必要なスキル
     <血液ガスの解釈>
      1.覚えなければならない“4つの基準値”と“3つの公式”
      2.anion gap(AG)を用いた血液ガス解釈法
     <エコー検査>
      1.RUSH examのエッセンス
      2.本書におけるエコー検査の活用法

    II. 各論
     イントロダクション
     ●シナリオ1「きつくて動けない」
      水源地を探せ!─病態の上流までさかのぼる
      (搬送依頼)59歳,女性.4日前より食欲低下し,動けない.
     ●シナリオ2「心窩部痛・ふらつき」
      何に着目すべきか?
      ─high yield symptomを見つけ鑑別を絞り込む
      (搬送依頼)70歳,男性.本日より心窩部痛,嘔吐.
            起立時のふらつき.
     ●シナリオ3「呼吸困難」Part 1
      急がば回れ!
      ─システマティックなアプローチで致死的疾患を拾いあげろ!
      (搬送依頼)70歳,女性.呼吸困難.
            救急隊が自宅へ到着時は,SpO2:88%と低下.
     ●シナリオ4「側腹部痛」
      検査結果に翻弄されるな!─手持ちの武器の特徴を知る
      (搬送依頼)61歳,女性.3日前からの左側腹部痛.
            バイタルサインは安定.
     ●シナリオ5「つじつまが合わない」
      ERですべきことは何か?─診断の確定に固執しない
      (搬送依頼)80歳,男性.
            本日起床時より発言のつじつまが合わない.
     ●シナリオ6「屋内で低体温」
      思考の早期閉鎖に陥るな!
      ─診断に違和感がないか常に検討せよ
      (搬送依頼)82歳,女性.自宅内で倒れて動けなくなっている
       のを家族が発見し,救急車を要請.呼びかけで開眼するが,
       すぐに傾眠となる.血圧は110/45mmHg,脈拍は30〜40回/分.
       体温は腋窩で測定不能(体は非常に冷たい).
     ●シナリオ7「呼吸困難」Part 2
      いつでも“動きながら考える”─超重症例でも行動と思考を
      使い分け,局面を冷静に俯瞰する
      (搬送依頼)55歳,男性.近隣の精神科病院から救急転院搬送
       依頼.本日夕方より呼吸状態悪化.SpO2:88%(室内気),
       酸素5L/分の投与でSpO2:92%

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