外傷処置・小手技の技&Tips

出版社: メジカルビュー社
著者:
発行日: 2016-06-10
分野: 臨床医学:内科  >  腎臓
ISBN: 9784758313704
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商品紹介

外来処置は,限られた時間をどれだけ有効に使えるかがカギとなる。一生懸命時間をかけて処置を行うことと,その結果(患者の満足度)は,必ずしもイコールではない。本書は,外科医が日々行っている手技を「皮膚縫合と抜糸」,「麻酔と小手術」,「外傷処置」の3章に分け,それぞれの具体的なシチュエーションをあげ,よりはやく,要領よく進めるコツをわかりやすく紹介。さらに,形成外科的視点から,患者の整容も含め,きれいに仕上げるためのポイントも解説している。

目次

  • 外傷処置・小手技の技&Tips

    ―目次―

    I章 皮膚の縫合法
     01 創傷治癒の大前提と「傷あと」
        表皮は再生し真皮は修復される
     02 皮膚表面を合わせる意義(一次治癒)
        すっきり創治癒&肥厚性瘢痕予防
     03 基本的な皮膚縫合&きれいな「傷あと(瘢痕)」
        にならないパターン
     04 皮膚の縫合法は,人・部位・状況を考えて
     05 真皮縫合の最大の功績は,表層縫合で
        強く締める必要がないことである
     06 長い縫合糸痕,傷直し手術にも大きな悪影響
     07 きれいさより安全 荷重部は太めの糸で結節縫合し,
        抜糸も遅めに
     08 真皮縫合は浅くかけすぎない
     09 真皮縫合が寄らない理由は真皮と脂肪にあり
     10 真皮,脂肪のトリミングは引っ張らないで
     ほか
     
    II章 手術
     22 局所麻酔はエピネフリン(E)入りで 8 分待つ
     23 局所麻酔は神経走行の中枢側から皮下にゆっくり注射する
     24 眼瞼の局所麻酔は 30G で針先を進めない+激冷えガーゼ
     25 鼻の局所麻酔は,2.5mL ロック付き注射器で
     26 小手術は,全身麻酔でE入りキシロカインを併用(特に小児)
     27 小手術は,モノポーラではなくバイポーラを使う
        (特に一人手術)
     28 器械(電気メス)などの準備は後!デザインと局所麻酔が先!
     29 穴あきディスポ覆布のシールは全周貼らない
     30 手術後の瘢痕は医師の責任 切開の部位と方向に配慮しよう
     31 穴あき滅菌覆布は穴をアレンジして=森も木も見よう
     ほか
     
    III章 外傷に対する処置
     47 創処置,部位によってゴールデンタイムは異なる
     48 顔面外傷,真皮縫合の適応あり
        しない場合は小さいバイトで一層縫合
     49 顔面の挫滅創,組織が取れそうでも,洗浄して,
        まずは元の場所に縫合
     50 口唇貫通創は,皮膚側だけ縫合する
     51 耳介外傷は,まず耳輪をしっかり合わせる
     52 小児でよくある前額・下顎の裂創,テープ固定の利点
     53 頭皮裂創,毛根部の止血は最少限にして,
        スキンステイプラーで縫合
     54 指尖皮膚欠損,電気メスでの焼灼止血しない,
        皮膚があれば乗せておく
     55 指尖切断,高さ 7mm 以内なら生着しうる
        安全重視なら脂肪除去&植皮で
     56 指の外傷,焼灼止血しないで縫合
     ほか
     
    IV章 手術が上達する秘訣
     67 最初から最後までシミュレーションして手術に臨もう
     68 手術手技は組織との対話である
     69 手術の助手は,頭の中では自分が術者で一緒に手術
     70 世の中でいわれていることの再検証

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