師長の臨床

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2016-08-15
分野: 看護学  >  看護管理
ISBN: 9784260027946
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商品紹介

師長だからできる「看護」がある。患者に触れ、言葉を交わし、今必要なケアを考える。看護師の実践を客観視し、ケアの質を保証するために「看護」をマネジメントする。師長の実践こそが、病棟を変えていく。師長の臨床実践を見つめてきた著者が捉えた、新しい師長像。

目次

  • 師長の臨床

    ―目次―

    序章 師長は優れた「実践家」である
    『変革期の婦長学』再考−切り離される看護実践と看護管理
    「実践家」としての私が取り組んだ最初の研究−婦長への期待
    看護師長は豊かな看護実践力を持つ−師長の実践
    認定看護管理者教育の光と影
    今,師長のなすべきこと
    師長の実践−その「知」を言葉にすることの必要性

    第1章 病棟の実践を変える,イノベーティブな師長たち
     1.なぜ「師長」をテーマとするか
       キャリアを重ねながら深まった「師長」への関心
     2.師長の臨床実践を読み解く
       知の身体性
       生きることは考えること
        −患者が考える時間を見守り続け
         患者の可能性の芽を伸ばす
       経験(受動)から引き出される能動的な振る舞い
        −患者の怒りやいらだちを受けとめながら,
         患者と看護師に能動的に向き合う
     3.看護学とは,臨床の知とは,何か
       看護学の拡がりと汎用性
       科学の知と臨床の知
       師長の仕事と臨床の知

    第2章 イノベーティブな看護管理
     1.師長とイノベーション
       師長に求められる,社会の変化に対応した実践
       師長としての実践に潜むイノベーション
     2.師長の行うイノベーションモデル
       イノベーションモデルの構成要素
       師長の役割遂行に必要な能力
       師長が行うイノベーション
        −師長が看護師と共に成し遂げた取り組み
     3.イノベーションの機会
       改めて,イノベーションとは
       師長と共に考えるイノベーションの機会
     4.看護管理学と看護職生涯発達学の融合
       2つの学問の融合,そこに至るまでの過程
       看護管理学と看護職生涯発達学の根源にあるもの

    第3章 文学に潜む,看護の知の水脈から探究する師長の臨床
     1.看護の知の水脈
     2.『闘』の中に描かれる師長
       『闘』が書かれた時代
       付き添い婦の視点から『闘』に描かれた師長
     3.『吉里吉里人』に描かれる師長
      『吉里吉里人』の概要
       湊タヘのキャリア
       湊タヘの看護管理−効率よく本来の仕事をするために
       高額な給与と看護職の育成
       湊タヘの看護管理は実現可能か
     4.『わたしをみつけて』に描かれる師長
       藤堂師長の看護実践
       藤堂師長の看護実践に流れる知の水脈
       准看護師,山本弥生の知の水脈
     5.知の水脈として受け継がれる「いのちに働きかけること」

    第4章 新しい師長像を求めて
     1.師長が担う看護管理の目的
       管理者である前に「看護師である」ということ
       「患者や家族にとって必要なケアの保証」こそが,
    師長の責務である
       看護師をマネジメントする
       看護師を育成・支援する
       看護師として,師長の仕事を表現する自分の言葉を持とう
     2.『変革期の婦長学』の問いから考える,新しい師長像
       3つの認定制度と,キャリアの選択肢の拡がり
       教員,臨床看護師,主任,師長を経験して見えてきたもの
       『変革期の婦長学』からの問い
       看護師のキャリア形成−臨床看護を極めた先にあるもの

    おわりに
     看護とは何か
     問われる臨床看護の専門性
     からだに働きかけるということ

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