がん診療においては、典型的ながん種・副作用・病態の患者ばかりが受診してくるとは限らないない。ときには、これまでのがんの解説書には掲載されていないような“Uncommon”なケースに遭遇してしまうこともある。そのようなとき患者にどう説明し、どう治療を行うべきか、誰も教えてはくれなかった。本書は、国立がん研究センター 希少がんセンターの叡智を結集し、このような“Uncommon”なケースに遭遇してしまった場合の知っておくべき知識・対処法を、具体的かつ簡潔に解説している。すべてのがん診療を行う医師必携の書である。