地域包括ケアってなあに? 地域で見守る認知症

出版社: 医学と看護社
著者:
発行日: 2016-03-31
分野: 臨床医学:内科  >  老人医学
ISBN: 9784906829675
電子書籍版: 2016-03-31 (第1版第1刷)
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商品紹介

国は重度要介護状態となっても、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を推進していますが、各自治体は、果たしてどこから手を付けてよいか途方に暮れているか試行錯誤を繰り返しているのが現状です。砂川市は北海道の中央部に位置する小さな地方都市です。認知症対策として砂川市立病院では2004年に「もの忘れ専門外来」を開設し、認知症の啓発や介護職支援に取り組み、医療と介護の連携を進めてきました。砂川市のこれまでの地域包括ケアへの取り組みは、全国各地域における地域包括ケア実現のための心強いモデルとなるものです。

目次

  • 地域包括ケアってなあに? 地域で見守る認知症

    ―目次―

    1章 地域で高齢者を見守る・支えるしくみづくり
       ―砂川市高齢者いきいき支え合い条例と地域の見守り活動―
     1)孤独死の報道
     2)見守りが必要な高齢者と関係者間の情報共有
     3)町内会に対する高齢者情報の提供
     4)町内会に個人情報を提供するということ
     5)地域高齢者見守り事業
     6)本人同意事項表を用いた効率的な見守り
     7)訪問した高齢者は1,161人(1年6ヵ月間の成果)
     8)地域高齢者見守り事業の課題
     9)重層的な見守り体制の構築といきいき活動
     10)すべての市民が高齢期を迎えてもいきいきと暮らせる
        地域社会の実現を目指して
        〜砂川版地域包括ケアシステムの構築に向けて〜

    2章 認知症初期集中支援チーム
     1)認知症初期集中支援チームの目的
     2)認知症初期集中支援チームの流れ
     3)砂川市認知症初期集中支援チームの特徴
     4)支援チームの稼働にあたり重要なこと
     5)砂川市認知症初期集中支援チームの流れ
     6)実際の活動状況
     7)診断結果と重症度
     8)迅速な対応が必要であった事例
     9)今後の課題
     10)最後に…認知症初期集中支援チームのチーム員として思うこと

    3章 支えあい連携手帳(認知症地域連携パス)による連携の可能性
     1)パスといえば
     2)地域連携クリティカルパス
     3)ケアパス
     4)認知症地域連携パス
     5)手帳の目的
     6)支えあい連携手帳の発行
     7)手帳
     8)最初のパス
     9)手帳の普及
     10)施設でも利用
     11)使い勝手アンケート調査
     12)全道展開
     13)内科医の発想
     14)手帳の価値
     15)支えあい連携手帳から高齢者手帳へ

    4章 『砂川みまもりんく(地域包括ケアネットワークシステム)』
         の構築
     1)『砂川みまもりんく』構築までの経過
     2)地域包括ケアネットワークシステム『砂川みまもりんく』概要
     3)システム稼働までの道のり
     4)稼働後
     5)システムの拡張性について
     6)まとめ

    5章 認知症支援ボランティア“ぽっけ”の活動
     1)認知症の家族が求めている支援とは何か?
     2)“ぽっけ”設立までの準備
     3)認知症支援ボランティア“ぽっけ”が誕生
     4)さあ活動の開始です
     5)受診付き添い支援の内容
     6)受診付き添い以外の様々な活動
     7)活動を継続するために
     8)利用者からの声
     9)ぽっけ会員からの声

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