認知症 医療の限界、ケアの可能性

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2016-04-01
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784840457620
電子書籍版: 2017-01-20 (電子書籍版)
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商品紹介

誰もがなりたくない「不治の病」と言われる認知症。精神科医として長年認知症と向き合い、医療の限界を悟った上野秀樹医師が、認知症の訪問診療という地道な活動から導き出した「認知症の人が暮らしやすい社会」のあり方について提案する。

目次

  • 認知症 医療の限界、ケアの可能性

    ―目次―

    【第1章 入院しなくても改善する認知症】
    ◆精神科病棟で出会った認知症の人
    ◆なぜ、認知症に精神科医療が必要なのか
    ◆切実な入院ニーズ
    ◆病院に連れて行けない認知症の人
    ◆精神科病院・認知症病棟の現実
    ◆認知症の訪問診療を始めた理由
    ◆開放病棟と認知症
    ◆海上寮での認知症診療の工夫
    ◆認知症の人に入院は向かない
    ◆医療の限界に気づくことができた
    ◆新しい認知症精神科訪問診療システムを目指して

    【第2章 上野流 認知症の理解と対応】
    ◆「治療可能な認知症」と「ふつうの認知症」
    ◆認知症に気づくポイント(1) 認知機能障害
    ◆認知症に気づくポイント(2) 生活障害
    ◆高齢者の日常生活自立度
    ◆認知症アセスメントシート―DASC-21
    ◆治療可能な認知症を見逃すな
    ◆三大認知症と主な症状
    ◆アルツハイマー型認知症
    ◆血管性認知症
    ◆レビー小体型認知症
    ◆「認知症」と「認知機能障害の原因があること」は違う
    ◆治療可能な認知機能障害を合併しているケース
    ◆せん妄が見られたときに考えなくてはならないこと
    ◆困った行動の背景にはせん妄状態があった
    ◆なぜ、せん妄状態になるのか
    ◆せん妄状態の見分け方と対応方法
    ◆せん妄状態を生じやすい薬物

    【第3章 「ユマニチュード」との出会い】
    ◆認知症における最大の問題はコミュニケーション障害
    ◆周囲から理解されにくい認知症の人の言動
    ◆行動・心理症状は周囲の人へのメッセージ
    ◆認知症の人にメッセージを伝える新手法
    ◆ユマニチュードとの出会い
    ◆「あなたは人間である」というメッセージを届ける
    ◆ユマニチュードの四つの柱
    ◆人として接することが革命的な違いを創り出す
    ◆人を人として見ること

    【第4章 認知症の人を社会全体で支えるために】
    ◆なぜ日本では認知症の人が多いのか?
    ◆戦前まで精神障害者は「私宅監置」されていた
    ◆認知症の人の隔離・収容が進んでいる
    ◆日本で問題となった差別的な法制度
    ◆画期的な報告書「今後の認知症施策の方向性について」
    ◆認知症初期集中支援チームの大切な役割
    ◆認知症初期集中支援チームの有効性
    ◆精神科訪問診療は必要な医療の宅配
    ◆新オレンジプランのよいところ、おかしなところ
    ◆「人として当然の思い」をあきらめてもらうのが入院
    ◆認知症の人を「お世話される存在」にしないケアを
    ◆認知症の人の支援はうつ病支援と同じ
    ◆「お世話される存在」にしない「おたがいさん」の支援
    ◆高齢者の力に子どもたちが感動
    ◆施設での「サービス」が「支配」となる現状
    ◆認知症の人が暮らしやすい社会は誰もが暮らしやすい社会
    ◆「家族が支える」から「社会が支える」へ
    ◆日本の社会関係資本の厚み

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