カナダで開発された救急患者緊急度支援システムであるCTAS(Canadian Triage and Acuity Scale)をもとに、日本版の緊急度支援システム「JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)」が開発され、その使用法を解説する『緊急度判定支援システム JTAS2012ガイドブック』が2012年に刊行されました。これまでに、日本全国で研修コースが開催され、総受講者数は7,000名を数えることとなりました。昨今、救急医療のみならず医療そのものも大きく変貌を遂げています。各地でのコースや実際の医療機関での導入経験、また数年ごとに改訂されているCTASを踏まえ、このたび「JTAS2017」として改訂を行いました。