科学者の発表倫理 不正のない論文発表を考える (電子書籍版)

出版社: 丸善出版
著者:
発行日: 2013-10-20
分野: 基礎・関連科学  >  基礎医学関連科学一般
ISBN: 9784621086544
電子書籍版: 2013-10-20 (電子書籍版)
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2,860 円(税込)

商品紹介

科学研究者の「論文発表の倫理」に焦点を絞り、その必要性を伝える。 本書は、公正な論文発表を目指す人々のための執筆ガイドとして、論文発表における不正行為(ミスコンダクト)の実態と影響を可視化して、ミスコンダクトは当事者の問題、研究者間の問題にとどまらないことを、具体例をあげながら解説してゆきます。

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 第1部 情報爆発への警告 - 論文における倫理とは ? -
  • 1. 不正行為から発表倫理へ
  • 1.1 ジョージタウン大学で
  • 1.2 はじまりは情報爆発から
  • 1.3 情報爆発から発表倫理へ
  • 1.4 新たに発生した問題
  • 1.5 発表倫理へのプライスの指摘
  • 2. 生物医学雑誌への統一投稿規程の誕生
  • 2.1 バンクーバーへ
  • 2.2 最初の会合場所は
  • 2.3 ヒュース博士へのメール
  • 2.4 誕生のエピソード
  • 2.5 初期の問題
  • 2.6 普通の声に耳を傾ける
  • 3. 必要な重複発表
  • 3.1 リーズ城での会議
  • 3.2 1982年の第2版と1984年の声明
  • 3.3 重複出版の現状をPubMedから見る
  • 3.4 重複出版論文の掲載誌に特徴はあるのか
  • 3.5 重複投稿を推奨する ?
  • 3.6 新たな課題の明確化
  • 第2部 論文の真の執筆者は誰か - 責任は誰に ? -
  • 4. イグ・ノーベル賞に見るオーサーシップ
  • 4.1 オーサーシップとは ?
  • 4.2 論文発表から見たオーサーシップ
  • 4.3 イグ・ノーベル文学賞, 多数著者と多産な著者
  • 4.4 オーサーシップの定義
  • 4.5 ノッティンガム会議での新提案
  • 4.6 オーサーシップをめぐる日本の状況
  • 5. ゴースト・オーサーシップの実態
  • 5.1 歴史のなかのゴースト・ライティング
  • 5.2 ゴーストからの誘い
  • 5.3 ゴースト・オーサーシップの実態
  • 5.4 定義を考える
  • 5.5 臨床試験結果の発表
  • 6. コレスポンディング・オーサーの役割
  • 6.1 コレスポンディング・オーサーの役割
  • 6.2 論文ねつ造事件から問われたコレスポンディング・オーサー
  • 6.3 コレスポンディング・オーサーは, 何番目の著者か ?
  • 6.4 統一投稿規程でどのように取りあげられているのか
  • 6.5 Nature Journalsが求めるコレスポンディング・オーサーの責務
  • 7. オーサーシップのグローバル化
  • 7.1 研究活動におけるグローバリゼーションの進行
  • 7.2 国際共著論文の増大
  • 7.3 国際共著関係マップ
  • 7.4 日本の国際共著リンク国の変化
  • 7.5 論文の生産数変化と国際共著関係
  • 第3部 公正さを欠く論文評価 - 論文の審査と発表における公正さを維持するためには ? -
  • 8. レフェリー・システムの限界
  • 8.1 日本医学雑誌編集者会議で
  • 8.2 編集者の積極性
  • 8.3 諸刃の剣
  • 8.4 Open peer reviewの提案
  • 8.5 親展文書と先取権競争への対応
  • 8.6 フィルターとしてのコレスポンデンス欄
  • 8.7 レフェリー・システムの改善へむけて
  • 9. ネガティブな研究結果は好まれない
  • 9.1 19世紀末の米国で
  • 9.2 論文発表から見た出版バイアス
  • 9.2.1 年次変化
  • 9.2.2 主要研究者 ( キーパーソン )
  • 9.2.3 主要掲載誌 ( キージャーナル )
  • 9.2.4 共出現するMeSHキーワードランク
  • 9.3 統一投稿規程とMeSHの定義
  • 9.4 出版バイアス問題に気づいた人々
  • 9.5 臨床試験と企業資金
  • 9.6 公共における知識の生産
  • 第4部 扱い基準のない撤回論文 - 実例で見る不正行為のボーダーラインは ? -
  • 10. 撤回声明から懸念表明へ
  • 10.1 研究知見の撤回声明
  • 10.2 不正は不幸なできごとか ?
  • 10.3 契機としてのスラツキー事件
  • 10.4 米国国立医学図書館の対応
  • 10.5 撤回論文と撤回公告の現状
  • 10.6 撤回措置の難しさと懸念表明
  • 11. 日本の論文検索サイト医中誌Webから見た撤回
  • 11.1 データベースの品質管理
  • 11.2 医中誌Webから撤回論文を検索する
  • 11.3 撤回の理由
  • 11.4 撤回記事は誰の名で記載されているか
  • 11.5 海外からの不正論文投稿
  • 11.6 エラータで良いのか
  • 11.7 求められること
  • 12. 米国の論文検索サイトPubMedから見た日本の撤回
  • 12.1 論文の撤回
  • 12.2 調査をどのように行ったのか
  • 12.3 撤回論文数をめぐって
  • 12.4 撤回理由
  • 12.5 撤回論文掲載誌と発表機関の特徴
  • 12.6 撤回理由を比較する
  • 第5部 生き残るために - 公正な研究・論文に必要なこととは ? -
  • 13. 利益相反 ( COI ) と産学連携
  • 13.1 学術研究の市場化
  • 13.2 科学政策と研究資金の変化
  • 13.3 バイ・ドール法と産学連携
  • 13.4 資金源から見た米国の生物医学研究
  • 13.5 日本の国立大学における外部資金獲得
  • 13.6 Conflict of Interestの意味
  • 13.7 論文数から見た利益相反
  • 13.8 発表倫理からのアプローチ
  • 14. インパクトファクターから読む学術雑誌出版
  • 14.1 インパクトファクター
  • 14.2 世界と日本の雑誌のIF値を見る
  • 14.3 日本誌は10年間にどう変化したか
  • 14.4 中国, 韓国, シンガポール, インド, オーストラリアとの比較
  • 14.5 IF値分布から見たエルゼビア, シュプリンガー, NPG社
  • 15. 研究公正局 ( ORI ) の役割
  • 15.1 研究公正局への道
  • 15.2 80年代のボルチモア・イマニシ = カリ事件
  • 15.3 研究公正局の形成と活動
  • 15.4 研究公正局から編集者へ
  • 15.5 不正論文に気づいたら
  • 15.6 訂正と撤回を知らせる
  • 欧文索引
  • 和文索引
  • 奥付

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この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1部 情報爆発への警告 - 論文における倫理とは ? -

P.9 掲載の参考文献
1) 山崎茂明. 文献スクリーニングの価値 : ケネディ記念倫理研究所図書館の活動. 薬学図書館 2002 ; 47 (1) : 1-5.
3) Price DJ de Solla (島尾永康訳). リトル・サイエンス ビッグ・サイエンス. 大阪 : 創元社 ; 1970 (原著 : Little Science Big Science. New York ; Columbia Univ. Press : 1963).
5) 作田英成. 余計な医学論文 : 重複出版とサラミ科学. 防衛衛生 1997 ; 44 (5) : 139-44.
6) 島尾永康. ファラデー. 東京 : 岩波書店 ; 2000.
7) 山崎茂明. パブリッシュ・オア・ペリッシュ. 東京 : みすず書房 ; 2007.
P.19 掲載の参考文献
1) International Committee of Medical Journal Editors (茂木富子, 重永敦訳). 生物医学雑誌投稿に関する統一規程. あいみっく 1991 ; 12 (3) : 16-25.
2) Huth EJ, Case C. The URM : twenty-five years old. Science Editor 2004 ; 27 (1) : 17-21.
6) O'Connor M, Woodford FP. (堀田康雄, 山下三郎, 大垣雅昭訳). 英語で科学論文を書く人のために. 東京 : 廣川書店, 1981.
11) O'Connor M. References in scientific publications. In : Editing Scientific Books and Journals. Tunbridge Wells : Pitman Medical Publishing, 1978 : 176-85.
15) Huth E. Editor, keep your ears open to the rest of the world. Science Editor 2007 ; 30 (4) : 131-3.
P.28 掲載の参考文献

第2部 論文の真の執筆者は誰か - 責任は誰に ? -

P.38 掲載の参考文献
2) Abrahams M. Ignobel Prizes : the Annals of Improbable Research. London : Orion Books ; 2003. p.375-89.
3) The world's most prolific chemists. Chemistry and Industry Feb 3, 1992. http://findarticles.com/p/articles/mi_hb5255/is_n3/ai_n28611339/ [accessed 2009-07-24]
4) Price DJ de Solla (島尾永康訳). リトル・サイエンス ビッグ・サイエンス. 大阪 : 創元社 ; 1970. p.169.
P.48 掲載の参考文献
2) Ziman J (松井巻之助訳). 社会における科学 (上). 東京 : 草思社 ; 1981. p.93.
3) Gusterson H. The death of authors of death. In : Biagioli M & Galison P., editors. Scientific Authorship. New York : Routledge ; 2003. p.281-307.
5) 山崎茂明. EBM時代の総合医学雑誌. EBMジャーナル 2004 ; 5 : 482-9.
9) Jones AH, McLellan F. Ethical Issues in Biomedical Publication. Baltimore : Johns Hopkins University Press ; 2000. p.15-7.
10) Iverson C. et al. AMA Manual of Style. 10th ed. New York : Oxford University Press ; 2007. p.132.
11) 今西二郎, 浦久美子 (訳). 医学英語論文の書き方マニュアル (原書10版). 京都 : 共和書院 ; 2010.
12) Mowatt G, Shirran L, Grimshaw JM, Rennie D, Flanagin A, Yank V, MacLennan G, Gφtzsche PC, Bero LA. Prevalence of honorary and ghost authorship in Cochrane reviews. JAMA 2002 ; 287 : 2769-71.
P.57 掲載の参考文献
1) 山崎茂明. Nature Medicine論文ねつ造の背景を考える. 化学 2005 ; 60 (12) : 36-9.
2) 山崎茂明. 韓国ES細胞ねつ造事件の全貌 : 発表論文からみた黄教授の不正行為. 化学 2006 ; 61 (4) : 16-21.
5) 医学雑誌編集者国際会議. 生物医学雑誌への統一投稿規程 : 生物医学研究論文の執筆と編集 (1) (2003年11月改訂版). 医学のあゆみ 2004 ; 210 (11) : 918-23.
6) International Committee of Medical Journal Editors. Uniform requirements for manuscripts submitted to biomedical journals : writing and editing for biomedical publication. Updated October 2007. http://www.icmje.org/2007_urm.pdf [accessed 2010-07-19]
8) American Physiological Society. Ethical Policies : Authorship. APS, 2013. http://www.the-aps.org/mm/Publications/Ethical-Policies [accessed 2013-05-18]
P.64 掲載の参考文献
1) National Science Board. Science and Engineering Indicators 2010. Arlington VA : National Science Foundation (NSB 10-01).
3) 山崎茂明, 魚住智美, 大泉怜子, 玉田あゆみ, 藤井理香, 柏木裕美子, 池本梨江子, 安達薫, 塩野谷元子, 小林美香, 寺井千恵, 小野田恵味. ステップマップから見たライフサイエンス10分野の特性. 情報管理 2000 ; 43 : 593-603.

第3部 公正さを欠く論文評価 - 論文の審査と発表における公正さを維持するためには ? -

P.74 掲載の参考文献
1) Anonymous. 論文著者, 査読システムの再考を. 日本医事新報 2009 ; 4449 : 15.
2) O'Conner M. Editing Scientific Books and Journals. Tunbridge : Pitman Medical Publishing ; 1978. p.35.
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4) Fox T. Crisis in Communication : the Functions and Future of Medical Journals. London : Athlone Press ; 1965.
8) Steneck NH (山崎茂明訳). ORI研究倫理入門. 東京 : 丸善, 2005.
9) Natureへの投稿案内 (2006年版). 東京 : NPG Nature Asia Pacific, 2006.
10) 医学雑誌編集者国際会議. 生物医学雑誌への統一投稿規程 : 生物医学研究論文の執筆と編集 (2) (2003年11月改訂版). 医学のあゆみ 2004 ; 210 : 997-1003.
11) 山崎茂明. 学術雑誌のレフェリー・システム. 科学 1989 ; 59 : 746-52.
12) Resources for Authors, http://www.bmj.com/about-bmj/resources-authors [accessed 2013-05-18]
P.84 掲載の参考文献
1) Fleming D. William H. Welch and the Rise of Modern Medicine. Baltimore : Johns Hopkins University Press, 1987, p.198-9.
2) 山崎茂明. EBMのためのMedlineデータベースとボルチモア・コクランセンターの協力. あいみっく 1998 ; 19 (4) : 15-9.
3) Ioannou A. Publication Bias : A Threat to the Objective Report of Research Results. 2009, http://www.eric.ed.gov/PDFS/ED504425.pdf [accessed 2010-09-01]
4) 医学雑誌編集者国際委員会. 生物医学雑誌への統一投稿規程 (2008年10月改訂版). In : 中山健夫, 津谷喜一郎 (編著). 臨床研究と疫学研究のための国際ルール集. 東京 : ライフサイエンス出版, p.2-23.
5) 松葉尚子, 木内貴弘, 津谷喜一郎. 臨床試験登録制. 医学のあゆみ 2005 ; 214 : 958-9.
10) Jones AH, McLellan F. Ethical Issues in Biomedical Publication. Baltimore : Johns Hopkins University Press, 2000, p.77-9.

第4部 扱い基準のない撤回論文 - 実例で見る不正行為のボーダーラインは ? -

P.94 掲載の参考文献
P.102 掲載の参考文献
2) 山崎茂明. 科学者の不正行為. 東京 : 丸善 ; 2002, p.45-50.
4) 廣谷速人. 論文のレトリック, 改訂第2版. 東京 : 南江堂 ; 2001, p.122.
5) 北川正路. 日本医学会分科会機関誌の編集の現状についてのアンケート調査報告. 2010年7月15日 ; 東京 : 第2回日本医学雑誌編集者会議 (JAMJE) 総会・第2回シンポジウム : シンポジウム. http://jams.med.or.jp/jamje/002jamje_08.html [accessed 2011-03-20]
P.112 掲載の参考文献

第5部 生き残るために - 公正な研究・論文に必要なこととは ? -

P.126 掲載の参考文献
1) Task Force on Research Accountability. Report on Individual and Institutional Financial Conflict of Interest. Association on American Universities, 2001.
3) Steneck N (山崎茂明訳). ORI研究倫理入門. 東京 : 丸善 ; 2005.
4) Rosenzweig RM. The Research Universities and their Patrons. Berkeley : University of California Press ; 1982, p.42.
5) Krimsky S. Science in the Private Interest. Lanham (MD) : Rowman & Littlefield Publishers ; 2003. p.28-33.
9) 文部科学省科学技術政策研究所第1調査研究グループ. 国立大学法人の財務分析. 東京 : 科学技術政策研究所 ; 2008. p.15.
11) 山崎茂明. パブリッシュ・オア・ペリッシュ. 東京 : みすず書房 ; 2007.
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1) 山崎茂明. インパクトファクターをめぐる議論 : 正しい理解と研究への活かし方. 情報管理 1998 ; 41 : 173-82.
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3) 山崎茂明. 科学の不正行為と出版倫理. 実験医学 2003 ; 21 (7) : 944-7.
4) Scheetz M. Promoting integrity through "Instructions to authors". In : Proceedings of the First ORI Research Conference on Research Integrity : Nov.2000. Bethesda : Office of Research Integrity ; 2001, p.285-93.

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