しくみからわかる 生命工学(電子書籍版)

出版社: 裳華房
著者:
発行日: 2015-02-10
分野: 基礎・関連科学  >  生命科学
ISBN: 9784785377205
電子書籍版: 2015-02-10 (ver.1.0)
電子書籍
章別単位で購入
ブラウザ、アプリ閲覧

3,410 円(税込)

商品紹介

医学・薬学や農学,化学,そして工学に及ぶ幅広い領域をカバーした生命工学の入門書.厳選した101個のキーワードを効率よく,無理なく理解できるように各項目を見開き2頁に収め,豊富な図で生命工学の基礎から最新技術までを詳しく解説する.

目次

  • 表紙
  • はじめに
  • 目次
  • 序章-1 生命工学の全体像
  • 序章-2 歴史が教える生命工学の意義
  • 1章 生命工学の基礎 [ 1 ] : 細胞, 代謝, 発生, 分化, 増殖
  • 1-1 生命の起源と生物進化プロセス
  • 1-2 細胞の構造と機能
  • 1-3 生体をつくる分子
  • 1-4 代謝と酵素 : 生命化学反応
  • 1-5 発生 : 動物が誕生するまで
  • 1-6 細胞の増殖と死
  • 1-7 細胞の分化と癌化
  • 細胞内の酵素活性はさまざまに調節される
  • 2章 生命工学の基礎 [ 2 ] : 遺伝子と遺伝情報
  • 2-1 染色体, ゲノム, 遺伝子
  • 2-2 DNAの構造 : 二重らせん
  • 2-3 細胞でのDNA合成 : 複製
  • 2-4 ウイルス : 感染して細胞を冒す
  • 2-5 ファージ : 細菌のウイルス
  • 2-6 細胞内に潜む, 非ゲノムDNA
  • 2-7 遺伝子の発現 : RNA合成「転写」
  • 2-8 オペロンとその利用
  • 2-9 翻訳 : 塩基配列からアミノ酸配列への変換
  • 2-10 真核細胞でのタンパク質合成・成熟機構
  • 2-11 多くの生命現象が遺伝子で決まる
  • 2-12 生体分子の網羅的解析
  • 2-13 クロマチンの修飾
  • F因子 : 細菌に性の性質を与えるプラスミド
  • 3章 核酸の性質と基本操作
  • 3-1 抽出とゲル電気泳動による分離・検出
  • 3-2 DNAの変性と二本鎖形成反応
  • 3-3 DNAを合成する
  • 3-4 シークエンシングとゲノム計画
  • 3-5 PCRとその応用
  • 3-6 核酸をプローブで検索・解析する
  • 3-7 バイオ実験に放射性物質を利用する
  • 3-8 放射線は危険性に注意して使われる
  • 3-9 生体分子を標識する
  • 特別な目的のための核酸の電気泳動
  • 4章 組換えDNAをつくり, 細胞に入れる
  • 4-1 制限酵素 : 決まった塩基配列でDNAを切る
  • 4-2 新しい組合せのDNAをつくる
  • 4-3 DNAクローニングとベクター
  • 4-4 遺伝子組換え実験で使う生物とDNA導入法
  • 4-5 目的クローンをマークする
  • 4-6 青白選択
  • 4-7 遺伝子ライブラリーと目的クローンの検出
  • 4-8 組換えDNAからのタンパク質産生
  • 4-9 ホタルが発光する原理を利用する
  • 4-10 光るクラゲ : 緑色蛍光タンパク質
  • 4-11 遺伝子組換え実験の安全確保 : カルタヘナ法
  • 真核生物も制限酵素をもつ ?
  • 5章 RNAとRNA工学
  • 5-1 多彩な役割を果たすもう一つの核酸 : RNA
  • 5-2 RNAを取り扱う技術
  • 5-3 RNAによる遺伝子抑制
  • 5-4 RNAの物質結合性
  • RNA塩基配列を直接解析する
  • 6章 タンパク質, 糖鎖, 脂質に関する生命工学
  • 6-1 タンパク質工学
  • 6-2 タンパク質の性質と取り扱い
  • 6-3 タンパク質の分解
  • 6-4 タンパク質の精製 : カラムクロマトグラフィー
  • 6-5 タンパク質のゲル電気泳動
  • 6-6 タンパク質の分析とプロテオミクス
  • 6-7 抗体を使ってタンパク質をとらえる
  • 6-8 まだあるタンパク質結合性の解析法
  • 6-9 糖鎖と糖鎖工学
  • 6-10 脂質工学, 生体膜工学
  • アミノ酸の生産と利用
  • 7章 組成を変えた細胞や新しい動物をつくる
  • 7-1 動物細胞の培養
  • 7-2 細胞工学に使われる一般的技術
  • 7-3 抗体産生機構と単クローン抗体の産生
  • 7-4 哺乳動物における生殖工学
  • 7-5 体細胞クローン動物をつくる
  • 7-6 発生工学の概要とキメラ動物作製
  • 7-7 遺伝子導入 ( トランスジェニック ) 動物
  • 7-8 動物遺伝子の変異解析
  • 7-9 ヒト人工染色体
  • 哺乳動物以外を対象にする
  • 8章 医療における生命工学の利用
  • 8-1 感染症防御にかかわる古典的バイオ技術
  • 8-2 遺伝子治療
  • 8-3 ゲノム情報に基づく医療
  • 8-4 生命工学と創薬の融合
  • 8-5 免疫工学と抗体医薬
  • 8-6 幹細胞を培養化する
  • 8-7 再生医療と組織工学
  • 8-8 臓器工学
  • 8-9 化学工学の人体への適用 : 医用工学
  • 癌治療の新たなターゲット : 癌幹細胞
  • 9章 一次産業で使われるバイオ技術
  • 9-1 発酵工学, 微生物工学, 代謝工学
  • 9-2 魚類に関する生命工学技術
  • 9-3 家畜における生命工学
  • 9-4 植物細胞工学と個体作製
  • 9-5 植物を対象にした遺伝子工学
  • 9-6 作物の生産促進と植物工場
  • 9-7 生殖をコントロールする
  • 健康食品
  • 10章 生命反応や生物素材を利用・模倣する
  • 10-1 甘味に関する取り組み
  • 10-2 酵素工学
  • 10-3 バイオリアクターと固定化酵素
  • 10-4 バイオセンサー : 物質測定への応用
  • 10-5 生体工学 : バイオニクス
  • システム生物学
  • 11章 環境問題やエネルギー問題に取り組む
  • 11-1 微生物による廃水処理
  • 11-2 生物による環境の修復 : バイオレメディエーション
  • 11-3 植物による環境の修復 : ファイトレメディエーション
  • 11-4 バイオマスと微生物によるエネルギー生産
  • 11-5 バイオエタノール
  • 11-6 バイオ燃料電池
  • バイオエタノール逆転生産プロセス
  • 終章 私達が生命工学を利用するときに, 生物や人間との関係において注意すべきこと
  • 参考書
  • 索引
  • 奥付

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

参考書

P.209 掲載の参考文献
田村隆明『重要ワードで一気にわかる 分子生物学超図解ノート 改訂版』羊土社, 2011.
田村隆明『コア講義 生化学』裳華房, 2009.
赤坂甲治『ゲノムサイエンスのための 遺伝子科学入門』裳華房, 2002.
日本生態学会編『生態学入門 第2版』東京化学同人, 2012.
R. M. Twyman 著, 八杉貞雄, 西駕秀俊, 竹内重夫訳『発生生物学キーノート』丸善出版, 2002.
田村隆明『基礎から学ぶ遺伝子工学』羊土社, 2012.
近藤勝彦, 丹羽克昌, 本橋強『基礎植物育種学』青山社, 2012.
永井和夫, 大森斉, 町田千代子, 金山直樹『改訂 細胞工学』生物工学系テキストシリーズ, 講談社, 2010.
赤池敏宏『生体機能材料学-人工臓器・組織工学・再生医療の基礎-』バイオテクノロジー教科書シリーズ12, コロナ社, 2005.
浅島誠, 山村研一編『生命工学-新しい生命へのアプローチ-』シリーズ・バイオサイエンスの新世紀, 共立出版, 2002.
軽部征夫『トコトンやさしい生命工学の本』今日からモノ知りシリーズ, 日刊工業新聞社, 2003.
R. D. Schmid著, 村松正實監訳『ポケットガイド バイオテク用語事典』東京化学同人, 2005.
太田隆久『生命工学概論』バイオテクノロジー教科書シリーズ1, コロナ社, 2010.
熊谷泉, 金谷茂則編『生命工学-分子から環境まで-』共立出版, 2000.
石原一彦, 畑中研一, 山岡哲二, 大矢裕一『バイオマテリアルサイエンス』東京化学同人, 2003.
芦田嘉之『やさしいバイオテクノロジー カラー版-遺伝子の基礎知識からiPS細胞の話題まで-』ソフトバンククリエイティブ (Si新書), 2011.

最近チェックした商品履歴

Loading...