一昔前まではアトピーやアレルギーが問題でしたが、最近では「先進諸国で今、子どもに起きている一番大きな問題は?」と問えば、発達障害という答えが返ってくるようになりました。また、おとなでも乳がん、前立腺がんなどのホルモン依存性がんや、手足が麻痺するALS(筋萎縮性側索硬化症)、パーキンソン病などの神経難病、不妊や生殖異常などの自己免疫疾患の患者も増えてきました。これらの背景に、子どもをとり巻く生活空間に有害な化学物質の関与が指摘されています。身のまわりの便利な生活用品に潜む有害物質を知り、子どもの脳を守る手立てを紹介します。