“攻める”診療報酬 戦略と選択

出版社: 医学通信社
著者:
発行日: 2017-10-26
分野: 医学一般  >  医療社会学
ISBN: 9784870586642
電子書籍版: 2017-10-26 (第1版第1刷)
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商品紹介

2018年同時改定とその後の変遷を,プロフェッショナルの目で的確に読み解き,多角的にシミュレートし,中・長期戦略を立案! 2018年から2025年へ向けて,自院の施設基準をどうデザインして診療報酬を最大化するか,地域でのポジショニングと機能をどう選択するか──を提案する経営戦略とシミュレーション分析の手引き。 旧来の体制や現状維持に安んじていてはジリ貧確率100%の時代──。“できない理由”を並べる前に“どうすればできるか”を考え,地域医療構想・地域包括ケアに追随するのではなく,それを好機として捉えて“反転攻勢”に出る,2018年同時改定・2025年モデルの攻略の書!

目次

  • 第1章 診療報酬改定のシミュレーション
    1 はじめに
    2 マクロの公開データ分析の必要性とシミュレーション具体例
    3 急性期(DPC)の機能評価係数IIのシミュレーション
    4 地域包括ケア病棟のシミュレーション
    5 回復期リハビリ病棟のシミュレーション
    6 療養型病棟のシミュレーション
    7 精神科の地域移行機能強化病棟入院料のシミュレーション
    8 外来のかかりつけ医機能を評価した地域包括診療料,認知症地域包括診療料
    9 在宅療養支援診療所のシミュレーション

    第2章 “攻める”診療報酬ケーススタディ50
    1 経営改善のために「人件費増」を図る?
    2 急性期病院における「ロングステイ」作戦は様々な経営指標を悪くする
    3 給食業務委託の狙いはコスト削減から「増収」へ
    4 「患者や住民に迷惑がかかる」が病棟再編を妨げる
    5 何でも「現状維持課長」の弊害が大きかった
    6 月間入退院1000人で退院調整加算わずか1件の「なぜ」
    7 CT待機期間の短縮作戦を実行,誰もが納得の「四方良し」の結末に
    8 医事課がザルだから単価が低い? 院長が抱いた疑念と真相
    9 ブランド人生貫く内科部長,後発品は「ノーブランドだからダメ」
    10 チーム医療推進を妨げる看護部長「スタッフステーションと呼ばないで」
    11 逆転の発想で「ケアミックス」を看護師募集の強みに
    12 「歩くルールブック」の理不尽な行政指導
    13 医師事務作業補助者の試算には「機会損失コスト」を勘案
    14 病棟への薬剤師配置が「できない理由」を膨大なリポートに
    15 DPC係数を上げるため,医学部受験でなじみの偏差値で説得する
    16 モーレツ営業一辺倒の医療連携室長,ABC分析で患者紹介元をランク付け
    17 検査技師が多ければ即刻リストラ? 早朝の病棟採血を担って価値高める
    18 「在宅復帰率ほぼ100%」の理由,軽症入院患者ばかりでいいんですか?
    19 本日もベッドは空いていますが,夜間緊急入院は受けられません…
    20 包括報酬嫌いの頑固な理事長,病棟転換を決断させたものとは?
    21 エンドレスな後発品への切り替えレース
    22 「ワシの時代はすべて受け入れたぞ!」──理事長の一喝で救急車応需を改善
    23 国立大病院と入院患者を奪い合う“仁義なき戦い”!
    24 看護必要度クリアが危険水域に! “急性期原理主義”の院長に回リハ転換を説得
    25 地域包括ケア病棟のリハビリが足らないが,セラピストは増やせない公立病院
    26 「療養病棟の在宅復帰50%は無理!」と主張する現状〝維持〟課長
    27 突然増え始めたリハビリの減額査定,理解不能なローカル・ルール
    28 救急搬送が多いのに救急医療係数が低い?
    29 過去の栄光を引きずる外科系院長,15対1なのに「高度急性期」で機能報告
    30 自宅等退院割合に悩む脳外科専門病院,「在宅復帰機能がない療養には紹介できない!」
    31 重度要件クリアが微妙で,看護部長が療養病棟入院基本料1の算定を尻込み
    32 看護必要度クリアの危機に事務部長が「肺炎患者を長期入院させろ!」
    33 重症患者多いのにICU稼働率がなぜ低い? 自称“神の手”の外科部長に一因が…
    34 病床稼働率の維持目的ではダメ! 短期手術3の〝長期入院〟は経営にマイナス
    35 病床稼働率の低下に悩む中小病院,事務部長は在院日数を延ばすと言うが…
    36 重症度,医療・看護必要度を試算,予想外の該当患者割合の低さにぼう然
    37 転換した地域包括ケア病棟の稼働が低迷! 犯人はアンコントロールな呼吸器内科部長
    38 迅速な経営判断に不可欠な医療関連データの分析,する? しない?
    39 退院促進関連の報酬見直しが打撃に!? 何としても退院支援加算1の算定を!
    40 7対1至上主義,稼働率至上主義,200床以上至上主義の三つ巴──“至上最大の戦い”
    41 「重症度係数ゼロとは何ごとか!」,激怒する院長を「医療の標準化」で説得
    42 医療区分見直しで年700万円の減収危機,療養病床の一部を地包ケア病床に転換へ
    43 回リハ「実績指数」要件のクリアに難渋,原因は病床稼働率を優先する理事長方針
    44 流動食の食事療養費の引き下げが打撃に,人材不足で栄養サポート加算の算定も危機
    45 在宅復帰先とみなされない障害者病棟,入院対象患者の見直しでさらなる危機に
    46 認知症ケア加算,取らなくていいの? 増える認知症患者,長引く入院期間
    47 電子カルテを嫌う理事長の説得に成功も,ITオタクの医局長の“趣味直し”で費用増
    48 クリニカルパスが嫌いな脳卒中センター長,治療の標準化に向けた効果的な一手とは…
    49 「病棟群単位にして看護職員を減らせ!」,事務部長が大量リストラを主張するも…
    50 稼働病床数の維持にこだわる院長,“医療生態系”を壊してまで病棟転換?

    第3章 2018年同時改定から2025年への戦略
    1 2018年同時改定後にやるべきこと
    2 2018年同時改定,2025年に向けた戦略,病院経営マネジメント

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第3章 2018年同時改定から2025年への戦略

P.164 掲載の参考文献
工藤高 : 「コンサルタント工藤高の病院経営最前線」 (日経ヘルスケア, 日経BP, 2012-2017年)
工藤高 : 「診療報酬改定の方向性」 (卸ニュース, ユート・ブレーン, 2016-2017年)
工藤高 : 「今月の着眼点は」 (医業情報ダイジェスト, 医療経営情報社, 2016-2017年)
工藤高 : 「地域包括ケア病棟Q&A」 (ナーシングビジネス, MCメディカ出版, 2017年5月号)
工藤高 : 「医療マネジメント入門」 (月刊/保険診療, 医学通信社, 2007年7月-9月)
工藤高 : 「2016年度診療報酬改定の急性期入院への影響とその対応策」 (ヘルスケアノート, 野村證券, 2016年)
工藤高, 渡辺優 : 「2025年に向けた病院経営のツボ」 (CBnewsマネジメント, CBnews, 2015-2016年)
渡辺優 : 「データ分析を病院経営に活かす」 (日経ヘルスケア, 日経BP, 2017年5月号)

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