患者の膝に愛情を持って接し、手術を極めるための極意をQ&Aで徹底回答! 膝関節鏡視下手術が注目されて、はや半世紀。近年は、膝関節鏡視下手術が行われ始めた当初とは異なり、疾患によっては手術の概念そのものが変化し、それに伴い手術技術も大きく進歩しました。関節鏡により各疾患の病態が詳細に解明され、Arthroscopic knee surgeonの技術が向上し、新しい手術器械や周辺機器が開発されました。本書は、それら著しい進歩を踏まえ、前半では知っておくべき関節鏡の特性と膝関節鏡視および鏡視下手術全般でのコツと注意点を、後半では手術頻度の高い疾患を挙げて、手術を安全、確実に、また容易に遂行させるために必要な知識を、適応、ピットフォール、テクニックを中心に、あらゆる疑問にお答えするQ and A の形で示しました。Answerの核に当たる部分は太字で強調しました。手術を上手く遂行するには、術者がいかに患者の膝に愛情を持って接していけるかであると語る著者が、膝関節鏡手術を極めるための極意を徹底して解説します。