訪問診療の診かた,考えかた

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2018-01-05
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784498059146
書籍・雑誌
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3,740 円(税込)

商品紹介

この本は「在宅医療:在宅療養支援医療」に初めて携わる医療関係者の皆さんを対象として,訪問診療独特の診察の仕方,治療の考え方を解説しています.本書の中心は訪問診療の対象患者さんが訴える10の症状と訪問診療の主な10の疾患,そして,知っておいてほしい知識と手技の10項目です.たった30項目ですが,一度読んで頭に入れておくと診療がスムースに出来るようになると思います.

目次

  • まえがき
    登場人物・注意点

    第1部 訪問診療の概要
     第1章 在宅医療,訪問診療とは
      1)在宅医療,訪問診療の意味と役割
      2)在宅診療所とは
       コラム1 訪問診療の原点はどこにあったか?
       コラム2 訪問診療で利用する薬剤・機器等のリスト

     第2章 在宅療養支援診療所の現状
      1)在宅療養支援診療所の実情
      2)大都市圏における支援診療所の実態
      3)まとめと在宅医療推進における課題
       コラム3 在宅診療所の基準は終末期医療のあり方から生まれた?

     第3章 居宅と施設への訪問診療の違い
      1)訪問診療を提供できる場所
      2)訪問診療の導入のきっかけ
      3)訪問診療の問題点とその対策
      4)居宅と施設の診療報酬の違い
      5)訪問診療の今後
       コラム4 老人ホームは厚労省,サ高住は国土交通省管轄

    第2部 訪問診療の10大臨床症状
     第1章 訪問診療の診かた,考えかた:総論
      1)訪問診療で診る疾患はどのようなものが多いか
      2)訪問診療ではどのような訴え・症状を診ることが多いのか

     第2章 訪問診療の10大臨床症状:各論
      1 便秘の訴え
      2 頻尿・尿閉(蓄尿障害・排尿障害)の訴え
      3 かゆみの訴え
      4 下腿浮腫の訴え
      5 転倒・転落
      6 不眠(睡眠障害)の訴え
      7 眼症状の訴え
      8 うつ状態
      9 貧血
      10 腰痛の訴え

    第3部 訪問診療で診る10大疾患:知っておきたいその病態と治療
     第1章 訪問診療と病診連携─入院か訪問診療か─
      1)訪問診療から入院となった理由・病態
      2)病診連携と訪問診療の貢献
      3)訪問診療患者で入院が必要かどうかの判断
       コラム5 診療情報提供書(紹介状)の書き方

     第2章 訪問診療で診る10大疾患・病態:各論
      1 大腿骨近位部骨折
      2 誤嚥性肺炎
      3 MRSA・緑膿菌・紫色尿
      4 認知症
       コラム6 心をおだやかにする回想法
       コラム7 訪問診療でよく用いる言葉「HDS-R」
      5 意識消失発作
      6 パーキンソン病
      7 下腿潰瘍
      8 帯状疱疹
      9 廃用症候群
      10 介護完璧症候群(私案)

    第4部 訪問診療で必要な10の知識と手技
      1 高齢者とのコミュニケーション
       コラム8 在宅療養患者さんの服薬数
      2 リハビリテーション
       コラム9 訪問診療でよく用いる言葉「ADL」
      3 胃瘻の管理
      4 在宅酸素・人工呼吸療法:HOT,CPAP,NPPV
      5 膀胱カテーテル留置・交換
      6 人工肛門の管理
      7 褥瘡処置
      8 緩和ケアとpatient controlled analgesia(PCA)
      9 看取り
      10 主治医意見書
       コラム10 認知症患者さんの家族向けの冊子

    第5部 訪問歯科診療,スタッフとシステム
     第1章 訪問歯科診療
      1)今日も元気に!口腔ケア(口腔衛生状態を整える)
      2)ちゃんと食べられていますか?(摂食・嚥下障害をスクリーニング)
      3)弱っている摂食・嚥下を助けるリハビリテーションについて(各種訓練)
     第2章 ケアマネージャーの役割
      1)ケアマネージャーの役割
      2)計画書の作成〜サービスの提供

    第3章 訪問診療における相談員の役割
      1)相談員は訪問診療の最初の窓口
      2)患者さんの生活環境,家族など背景の把握
      3)訪問診療開始前後の患者,家族への支援

    あとがき
    さくいん

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