香りで美と健康シリーズ 7 こころの疾患と香り―香りがこころに効く秘密―

出版社: フレグランスジャーナル社
著者:
発行日: 2017-08-01
分野: 衛生・公衆衛生  >  予防/健康管理
ISBN: 9784894792890
電子書籍版: 2017-08-01 (第1版第1刷)
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1,760 円(税込)

商品紹介

精神科医が語る香りとこころ。精神科医である著者が科学的根拠に基づいた香りの抗ストレス作用、抗うつ作用、抗不安作用、睡眠に対する作用や臨床応用について紹介。本書では、著者が先駆的に研究を進めた経過と成果を示すとともに、多方面での香りの活用実績も紹介し、香りを用いる意義と展望を示している。さらに、アロマの実践で遭遇することが多い精神疾患についてもわかりやすく解説していて、正しい対応を理解できる。

目次

  • 表紙
  • 目次
  • 第1章 はじめに
  • 第2章 おもしろく、力強く、おだやかに
  • 1) おもしろく生きる
  • 2) 愛おしい桜
  • 3) 水仙の花
  • 4) 病の治療はプロだけ
  • 5) 土の香り
  • 6) 西行法師
  • 第3章 香りとの出会い
  • 1) 香りの効能の中で脳はとても重要
  • 2) 香りとの出会い
  • 第4章 精神神経免疫学
  • 1) 第3の医療
  • 2) 精神神経免疫学の基本的枠組みとその意義
  • 第5章 先達の研究とアロマコロジー
  • 1) アロマコロジー
  • 2) 日本における先行研究
  • 第6章 香りと精神神経免疫学 ; 香りの抗ストレス作用
  • 1) 久留米大学免疫学教室の研究
  • 2) 三重大学での研究
  • 第7章 香りの抗うつ作用の検討 ; 動物実験
  • 第8章 うつ病の本質と症状
  • 1) うつ病とか何か
  • 2) 自殺の問題
  • 3) 身体症状と診断の難しさ
  • 第9章 うつ病は風邪のようには治らない
  • 第10章 うつ病の治療
  • 1) 治療の基本 ; 休養の意味
  • 2) 薬物に対する誤解
  • 3) 認知行動療法
  • 第11章 ストレスからうつ病に至るプロセス ; 抗うつ薬の作用機序
  • 第12章 うつ病治療の工夫
  • 第13章 うつ病の免疫機能亢進仮説
  • 第14章 香りによるうつ病の治療
  • 1) 臨床応用に至った動機
  • 2) 自殺対策と臨床応用の実行
  • 3) 結果
  • 4) 再発・再燃予防
  • 5) 適応と限界
  • 6) うつ病に対する臨床応用発表後
  • 第15章 不眠に対する香りの応用
  • 1) 不眠について
  • 2) 睡眠薬を上手に使う
  • 3) 精神生理性不眠
  • 4) 睡眠に対する香りの効果の検定
  • 5) バレリアン
  • 第16章 不安
  • 1) リラックスとは
  • 2) 気分、感情、情動
  • 3) 情動の1つである不安
  • 4) 強迫
  • 5) パニック
  • 6) 不安に対する香りの効果
  • 第17章 ストレス
  • 第18章 ストレスから不安へ
  • 第19章 非定型うつ病
  • 第20章 香りの自律神経系に対する作用
  • 第21章 統合失調症のリハビリテーションに対する香りの効果
  • 第22章 健常者を対象とした香りの効果
  • 1) 柑橘系香料の抗ストレス効果の検証
  • 2) バレリアンの睡眠延長作用の実証
  • 3) 香りが脳血流に与える影響
  • 4) 檜油の香りによるリラックス効果評価試験
  • 5) 熊野古道
  • 6) 働く女性のストレス緩和
  • 7) セドロールのリラックス効果と導眠効果の検証のための予備試験
  • 8) 宇宙ステーションにおける香りの応用
  • 第23章 香りを精神疾患の治療に使う本当の意義
  • 1) 香りは薬物としては劣る
  • 2) 精神療法の重要性
  • 3) 症状が軽い場合の香りの応用
  • 4) 慢性の経過をたどりやすい統合失調症や慢性化したうつ病
  • 5) 緩和ケアなどへの応用
  • 第24章 香りはコミュニケーションのツール ; PTSDへの応用も含めて
  • 第25章 生きる意味と生き方
  • 1) 生きる目的
  • 2) 緩急をつけ、やるときにはやる
  • あとがき
  • 奥付

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