がんのリハビリテーション

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2018-04-01
分野: 医療技術  >  リハビリ技術
ISBN: 9784260034401
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商品紹介

がん患者の増加に伴い、身体機能の維持や改善に欠かすことができないリハビリテーションの必要性が認識されているなか、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の果たす役割は益々大きなものとなっている。本テキストは、養成施設における「がんのリハビリテーション」の授業での使用はもとより、基礎から周術期リハ、合併症、リスク管理、緩和ケアに至るまでをまとめた入門書として、療法士をはじめとした多職種チームの日々の診療に役立つ内容となっている。

目次

  • 第1章 がんのリハビリテーション概論
     1 がんの基礎知識
      (1)がん=悪性腫瘍とは何か
      (2)がんの治療
      (3)がんの疫学
     2 がんのリハビリテーションの基礎知識
      (1)がんと共存する時代へ
      (2)がんのリハビリテーションの目的と定義
      (3)わが国におけるがんのリハビリテーションの動向
      (4)病期別分類
      (5)対象となる障害
      (6)評価
      (7)がんのリハビリテーション実施のポイント
      (8)がんのリハビリテーションの実際
      (9)リスク管理

    第2章 周術期リハビリテーション
     1 開胸開腹術
      (1)開胸開腹術の対象となる疾患・術式
      (2)リハビリテーションの目的
      (3)周術期リハビリテーションの効果
      (4)術後呼吸器合併症の定義,リスクを高める要因
      (5)周術期リハビリテーションの実際
     2 乳がん
      (1)疫学
      (2)リハビリテーションの目的
      (3)治療法
      (4)術後に生じる問題
      (5)術後のリハビリテーションの効果
      (6)周術期リハビリテーションの実際
     3 脳腫瘍
      (1)脳腫瘍による神経脱落症状の発生頻度
      (2)生命予後
      (3)治療
      (4)リハビリテーションの目的
      (5)周術期リハビリテーションの実際
     4 頸部リンパ節郭清術(頭頸部がん)
      (1)術式と対象となる疾患
      (2)術後の症状とリスク管理
      (3)副神経麻痺(僧帽筋麻痺)による肩の症状と機能予後
      (4)術後のリハビリテーションの目的
      (5)リハビリテーションの効果
      (6)リハビリテーションの実際
     5 原発性骨軟部腫瘍・脊髄腫瘍
      (1)疫学
      (2)基本的な治療体系
      (3)リハビリテーションの目的
      (4)手術症例に対するリハビリテーションの実際
      (5)リハビリテーションの効果・エビデンス

    第3章 化学療法・放射線療法
     1 化学療法・放射線療法中・後のリハビリテーション
      (1)リハビリテーションのポイント
      (2)化学療法・放射線療法に伴う患者の負担や障害
      (3)リハビリテーションの効果
      (4)有害反応
      (5)血球減少とリスク,対応のポイント
      (6)がん治療に伴い生じる心合併症とその対応
      (7)進行がん患者のリスク管理
      (8)リハビリテーションの実際
     2 造血幹細胞移植前後のリハビリテーション
      (1)移植の対象となる疾患とその治療法
      (2)移植患者に対するリハビリテーションの目的
      (3)移植治療と生じうる機能障害(筋力,運動耐容能など廃用症候群)
      (4)リハビリテーションの効果
      (5)リハビリテーションプログラムの立案(リスク管理)
      (6)リハビリテーションの実際
     3 骨転移
      (1)疫学
      (2)骨転移により生じる問題
      (3)画像評価
      (4)骨関連事象の予測方法
      (5)治療
      (6)リハビリテーションの目的
      (7)リハビリテーションの実際

    第4章 摂食嚥下障害,コミュニケーション障害
     1 頭頸部がんの病態と治療
     2 摂食嚥下障害
      (1)摂食嚥下に関与する構造・領域
      (2)周術期の対応(舌がん,食道がん,脳腫瘍)
      (3)頭頸部がんに対する放射線療法中・後の病態
      (4)緩和ケア主体の時期の病態
      (5)評価
      (6)リハビリテーションの実際
     3 頭頸部がん術後の発声障害と構音障害
      (1)発声と構音
      (2)喉頭・下咽頭がんの治療法
      (3)リハビリテーションの目的
      (4)口腔咽頭がん術後の構音障害
     4 高次脳機能障害
      (1)高次脳機能障害を生じる疾患や治療
      (2)リハビリテーションの実際
      (3)失語症の評価・介入

    第5章 リンパ浮腫
     1 リンパ浮腫へのアプローチ
      (1)リンパ浮腫とは?
      (2)疫学
      (3)がん治療後の病態
      (4)診断
      (5)予防指導
      (6)リンパ浮腫複合的治療
      (7)まとめ

    第6章 緩和ケアが主体となる時期
     1 緩和ケアが主体となる時期のリハビリテーション
      (1)緩和ケアとは
      (2)リハビリテーションのポイント
      (3)症状・病態に合わせたリハビリテーションアプローチ
      (4)在宅支援とリハビリテーション

    第7章 心のケアとリハビリテーション
     1 がん患者の精神的負担とコミュニケーションスキル
      (1)留意すべき精神的負担(適応障害,うつ病,せん妄)
      (2)がん医療におけるコミュニケーション

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