本書は、リハビリテーションのトップランナーとして走ってきた臨床集団のノウハウが凝縮した極意書である。常に今の常識は通用するのか、新しい常識が生まれていないのかを追及し、最大限の効果・結果を示してきた。その筆者らが、現場で遭遇することが多い疾患を厳選し、エビデンスに基づいた知識から考えられる特有のリスク、および重複する他疾患の禁忌事項を豊富な図表で分かりやすく解説。また近年、耳目を集めるICUおよび腎疾患、せん妄、がん、サルコペニアなどにおける具体的なリハビリテーションの流れと治療技術の全ノウハウを曝け出した臨床バイブルである。初学者だけでなく中堅セラピストにとっても、確認と研鑽に最適な一冊である。ぜひ、門外不出と噂される知識を手に入れ、効果が目に見えるリハビリテーションを展開してほしい。