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尿検査のみかた、考えかた

出版社：	中外医学社
著者：	富野康日巳(監修) 金子一成鈴木祐介(編)
発行日：	2018-04-25
分野：	臨床医学：内科 > 腎臓
ISBN：	9784498224384
電子書籍版：	2018-04-25 （1版1刷）

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商品紹介

幅広い年齢層で行われている尿検査だが，小児から高齢者まで，年齢ごとにその実施法や結果の診かたは異なり，正しく活用できている者は存外少ない．また，小児から成人への移行期・思春期についても考える必要がある．本書では，章を年齢で分け，臨床・研究・教育の第一線で活躍している著者にそれぞれ診るべきポイントや考えかたを解説してもらった．尿検査に関する膨大な知識がコンパクトにまとまった，新バイブルである．

1章　尿検査総論
　1．尿の成分・外観
　2．採尿方法，尿の保存方法
　3．蛋白尿の評価と意義
　4．血尿・血色素尿の評価と意義
　5．白血球尿の評価と意義
　6．尿糖の評価と意義
　7．尿沈渣の作製法と評価法
　8．細胞診の意義と評価
　9．尿中の結晶や円柱の評価と意義
　10．尿浸透圧・尿比重の評価と意義
　11．尿酸・尿素窒素・ケトン体の評価と意義
　12．尿中の電解質の評価と意義
　13．尿試験紙検査の評価と意義
　14．自動尿中有形成分分析装置による尿検査の評価と意義
　15．尿中ポドサイトの評価と意義
　16．尿細管障害のバイオマーカーの評価と意義
　17．急性腎障害のバイオマーカーの評価と意義
　18．Kova Slide法の評価と意義

2章　小児の尿検査
　1．小児の採尿法
　2．乳幼児検尿の意義と実際
　3．学校検尿の意義と実際
　4．蛋白尿を呈する小児疾患
　5．血尿を呈する小児疾患
　6．遺伝性腎疾患を疑う尿所見
　7．小児のCKDの尿検査異常
　8．小児腎臓病専門医へ紹介すべき尿検査異常

3章　思春期の尿検査異常
　1．起立性蛋白尿
　2．ナットクラッカー現象
　3．月経血の混入
　4．小児の腎臓病の内科への移行

4章　成人における尿検査
　1．成人の採尿法
　2．成人の血尿に関する疫学
　3．成人の尿蛋白に関する疫学
　4．成人において血尿をきたす鑑別疾患
　5．成人において蛋白尿をきたす鑑別疾患
　6．成人において肉眼的血尿を認めた場合の鑑別疾患
　7．成人が初めて血尿を指摘された際の二～三次スクリーニングについて
　8．成人が初めて尿蛋白を指摘された際の二～三次スクリーニングについて
　9．成人における尿所見異常者の専門医への紹介のタイミングについて
　10．糸球体腎炎の尿検査のみかた
　11．IgA腎症の尿所見の特徴とみかた
　12．ネフローゼ症候群の尿所見の特徴とみかた
　13．急性腎障害（AKI）の尿所見の特徴とみかた
　14．急速進行性糸球体腎炎（RPGN）の尿所見の特徴とみかた
　15．糖尿病性腎症の尿所見の特徴とみかた
　16．間質性腎炎の尿所見の特徴とみかた
　17．腎硬化症・高血圧性腎障害の尿所見の特徴とみかた
　18．遺伝性疾患の尿所見の特徴とみかた
　19．急性下部尿路感染症の尿所見の特徴とみかた
　20．慢性下部尿路感染症の尿所見の特徴とみかた
　21．尿路系悪性腫瘍の尿所見の特徴とみかた
　22．薬物治療と尿所見異常

書評

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販売価格 2,255 円（税込）

1章尿検査総論

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1章尿検査総論

P.1
1. 尿の成分・外観

P.1
A. 正常状態で尿に含まれる成分

P.1
B. 病的状態で尿に含まれる成分

P.3
C. 尿の外観的検査

P.5
2. 採尿方法, 尿の保存方法

P.8
A. 尿の採取法

P.8
B. 尿の保存

P.12
3. 蛋白尿の評価と意義

P.16
A. 半定量法

P.16
B. 定量法

P.17
C. 電気泳動法

P.17
D. 蛋白尿異常値の場合に考えるべき病態

P.18
E. アルブミン尿

P.19
4. 血尿・血色素尿の評価と意義

P.22
A. 血尿の測定法および基準値

P.22
B. 異常を呈する病態

P.24
C. 診療の進め方

P.26
5. 白血球尿の評価と意義

P.27
A. 白血球尿について

P.27
B. 白血球尿の原因について

P.28
6. 尿糖の評価と意義

P.31
A. 尿糖測定の目的

P.31
B. 試料の採取方法と保存条件

P.31
C. 尿糖の測定方法

P.31
D. 細胞内へのグルコース輸送のメカニズム

P.32
E. 腎尿細管上皮細胞におけるグルコース輸送のメカニズム

P.33
F. 尿糖が出現する病態

P.33
7. 尿沈渣の作製法と評価法

P.36
A. 採尿法

P.36
B. 尿沈渣標本の作製

P.36
C. 尿沈渣標本の鏡検

P.37
D. 標本の観察

P.37
E. 尿沈渣成分の評価

P.38
8. 細胞診の意義と評価

P.42
A. 意義

P.42
B. 細胞診検査の利点と欠点

P.42
C. 判定

P.42
D. 検査の流れ

P.43
E. 検体採取・提出方法

P.44
F. 評価法

P.44
9. 尿中の結晶や円柱の評価と意義

P.51
A. 結晶成分

P.51
B. 円柱成分

P.54
10. 尿浸透圧・尿比重の評価と意義

P.59
A. 尿浸透圧

P.59
B. 尿比重

P.61
11. 尿酸・尿素窒素・ケトン体の評価と意義

P.65
A. 尿酸

P.65
B. 尿素窒素

P.68
C. 尿ケトン体

P.69
12. 尿中の電解質の評価と意義

P.71
A. 尿中ナトリウム

P.71
B. 尿中カリウム

P.73
C. 尿中カルシウム

P.74
D. 尿中リン

P.76
13. 尿試験紙検査の評価と意義

P.78
A. 尿試験紙検査の測定項目と原理

P.78
B. 異常値が出た場合に想定するべき疾患

P.79
C. 尿試験紙法の偽陽性と偽陰性

P.81
14. 自動尿中有形成分分析装置による尿検査の評価と意義

P.83
A. 自動尿中有形成分分析装置

P.83
B. 自動尿中有形成分分析装置の有用性と問題点

P.84
C. 自動尿中有形成分分析装置の測定原理

P.85
D. 自動尿中有形成分分析装置の測定項目と基準値

P.86
E. 自動尿中有形成分分析装置による赤血球の測定

P.87
15. 尿中ポドサイトの評価と意義

P.89
A. 尿中ポドサイトとは

P.89
B. ポドサイト脱落の臨床病理

P.89
C. 尿中ポドサイト検査法

P.92
D. 臨床的意義

P.94
16. 尿細管障害のバイオマーカーの評価と意義

P.96
A. 尿中NAG

P.96
B. 尿中β2ミクログロブリン

P.98
C. 尿中α1ミクログロブリン

P.100
D. メガリン

P.101
17. 急性腎障害のバイオマーカーの評価と意義

P.103
A. 代表的な急性腎障害の尿中バイオマーカーとその特徴

P.104
B. 最近, 注目されている急性腎障害の新規尿中バイオマーカー・TIMP - 2とIGFBP7について

P.107
18. Kova Slide法の評価と意義

P.110
A. 膿尿と細菌尿

P.110
B. Kova Slide法

P.111
C. Kova Slide法の原理

P.112

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2章小児の尿検査

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2章小児の尿検査

P.116
1. 小児の採尿法

P.116
A. 小児の採尿方法

P.116
B. 尿検体の保存方法

P.122
2. 乳幼児検尿の意義と実際

P.124
A. 3歳児検尿の目的

P.124
B. 3歳児検尿の方法

P.127
C. 3歳児検尿における検尿異常の頻度

P.127
D. 3歳児検尿陽性者への精密検診

P.128
3. 学校検尿の意義と実際

P.130
A. 学校検尿の目的

P.130
B. 学校検尿の方法

P.130
C. 暫定診断と学校生活管理指導表について

P.131
D. 緊急受診が必要な基準

P.135
4. 蛋白尿を呈する小児疾患

P.137
A. 蛋白尿の定義と分類

P.137
B. 蛋白尿を呈する小児への対応

P.139
5. 血尿を呈する小児疾患

P.141
A. 血尿の定義と分類

P.141
B. 血尿を呈する小児への対応

P.144
6. 遺伝性腎疾患を疑う尿所見

P.146
A. Dent病

P.146
B. Lowe症候群

P.150
7. 小児のCKDの尿検査異常

P.153
A. 慢性腎臓病 ( chronic kidney disease : CKD ) について

P.153
B. CKDの定義

P.153
C. CKDの重症度とステージング

P.154
D. 小児のCKDの定義

P.156
E. 小児CKDの疫学と原因

P.156
F. 小児のCKDの尿検査異常

P.157
8. 小児腎臓病専門医へ紹介すべき尿検査異常

P.160
A. 小児におけるCKDのスクリーニング

P.160
B. 小児腎臓病専門医へ紹介すべき尿検査異常

P.163

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3章思春期の尿検査異常

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3章思春期の尿検査異常

P.164
1. 起立性蛋白尿

P.164
A. 定義・疫学

P.164
B. 病因・病態

P.165
C. 検査方法

P.165
D. 管理および注意点

P.166
2. ナットクラッカー現象

P.168
A. 定義・概念

P.168
B. 疫学

P.168
C. 病因・病態生理

P.168
D. 臨床症状

P.169
E. 診断

P.170
F. 治療・予後

P.171
3. 月経血の混入

P.173
A. 月経に対する配慮

P.173
B. 月経血と潜血反応

P.174
C. 月経者の取り扱い

P.174
4. 小児の腎臓病の内科への移行

P.176
A. 定義・概念

P.176
B. 対象疾患

P.176
C. 移行時期および具体的な移行プログラム

P.177
D. 移行期医療の問題点

P.178
E. わが国の移行医療の現状

P.179

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4章成人における尿検査

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4章成人における尿検査

P.180
1. 成人の採尿法

P.180
A. 採尿方法による分類

P.180
B. 採尿時間による分類

P.181
C. 採尿方法の留意事項

P.181
2. 成人の血尿に関する疫学

P.183
A. 血尿の定義

P.183
B. 血尿の頻度

P.183
C. 血尿の発見動機

P.184
D. 血尿の予後と診療上の留意点

P.185
3. 成人の尿蛋白に関する疫学

P.188
A. 発見動機

P.188
B. 頻度

P.188
C. 予後

P.189
D. ネフローゼ症候群の頻度

P.189
E. ネフローゼ症候群の予後

P.192
4. 成人において血尿をきたす鑑別疾患

P.195
A. 糸球体性血尿と非糸球体性血尿

P.195
B. 血尿と腎生検の適応

P.198
5. 成人において蛋白尿をきたす鑑別疾患

P.201
A. 蛋白尿とは

P.201
B. 蛋白尿の鑑別疾患

P.203
C. 蛋白尿が主体の糸球体疾患

P.204
D. 蛋白尿に血尿を伴う糸球体疾患

P.206
E. 蛋白尿を伴う尿細管間質疾患

P.206
6. 成人において肉眼的血尿を認めた場合の鑑別疾患

P.208
A. 尿路上皮癌 ( 膀胱癌, 腎盂尿管癌 )

P.208
B. 腎臓癌

P.209
C. 前立腺肥大症

P.209
D. 腎動静脈奇形

P.210
E. 腎梗塞

P.210
F. 慢性腎炎症候群

P.211
G. 尿路結石症

P.211
H. 出血性膀胱炎

P.211
I. ナットクラッカー現象

P.212
J. 特発性腎出血

P.212
K. その他

P.212
7. 成人が初めて血尿を指摘された際の二～三次スクリーニングについて

P.214
A. 健診で尿潜血陽性を指摘された場合

P.214
B. 尿沈渣により血尿であることが確認された場合

P.214
C. 腎炎性の血尿を疑うのはどのようなときか ?

P.216
D. 腎臓専門医への紹介はどのタイミングで行うか ?

P.217
E. 三次スクリーニングとしての腎生検の適応について

P.217
F. 精密検査で異常がなかった血尿に対しては今後どうするか ?

P.217
8. 成人が初めて尿蛋白を指摘された際の二～三次スクリーニングについて

P.219
A. 初めて尿蛋白を認めたとき

P.220
B. 病的な蛋白尿を疑う場合の鑑別ポイント

P.220
C. 診断確定・治療

P.222
9. 成人における尿所見異常者の専門医への紹介のタイミングについて

P.224
A. CKDにおける診療連携

P.224
B. 腎臓専門医へ紹介するタイミング

P.225
C. かかりつけ医の役割

P.226
10. 糸球体腎炎の尿検査のみかた

P.229
A. 糸球体腎炎と尿異常

P.229
B. 糸球体腎炎の臨床症候と尿異常

P.230
C. 尿所見からみた糸球体腎炎と鑑別診断

P.230
D. 糸球体腎炎と尿沈渣

P.231
E. 糸球体腎炎と尿蛋白量

P.232
F. 健康診断における尿検査

P.232
11. IgA腎症の尿所見の特徴とみかた

P.234
A. IgA腎症の尿所見異常

P.234
B. IgA腎症の活動性と尿所見異常

P.235
C. IgA腎症の予後と尿所見

P.235
D. 腎臓専門医に紹介するタイミング

P.236
E. 血尿の二次スクリーニング

P.236
F. 尿中バイオマーカー

P.237
12. ネフローゼ症候群の尿所見の特徴とみかた

P.239
A. 血尿の有無

P.241
B. 発症の仕方

P.242
C. selectivity index ( 漏出尿蛋白選択性の指標 )

P.242
D. 年齢

P.243
E. 疾患別特徴

P.243
13. 急性腎障害 ( AKI ) の尿所見の特徴とみかた

P.245
A. AKIの鑑別診断

P.245
B. 尿検査所見の特徴とみかた

P.247
14. 急速進行性糸球体腎炎 ( RPGN ) の尿所見の特徴とみかた

P.251
A. 急速進行性糸球体腎炎とは

P.251
B. 尿所見の特徴

P.253
C. 追加すべき検査と鑑別が必要な病態

P.254
15. 糖尿病性腎症の尿所見の特徴とみかた

P.257
A. 糖尿病性腎症の早期診断に用いられているアルブミン尿の測定法と基準値

P.257
B. 糖尿病性腎症の発症・進展経過における特徴的な尿所見

P.258
C. 尿所見と腎機能障害の関連性

P.259
D. 管理方法

P.261
E. 腎臓専門医に相談するタイミング

P.262
16. 間質性腎炎の尿所見の特徴とみかた

P.263
A. 間質性腎炎の原疾患と疫学

P.263
B. TINの特徴

P.264
C. TINの血液・尿所見の特徴

P.265
D. TINの治療, 予後

P.266
E. 間質マーカーなど追加すべき検査のポイント

P.266
F. 腎臓専門医に紹介するタイミング

P.267
17. 腎硬化症・高血圧性腎障害の尿所見の特徴とみかた

P.268
A. 疫学

P.268
B. 病態

P.269
C. 尿所見の特徴と診断

P.270
D. 治療

P.270
E. 腎臓専門医に紹介するタイミング

P.271
18. 遺伝性疾患の尿所見の特徴とみかた

P.272
A. 常染色体優性多発性嚢胞腎

P.272
B. 良性家族性血尿 ( 菲薄基底膜病 )

P.274
C. Alport症候群

P.275
D. 爪膝蓋骨症候群

P.275
E. Fabry病

P.276
19. 急性下部尿路感染症の尿所見の特徴とみかた

P.278
A. 概要

P.278
B. 尿沈渣所見

P.279
C. 急性膀胱炎

P.280
D. 急性細菌性前立腺炎

P.282
E. 急性精巣上体炎

P.282
20. 慢性下部尿路感染症の尿所見の特徴とみかた

P.284
A. 定義

P.284
B. 症状

P.284
C. 追加検査のポイント

P.284
D. 尿所見の特徴

P.285
21. 尿路系悪性腫瘍の尿所見の特徴とみかた

P.289
A. 下部尿路系悪性腫瘍の疫学

P.289
B. 症状

P.290
C. 尿沈渣での検査所見

P.290
D. 尿細胞診

P.292
E. 尿中マーカー検査

P.293
F. 追加検査について

P.294
22. 薬物治療と尿所見異常

P.296
A. 腎臓における薬剤の排泄

P.296
B. 尿の色が変わる薬剤

P.297
C. 尿の臭いが変化する薬剤

P.297
D. 薬剤性腎障害

P.297
E. 薬剤性腎障害における尿所見異常

P.301

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