水道水フロリデーション 第2版
商品紹介
水道水のフッ化物濃度調整について、豊富な文献をもとに網羅的に、一般の方にも読みやすくまとめた『水道水フロリデーション』の最新第2版がついに発行となりました。歯科口腔保健関係者はもとより、水道行政を担う方々や地方自治体関係者に広くお読みいただき、水道水フロリデーション普及のきっかけとなれば幸いです。
目次
- 第１章 水道水フロリデーションとは何か
1．水道水フロリデーションは自然が教えてくれたむし歯予防方法
2．フッ化物は自然環境物質である
3．近代における四大公衆衛生施策の一つ
4．疫学研究に導かれた発見
5．水道水フロリデーションの特長
第２章 水道水フロリデーションの有効性
1．初期の水道水フロリデーション導入後の有効性
2．水道水フロリデーションの有効性に関する研究成果
3．乳歯むし歯に対する水道水フロリデーションの予防効果
4．成人と高齢者に対するむし歯予防効果
5．拡散効果と希釈効果
6．フロリデーションのむし歯予防メカニズム
7．まとめ：水道水フロリデーションの有効性
第３章 水道水フロリデーションの安全性
1．安全性に関する考え方
2．フロリデーションと全身の健康
3．フロリデーションと歯のフッ素症
4．フロリデーションとリスクコミュニケーション
第４章 水道水フロリデーションの必要性
1．生涯にわたるむし歯予防の大切さとフロリデーション
2．むし歯の原因と予防方法
3．健康格差社会と少子超高齢社会
4．健康格差解消と水道水フロリデーション
第５章 水道水フロリデーションの経済性
1．歯科医療費とフロリデーション
2．フロリデーションの費用対効果
第６章 水道水フロリデーションの技術
1．浄水場の仕組み
2．水道水フロリデーション装置
3．水道水フロリデーションとフッ化物の種類
4．水道水フロリデーションと環境
第７章 世界の水道水フロリデーションの普及状況
1．世界のフロリデーションの普及状況
2．米国
3．オーストラリア
4．ニュージーランド
5．韓国
6．アジアの普及状況
7．食塩フッ化物添加の選択
第８章 日本における水道水フロリデーション
1．京都山科地区
2．沖縄本島
3．三重県朝日町
4．天然フッ化物至適濃度地区
5．日本の中の米国
6．わが国のフロリデーションの実現に向けて取り組んだ人びと
第９章 水道水フロリデーションの歴史
1．事の始まりは奇妙な歯への関心
2．謎は水の中に潜む
3．全米21都市の疫学調査と最適フッ化物濃度の発見
4．世界初の水道水フロリデーション都市の誕生
5．水道水フロリデーションの普及の時代へ
第10章 健康社会と水道水フロリデーション
1．新公衆衛生運動の展開とヘルスプロモーション
2．水道水フロリデーションとヘルスプロモーション
3．健康日本21（第二次）と公衆衛生
4．GOING UPSTREAM
5．まとめに代えて
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