法と心理 第14巻 第1号
商品紹介
「特集 法科学の可能性と危険性～飯塚再審請求事件から考える」、「公開シンポ 裁判員裁判と量刑不当」等の意欲的な研究成果。
目次
- 特集［法科学の可能性と危険性～飯塚再審請求事件から考える］
企画趣旨
［コメント］飯塚事件の再審請求
飯塚事件、科学的鑑定の証拠能力
飯塚事件における目撃者Ｔの供述の正確さに関する心理学鑑定
［コメント］厳島鑑定に関するコメント
――フィールド実験の意味を考える
犯人性認定における法科学の位置付けについて
法と心理学会第14回大会 公開シンポジウム［裁判員裁判と量刑不当］
企画趣旨
〈資料〉裁判員裁判における量刑に関する弁護人としての感想
裁判員裁判の量刑と控訴審
社会的認知過程と量刑判断
法と心理学会第14回大会 ワークショップ
犯罪被害者をとりまく問題――臨床心理学、法社会学、法心理学からの検討
公判廷における尋問者と供述者のディスコミュニケーション
損害賠償請求権と時効・除斥期間問題への法と心理からのアプローチ
――訴訟係属中のカネミ油症新認定訴訟を中心に
裁判員裁判における審理・評議の在り方を巡る心理学的研究の意義
高度情報化社会における法心理学領域の展望
一般論文
公判前の事件報道に対して理論的根拠を含む裁判官説示が与える影響
ラインナップ識別後の目撃者に対する肯定的フィードバック効果の検討
海外学会参加報告
SARMAC X における法と心理学研究の動向
関連学会報告
日本刑法学会
書 評
ジョン・ギボンズ／著 中根育子／監訳
『法言語学入門 司法制度におけることば』
越智啓太／著
『ケースで学ぶ犯罪心理学』
大久保智生・時岡晴美・岡田涼／編
『万引き防止対策に関する調査と社会的実践――社会で取り組む万引き防止』
白取祐司／編著
『刑事裁判における心理学・心理鑑定の可能性』
荒川歩／著
『「裁判員」の形成，その心理学的解明』
藤田政博／編著
『法と心理学』
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