循環器診療 ザ・ベーシック 心臓ペースメーカ・ICD・CRT・CRT-D

出版社: メジカルビュー社
著者:
発行日: 2018-10-01
分野: 臨床医学:内科  >  循環器一般
ISBN: 9784758314435
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7,150 円(税込)

商品紹介

若手から中堅の循環器内科医を対象に,基礎固めおよび実臨床でのスキルアップを目指す本シリーズ。(循環器内科医が知っておくべき知識とそれをどのように実践に活かすのかを具体的に解説したシリーズ。)各疾患,各検査の知識は有しているが,いざ実臨床の場面ではその知識をどのように使いこなせばいいのかわからない。実臨床での経験の根拠がわからない。そんな場面を想定し,各項目を「基礎知識 Knowledge」と「実践 Practice」にわけて解説。各項にリンク機能を付け,「基礎知識」がどのような場面で役に立つのか,実臨床での経験がどのような根拠に裏付けられているのかが目でみて理解できる構成となっている。本巻は心臓ペースメーカ・植込み型除細動器(ICD)・心臓再同期療法(CRT)の基礎知識,ケース別解説をスペシャリストが徹底解説。若手医師が苦手とする心臓解剖の知識も盛り込んだ循環器内科医必携の1冊。

目次

  • I 解剖を理解する
    ■デバイス治療における解剖の理解
     【基礎知識 Knowledge】
     リード先端部を留置する部位の形状
      右房の心内膜面
      冠静脈洞(CS)と心静脈
      右室の心内膜面
     リード本体が血管内腔や心内膜を通過する部分と心内膜・血管と接して生じる癒着の形状
      鎖骨下静脈から上大静脈間の血管の走行とリードの癒着
      心房リードの癒着
      右室リードの癒着
      左室リードの癒着

    II ペースメーカの基礎知識
    ■ペースメーカの適応
     【基礎知識 Knowledge】
      房室ブロック
      洞不全症候群
      ペースメーカ植込みの適応
     【実践 Practice】
      Case 1( 80歳代,女性)/Case 2( 50歳代,男性)/Case 3( 70歳代,男性)
    ■ペースメーカ手技の実際
     【基礎知識 Knowledge】
      リードの選択
      リードの挿入・留置
      ポケットの作成
      ペースメーカ手術の合併症
      抗凝固療法,抗血小板療法と植込み手術
    ■外来フォローアップ
     【基礎知識 Knowledge】
      外来フォローアップの実践
      ピットフォール
     
    II ペースメーカの実践
    ■新たな機能を使いこなす
     【実践 Practice】
      Case 1( 70歳代,男性)心室ペーシング抑制アルゴリズム
      Case 2( 60歳代,男性)レートレスポンス機能の活用
      Case 3( 80歳代,男性)デバイスによるAF管理,AT/AFに対する抗頻拍ペーシング
    ■MRI対応デバイスのワークフロー
     【実践 Practice】
     MRI検査の特徴とデバイスにおける危険性
      MRI対応デバイスの施設基準・管理・注意点
      東京医科大学八王子医療センターにおけるMRI撮像手順・チェックリスト
      まとめ
     
    III ICDの基礎知識
    ■ICDの適応 (栗田隆志)
     【基礎知識 Knowledge】
      2次予防におけるICDの適応
      虚血性心疾患に対するICDの1次予防に関するエビデンス
      非虚血性心筋症に対するICDの1次予防効果のエビデンス
      Brugada症候群に対するICDの1次予防的適応
     【実践 Practice】
      Case 1( 50歳代,男性)基礎心疾患に起因する無症候性非持続性心室頻拍
      Case 2( 50歳代,男性)冠攣縮狭心症による心室頻拍
      Case 3( 40歳代,男性)失神を主訴に来院したBrugada症候群
    ■ICD植込み手技の実際
     【基礎知識 Knowledge】
      ICD植込み −ペースメーカとの相違点−
      植込み時のICD特有の問題点
      リードの選択−デュアルコイルかシングルコイルか−
      DFTチェックは必要か
      高DFT時の対応
    ■ICDの外来フォローアップ
     【基礎知識 Knowledge】
     基礎知識
      実践:作動に対する対応

    III ICDの実践
    ■ICD作動例に対する対応
     【基礎知識 Knowledge】
      ESの定義と頻度
      ESの予後
      ESの原因と対応
     【実践 Practice】
      Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 70歳代,男性)/Case 3( 60歳代,男性)・

    IV CRTの基礎知識
    ■CRTの適応
     【基礎知識 Knowledge】
      心不全とCRT
      初期のエビデンスとガイドライン
      CRT適応の変遷
      ガイドラインの改訂
      おわりに
    ■CRT植込み手技の実際
     【基礎知識 Knowledge】
      総論
      実践
      合併症
    ■CRTの外来フォローアップ
     【基礎知識 Knowledge】
      はじめに
      国立循環器病研究センターのCRT外来
      植込み後のCRT効果
      植込み後のCRTの最適化
      自動最適化技術の登場
      おわりに
     
    IV CRTの実践
    ■CRTレスポンダーの予測
     【実践 Practice】
      はじめに
      CRTレスポンダーとは
      CRTレスポンダーになりやすい患者とは
      植込み時の注意点
      植込み後の対処法
    ■CRT-DとCRT-Pの使い分け
     【実践 Practice】
     Case 1( 60歳代,男性)/Case 2( 80歳代,女性)/Case 3( 70歳代,男性)
    ■LVリード挿入困難例をどうするか?
     【実践 Practice】
      Case 1( 50歳代,男性)非常に屈曲した冠静脈入口部症例
      Case 2( 70歳代,男性)鎖骨下静脈閉塞症例
      Case 3( 60歳代,男性)逆行性アプローチ症例

    V 今後の展望 実践
    ■ 遠隔モニタリングの実際
     【基礎知識 Knowledge】
      遠隔モニタリングシステムの概要
      遠隔モニタリングシステム運用のためのワークフロー
     【実践 Practice】
      Case 1( 70歳代,女性)ICD適切作動の早期発見
      Case 2( 40歳代,男性)心不全早期発見・
    ■完全皮下植込み型除細動器(S-ICD)の適応と実際
     【基礎知識 Knowledge】
      S-ICDの適応
      S-ICDの植込み法
      S-ICDの設定
     【実践 Practice】
      Case 1( 10歳代,男性)/Case 2( 40歳代,男性)
    ■着用型自動除細動器(WCD)をどう使うか
     【基礎知識 Knowledge】
      着用型自動除細動器(WCD)
     【実践 Practice】
      Case 1( 50歳代,男性)/Case 2( 50歳代,男性)
    ■デバイスと社会生活
     【実践 Practice】
      Case 1( 50歳代,男性)/Case 2( 50歳代,男性)/Case 3( 60歳代,女性)

    VI トラブルシューティング 実践
    ■リードトラブルの診断とトラブルシューティング
     【実践 Practice】
      Case 1( 70歳代,男性)/Case 2
    ■デバイス感染の診断と対応
     【基礎知識 Knowledge】
      デバイス感染
      診断
      治療
     【実践 Practice】
      Case 1( 70歳代,男性)/Case 2( 70歳代,女性)・
    ■リード抜去の適応と実際
     【基礎知識 Knowledge】
      リード抜去の適応
      リード抜去の実際
      リード抜去の合併症
     【実践 Practice】
     Case 1( 70歳代,女性)

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