フィンランドのネウボラに学ぶ 母子保健のメソッド

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2018-10-25
分野: 保健・体育  >  母性・小児保健
ISBN: 9784263237182
書籍・雑誌
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3,520 円(税込)

商品紹介

『健やか親子21(第2次計画)』では,「すべての子どもが健やかに育つ社会」をめざして,「切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策」が基盤課題のひとつとして掲げられています.この切れ目ない支援は,フィンランドのネウボラがモデルとなったといわれています.本書は,フィンランド国立健康福祉研究所で策定されているネウボラのガイドラインをもとに,フィンランドの保健師(助産師)がどのように子どもをもつ家族を支援しているか,なぜ児童虐待予防に大きな効果を発揮しているかなどの方策を具体的に紹介したうえで,日本での実際の取組事例までくわしく解説しています.

目次

  • I章 フィンランドの基本情報と健康政策
     (1)フィンランドの基本情報
     (2)フィンランドにおける母子保健の関係法規と組織体制

    II章 フィンランドとこれまでの日本の母子保健制度の比較
       (エビデンスからみるフィンランドの保健活動の有効性)
     (1)フィンランドと日本の保健師活動の比較
     (2)フィンランドと日本の母子保健制度の比較
     (3)フィンランドのネウボラにおける保健師活動の有効性

    III章 フィンランドの妊産婦ネウボラ・子どもネウボラの活動
     (1)妊産婦ネウボラ・子どもネウボラの活動を導く原則
     (2)妊産婦ネウボラと子どもネウボラの目的
     (3)ネウボラに必須のシステム
     (4)面談で行われる健康に関する助言
     (5)ネウボラにおける親であることへの支援の方法
     III-1 妊産婦ネウボラ
     III-2 子どもネウボラ
     III-3 家族全体を支援する総合健康診査
     III-4 家庭訪問
     III-5 産後うつ

    IV章 ハイリスクアプローチと多職種協働
     (横山美江・Hakulinen Tuovi)
     (1)フィンランドにおけるハイリスクアプローチ
     (2)母子とその家族からみたネウボラにおける多職種協働
     (3)妊産婦ネウボラ・子どもネウボラからみた多職種協働

    V章 フィンランドのネウボラのエッセンスと日本において取り入れるべき方策
     (1)担当保健師による継続支援の強化
     (2)父親を含めた家族全体の支援強化

    VI章 フィンランドのネウボラのエッセンスを取り入れた
        担当保健師の継続支援に向けたシステムの構築
     (1)大阪市港区の概況
     (2)取り組みの背景
     (3)取り組みの内容

    VII章 子育て世代包括支援センターと産前・産後ケア
     (1)まち・ひと・しごと創生総合戦略
     (2)子育て世代包括支援センター
     (3)日本初の産後ケアセンター
     (4)地域づくりと「ソーシャルキャピタル」
     (5)母親と赤ちゃんのソーシャルキャピタルとしての産後ケア

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