「家に帰りたい」「家で最期まで」をかなえる

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2018-12-15
分野: 看護学  >  公衆衛生/地域
ISBN: 9784260036993
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2,530 円(税込)

商品紹介

訪問看護ステーション立ち上げから20年、看護師として働きはじめてから27年の著者が綴る、多くの患者・家族との出会いと別れ。「家に帰りたい」「家で最期まで」をかなえるために奮闘してきた著者の実践は、読者に感動と勇気を与える。看護とは何か、看護師の存在する意味が問われている今、訪問看護師、病院・施設勤務の看護師だけでなくケアマネジャー、在宅ケアに携わる全ての職種の人にお薦めの書。

目次

  • 第1章 「家に帰りたい」「家で最期まで」をかなえる
     ファイナルギフト
     またひとり念願の退院がかないそう
     神経難病の男性の願い
     家か病院搬送か─家族の意見の対立の中で
     意思決定支援と病院主治医・在宅主治医の橋渡し
    「藤田さん呼んで~」
     その手前が難しい
    「お家に帰ろう」講演がきっかけで
    「家にいたい」それぞれの理由
     終わりゆく母の命と息子の揺らぎと(1)
     終わりゆく母の命と息子の揺らぎと(2)
     終わりゆく母の命と息子の揺らぎと(3)
     八十代認知症男性と息子の苦悩(1)
     八十代認知症男性と息子の苦悩(2)
     地域包括ケアというけれど─看護はどこに向かうのだろう
     なじみの急性期病院からのSOS

    第2章 《藤田流》看護師育成術
     看護のリフレクション
     分かりにくい? 所長の助言
     新人看護師へのマニアックな指導
    《藤田流》主治医への報告トレーニング
     訪問看護師の育成─オンコール
     二年目スタッフからのメール
     なりたい私。なりたい看護師。その道のり
     時間があったらできるのか?
     表看護と裏看護

    第3章 苦闘する訪問看護
     身の危険を感じるクレーム対応
     拒否する認知症女性と訪問看護の格闘(1)
     拒否する認知症女性と訪問看護の格闘(2)
     利用者の期待とできることのズレ─24時間緊急時対応
     丸一日かかった調整
     訪問看護料金への不満から(1)
     訪問看護料金への不満から(2)
     複雑すぎる訪問看護の組み合わせ
     在宅ケアプランの残念
     高齢者の救急対応の苦戦
     多分ボツ。某新聞社の取材「本当に家で死ねますか」
     開設から十三年間の歩み

    第4章 訪問看護は素晴らしい
     スタッフの交代訪問であらためて思うこと
     夜中の緊急コール
     所長と看護師を支える事務員ふたり
     ヘルパーさんから教えられる世間の看護師
     頼りにされるうれしさ
    「家で最期まで過ごす」という選択もあることを
     びっくり量のう○こ出たよー
     認知症だからと決めつけてはいけない
     医師の診断のありがたさ
     えっ、そんな訪問看護師おるん?
     介護職の方からのプレゼント
     臓器別専門医からかかりつけ医への移行期
     餅は餅屋─薬剤師さんのステキ
     ある医師への相談
     一人の病院医師との出会い

    第5章 心に残る患者・家族
    「患者のため」という思い込みと患者の怒り
     夫の最期に立ち会えなかった妻
     夫の終わりに万歳
     末期がん男性から私への遺言
     高血糖の続く男性、なぜ?
     何もできなくても支える
    「今何時ですか」と何度も問う患者
     五十代、末期肝臓がん患者の初回訪問
     阪神淡路大震災
     三十年間の夫への復讐
    「最期まで家で診られます」と言ったのに……
     駆け出しだった頃に病棟で出会った患者
     今日の出会いと語り
     相談する人がいなくて

    第6章 私と家族
     日々の日常に散りばめられているかけがえのないもの
     亡き母との十年間の介護から
     二十三歳の闘い抜いた最後の時間
     義母からの贈り物─お願い、そっとしておいて
     認知症の高齢女性と住民との対立─十八歳、長女の痛み

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