医学のあゆみ 267/13 2018年12月29日号
目次
- 特集 蛋白質代謝医学
―構造・機能の研究から臨床応用まで
蛋白質の一生（揺籠から墓場まで）
【合成（誕生）】
■クロマチンによるエピジェネティックな転写制御
■エピジェネティクスと蛋白質生合成の制御
■翻訳システム
■リボソーム機能欠損と生合成エラーによる疾患発症メカニズム
―遺伝子発現の中心装置としてのリボソームの新規機能
■新生鎖の生物学―翻訳途上の新生ポリペプチド鎖が積極的に関与する生命現象
【成熟（フォールディング）】
■熱ショック応答によるプロテオスタシス制御と老化関連疾患
■フォールディングからミスフォールディングへ―Anfinsenのドグマからアミロイド形成
■シャペロニン
■Hsp47（コラーゲン特異的分子シャペロン）─線維化疾患治療の標的因子として
■集合シャペロンを介したプロテアソーム形成機構
■天然変性蛋白質―蛋白質の構造・機能研究の新しいターゲット
【輸送（細胞内物流システム）】
■蛋白質の居場所決定における生体膜への組込み
■核-細胞質間蛋白質輸送と創薬研究
■小胞体膜への蛋白質の標的化─蛋白質の個性に応じた輸送経路
■ミトコンドリアへの蛋白質移行
■ペルオキシソームの形成と分解を基盤とした恒常性制御機構
【分解（死）】
■多様化するユビキチンコード
■プロテアソームの機能と疾患
■カルパインファミリーは個性派揃い
■カスパーゼによる細胞死実行機構
■オートファゴソーム形成の分子機構
■オートファジーの生理的機能
■p62を介した選択的オートファジー
■小胞体ストレス応答とゴルジ体ストレス応答
■蛋白質品質管理のための小胞体関連分解
■蛋白質分解経路のキープレーヤーp97/Cdc48
蛋白質の品質管理とその制御
■膜/分泌蛋白質の生合成プロセスを監視するプレエンティブ品質管理
■マイトファジー―PINK1とParkinによるミトコンドリア蛋白質の品質管理
■ERファジー―オートファジーによる小胞体の選択的分解
■標的蛋白質の分解を誘導するハイブリッド化合物SNIPERsとPROTACs
■セレブロンモジュレーター
■生体分子の液-液相分離
生理病態学と関係する蛋白質の動作原理
■ユビキチンリガーゼが関与する疾患
■脱ユビキチン化酵素(DUB)と疾患
■ミステリン―もやもや病の責任遺伝子産物
■シャペロンによるプリオン凝集体の形成と伝播の制御
■神経変性疾患の原因となる蛋白質
■異物排出蛋白質―すべてがマルチなマルチドラッグ排出蛋白質
■細胞周期制御のキー蛋白質
■細胞死制御のキー蛋白質
■p16からみた細胞老化―加齢性疾患の予防・治療に向けたsenolytic薬の発展
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