BCGと人体実験  その真相を究明する

出版社: あけび書房
著者:
発行日: 2019-07-15
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784871541695
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商品紹介

著者は、集団予防接種による肝炎患者大量発生のメカニズムを解明し、肝炎患者集団訴訟全面勝利の中心人物となった著名な医師。
「ある報告書との出合いが、結核予防・BCGと人体実験のカラクリを解き明かした! 満洲における背蔭河、平房、新京を結ぶ七三一部隊を超えた枠組み。東京帝大伝染病研究所の犯罪と戦後に続く人脈を追究した大労作!」と坂下明彦・北海道大学教授が推薦。資料多。
戦前・戦後の日本医療史の暗黒の部分を明らかにする。

目次

  • 第1章 国民病 結核

    第2章 背蔭河での東郷部隊の実験
     東郷部隊
     人体実験の開始
     ツベルクリン反応検査について(第2報)
     ツベルクリン反応検査について(第1報)
     二木秀雄のインタビュー
     モルモットとBCG
     人とBCG
     背蔭河の大脱走事件
     結核の発病率と死亡率

    第3章 日本脳炎の人体実験

    第4章 第4性病(鼠径リンパ肉芽腫症)の研究
     実験医学雑誌の雑報
     実験動物は2~3歳の男の子
     癩菌の純培養

    第5章 731部隊
     超音波処理BCGワクチン
     石井四郎の役割

    第6章 満州国衛生技術廠
     田中正稔の自殺
     肺切除
     東大の博士論文
     癩病(ハンセン氏病)とBCGの予防効果
     凍結乾燥の技術
     凍結乾燥BCGワクチン

    第7章 日本学術振興会第8小委員会
     傍観していた結核問題
     第8小委員会の討議

    第8章 伝染病研究所
     私立伝染病研究所
     内務省の伝染病研究所
     文部省の伝染病研究所

    第9章 同仁会

    第10章 国立予防衛生研究所
     国立予防衛生研究所(国立感染症研究所)
     野外実験
     BCG騒動

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