戦後、単独渡米した一日本人外科医が、ボルチモア市医師会長、メリーランド州医師会副議長、アメリカ鍼医師会会長を経て、日米両国より表彰されるまでの波乱万丈の生涯を描く。
投稿者名:英語学習者【投稿日:2019/08/13】
戦後の困窮のなか苦学して渡米し、絶え間ない努力と周囲の方の支え、そして人生の転機に訪れる「ひらめき」とそれを実行する勇気により、多くの試練を乗り越えてきた姿に心を打たれました。 筆者は著書のなかで、若い頃、敵性語であった英語を学ぶ機会に恵まれなかったことを悔やんでいます。いまに比べ情報も物資も乏しかった時代、初めから語学が堪能であったわけではない青年が、前向きな努力と行動力でアメリカ社会に認められるまでに至った軌跡は、読む人に勇気を与えてくれます。