福祉専門職のための統合的・多面的アセスメント
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目次
- 序 章 ソーシャルワークの中のアセスメント
――なぜ統合的・多面的であるべきなのか
1 クライエントの行動の「意味」を見出す
――アセスメントの重要性を痛感したある出来事
2 ソーシャルワーク実践のゴールが見えない――アセスメントに関心を持った理由
3 知性と感性を駆使してクライエントと向き合う
――優れたソーシャルワーカーの共通点
4 適切なアセスメントは実践力向上に必要不可欠――日本の実践現場で思うこと
5 ソーシャルワークの共通基盤
――ジェネラリスト・エコロジカル・ストレングス視点に基づくアセスメント
6 アセスメントをどのように捉えるのか――本書の視点
7 理論と実践をつなぐ――本書の構成
第I部 省察的ソーシャルワークとアセスメント
第1章 アセスメントとは何か
――ソーシャルワークにおける役割・特徴と欠かせない視点
1 アセスメントと実践
2 不適切なアセスメントによって生じた問題
――ソーシャルワーカーが作った困難事例
3 アセスメントなき援助は地図の無い旅――ソーシャルワークにおける役割
4 情報の収集・分析・統合と報告書作成――アセスメントのプロセス
5 統合的・多面的アセスメントのための情報枠組み
――統合的・多面的に問題状況を理解するために
6 リスク・家族・環境に関するソーシャルワーカーの役割
7 本章のまとめ
第2章 ソーシャルワークの使命とアイデンティティ
――アセスメントに与える影響を考える
1 ソーシャルワーカーの使命――誰のために何をするのか
2 ソーシャルワークのアイデンティティをめぐる現実
3 ソーシャルワークのアイデンティティに関する先行研究
4 広範な領域で働くソーシャルワーカーの「共通項」
5 本章のまとめ
第3章 アセスメントと援助のプロセス
1 ソーシャルワークの援助プロセス
2 各援助プロセスとアセスメントとの関係性
3 本章のまとめ
第4章 相談援助面接――アセスメントと相談援助面接力との関係
1 面接が果たす役割――必要不可欠な「相談援助面接力」
2 援助的関係性が面接に与える影響
3 援助関係に影響を及ぼす要因
4 相談援助面接のプロセス――起承転結
5 言語反応バリエーションと避けるべき15の応答パターン
6 本章のまとめ
第5章 アセスメントと省察力――専門職としての価値観・知識・スキルの統合
1 実践の振り返り
2 省察的実践とは何か――定義と語源から
3 プロフェッショナルとして成長するために必要な要素――行為の中の省察・暗黙知
4 循環型の経験・理論の相互作用と累積的な連結
5 経験・エキスパート・省察的実践
6 記録と省察的実践・自己覚知の関係性
7 本章のまとめ
第6章 アセスメントとスーパービジョン
1 思考プロセスを言葉にする――「沈黙は金なり」?
2 実践力向上に欠かせないスーパービジョン
3 スーパービジョンの存在意義
4 スーパービジョンのステップ
5 スーパーバイザーに要求される力
6 アセスメント情報の適切さの確認
7 本章のまとめ
第II部 統合的・多面的アセスメントで得られるクライエント情報
第7章 クライエントの意図をつかむ――なぜ援助を受けようと思ったのか
1 クライエントの問題意識―アセスメント面接初期に理解すべきこと
2 主訴を明確にしないクライエントの思い
――「わかっていてもできない」を受け止める
3 クライエントが抱える問題の具体的特性――客観的情報の抽出による推測
4 クライエントが持つ問題の捉え方の差異
――思考・感情・行動のすべてが一致しているとは限らない
5 問題理解に必要な固有の情報
――医療・健康・精神衛生・認知力・経済状況・学力等
6 本章のまとめ
第8章 クライエント自身の特性を知る
――ライフサイクル・人間関係・環境・ストレングス・価値観
1 クライエントの「歴史」を知る意義――「歴史」は現状の把握を助ける
2 ライフサイクルにおける現在地――人生の中で「今」はどのような段階にいるのか
3 クライエントを取り巻く人間関係――家族・友人を含む他者との関係性
4 クライエントが持つ価値観と人生のゴール――最終目標の共有・設定
5 本章のまとめ
第9章 クライエントの問題対処力と資源を把握する
1 クライエントの問題対処力の理解
2 問題対処に関連する様々な資源
3 問題対処とアセスメント面接――ソーシャルサポートの情報を支援につなぐ方法
4 クライエントのニーズに必要な外部資源
5 本章のまとめ