小児科臨床 72/12 2019年12月号

出版社: 日本小児医事出版社
発行日: 2019-12-05
分野: 臨床医学:内科  >  雑誌
ISSN: 0021518X
雑誌名:
特集: 虐待から子どもを守るために
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目次

  • 特集 虐待から子どもを守るために

    I.虐待とは
     1.「虐待」の考え方・子どもの権利
     ・トピックス「教育虐待」
     2.学校ソーシャルワークの視点からみた貧困とネグレクト

    II.虐待の現状
     1.日本における虐待の現状
     2.イギリスにおける児童保護の現状

    III.虐待対応制度と医療とのかかわり
     1.医療者が知っておくべき虐待対応のための法律
     2.児童相談所の医師の役割・医療との連携
     3.虐待を防止する地域づくりと医療の役割
        ―子ども家庭総合支援拠点・要対協・母子保健含む―
     4.虐待対応の医療システムの在り方
        (院内システム・医療間システム)

    IV.妊娠期から思春期までの虐待予防
     1.子育て世代包括支援センター
     2.にんしんSOS
     3.特定妊婦への対応―産科・精神科・小児科の連携―
     4.妊娠期からの泣き声対策
     5.小児科外来での虐待予防
     ・トピックス「親への虐待予防プログラムトリプルP」
     ・トピックス「子どもへの権利教育(CAP プログラム)」

    V.診療時における虐待の発見・初期対応
     1.救急外来における虐待対応
     2.一般小児外来で虐待を疑うべき時
     3.乳幼児健診で虐待を疑うべき時
     4.虐待を疑った時の問診・診察・検査・記載方法
     5.医療機関で行うべき家族評価
     6.画像診断検査
     7.口腔内所見のみかた,考えかた
     ・トピックス「虐待が疑われる死亡事例の来院時に行うべきこと」
     8.虐待を疑った時の初期対応

    VI.医学的に特別な対応が必要な虐待
     1.虐待による乳幼児頭部外傷(AHT)
     2.非器質性発育不良
     3.医療ネグレクトとその対応
     4.Medical Child Abuse(いわゆる代理によるミュンヒハウゼン症候群を含む)
     5.性虐待・性感染症
     6.障害児への虐待(現状と予防・対策)

    VII.虐待の社会的対応への医療の役割
     1.司法面接・系統的全身診察の在り方・CAC の実際
     ・トピックス「日本でのChildren`s Advocacy Centerの取り組み」
     2.診断書,意見書の書き方
     3.警察・検察との連携

    VIII.虐待が及ぼす心身の影響
     1.子ども虐待が及ぼす心身への影響
     2.マルトリートメントが中枢神経に及ぼす影響
     3.神経発達症と子ども虐待

    IX.虐待を受けた子どもと親への対応
     1.児童相談所に権限のある子どもを守る制度
     2.親と暮らせない子どもの生活の場
     ・トピックス「医療機関への一時保護委託」
     3.在宅支援への医療のかかわり―プライマリケアとして―
     4.虐待を受けた子どもへの心理的アプローチ(総論)
     ・トピックス「トラウマインフォームドケア」
     ・トピックス「親子相互交流療法(PCIT)」
     ・トピックス「TF-CBT(Trauma-Focused Cognitive
             Behavioral Therapy:トラウマフォーカスト認知行動療法)」
     ・トピックス「アタッチメントに焦点化した治療」
     5.子ども虐待の加害者への働きかけ

    X.医療者の教育・研修
     1.医療機関向け虐待対応プログラム(BEAMS)

    XI.死亡事例検証とCDR(チャイルド・デス・レビュー)
     1.国・自治体が行う子ども虐待重大事例検証
     2.CDR(海外の動き,日本のこれから)

    XII.行政の児童虐待防止制度の最近の動き
     1.児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律

    [判例]児童虐待を疑った通告者の責任(医療裁判の紹介)

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