現代診療報酬の史的考察

出版社: 社会保険研究所
著者:
発行日: 2019-11-30
分野: 医学一般  >  制度(法/経済)
ISBN: 9784789406758
書籍・雑誌
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1,980 円(税込)

商品紹介

平成8年診療報酬改定を皮切りに合計5回の改定を経験した筆者が、支払基金における審査の経験を踏まえて診療報酬制度を考察しました。世界に類を見ないほど複雑で精緻な我が国の診療報酬について、診療報酬改定の現場を通した体感を踏まえ、体系立てて整理するとともに、貴重な資料に基づいて多角的な分析を行います。
本書は、現在活動している医療関係者に知ってもらいたい歴史として、平成6年以降を「現代」として記述しており、同時に、今後の診療報酬の方向性を照らし見ることのできる貴重な一冊となっております。

目次

  • 第1章 入院料の改革(日本版DRGの試行)
     1 日本におけるDRG(急性期定額支払試行)の始まり
     2 診断群分類の開発
     3 包括と出来高
     4 DRG試行の報酬の枠組み

    第2章 DRGからDPCへ
     1 DRG試行の評価とDPCの提案
     2 診断群分類の精緻化
     3 DPC構造の確定と閣議決定
     4 DPCの現在

    第3章 治療プロセスに沿った入院診療報酬体系の確立
        ―「病院包括」から「地域包括」へ―
     1 治療プロセスと診療報酬体系
     2 ハイケアユニット、亜急性期入院料、回復期リハビリテーション病棟の登場
     3 「病院包括」から「地域包括」へ
     4 病床包括か患者報酬か?
     5 精神科入院医療診療報酬体系の流れ

    第4章 老人診療報酬と介護報酬
     1 老人診療報酬
     2 介護報酬

    第5章 外来診療報酬
     1 外来診療の包括の試み
     2 大病院への患者集中是正策
     3 かかりつけ医機能の強化―診療所の新たな機能(在宅療養支援診療所)

    第6章 診療報酬の新たな潮流
     1 アウトカム評価と費用対効果手法の導入
     2 新しい入院基本料(看護基準の無い入院料の登場(平成30年度改定))
     3 介護医療院の新設
     4 在宅診療報酬の課題とオンライン診療の登場
     5 新たな医薬分業の姿を求めて

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