よくある疑問にサラリと答える! ここからはじめる抗凝固療法

出版社: じほう
著者:
発行日: 2020-01-25
分野: 臨床医学:一般  >  薬物療法
ISBN: 9784840752305
書籍・雑誌
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特記事項:

商品紹介

抗凝固療法は近年DOACが開発され、薬物療法が多様化している領域の一つです。肝・腎機能や併用薬などにより禁忌や減量基準が定められ、投与設計や服薬指導にあたる薬剤師の積極的な関与が期待されています。
本書は、医師と薬剤師が長年チームとして抗凝固療法を実践してきた京都桂病院の研修会・診療をまとめた1冊。抗凝固療法の知識習得にとどまらず、Q&A形式で臨床疑問を学び、症例ベースで考えることで、エビデンスや患者背景を踏まえたモニタリングをどのようにおこない、最適な薬物療法や服薬指導につなげていけばよいかを実践的に学ぶことができます。抗凝固療法に従事する病院・薬局薬剤師におすすめです。

目次

  • I 押さえておきたい 抗凝固療法のよくある疑問30
     1)基礎知識編
      抗凝固療法の基本的な専門用語について教えてください。
      抗凝固薬と抗血小板薬の使い分けを教えてください。
      抗凝固薬(ワルファリン、DOAC)の特徴と使い方を教えてください。
      抗凝固薬の薬物動態(吸収、分布、代謝、排泄)について教えてください。
      抗凝固療法の適応疾患について教えてください。
      抗凝固薬の出血リスクについて教えてください
      アドヒアランスの重要性について教えてください。
      抗凝固薬の治療/ 副作用モニタリングとTTRの意味を教えてください。
      DOACに関する大規模臨床試験の結果を教えてください。
      ワルファリンの有効性と、そのエビデンスを教えてください。
      患者への問診のポイントを教えてください。
      抗凝固薬の投与設計について教えてください。
      ワルファリン服用患者へのブコローム併用について教えてください。
     2)クリニカルクエスチョン編
      抗凝固薬導入時、外来患者にはどれくらいの間隔でフォローする?
      患者指導では、何をどう伝える?
      患者の私生活で注意することは?
      ワルファリン服用患者の食事で注意したいことは?
      心房細動に対する抗凝固療法のリスクスコアはどう使えばいい?
      維持透析を含む末期腎不全患者に抗凝固薬を投与してもいい?
      肝機能低下患者に抗凝固薬が必要な場合、どういう点に気をつける?
      抗凝固療法の効きにくい患者とは?
      PT-INRが変動しやすい患者のマネジメントはどうすればいい?
      高齢者の抗凝固療法で注意することは?
      微小脳内出血を指摘された患者の抗凝固療法は?
      周術期の対応(1)-ワルファリンの中止・継続・再開はどうすればいい?
      周術期の対応(2)-ヘパリンブリッジの有無はどう判断する?
      周術期の対応(3)-DOACは使ってもいい?
      ワルファリンの投与設計(ノモグラム) はどうすればいい?
      抗凝固薬内服中に大出血した患者には、どう対応すればいい?
      抗血小板薬と抗凝固薬を併用しても大丈夫?

    II ケースから学ぶ!患者背景に応じた抗凝固療法の最適化
     1)シチュエーションでみる抗凝固薬の使い方
      抗凝固薬導入の患者
      ワルファリン導入の患者
      入院患者
      外来患者
      観血的検査、周術期の患者
      静脈血栓塞栓症の患者
      消化管出血の既往患者
     2)特殊病態 ・ 併存症患者への抗凝固薬の使い方
      超高齢者
      慢性腎臓病、透析の患者
      心不全患者
      がん患者
      抗結核薬服用患者

    コラム
    (1)心房細動や静脈血栓塞栓症以外に抗凝固療法を行う場合
    (2)心房細動のアブレーション周術期における経口抗凝固薬の取り扱い
    (3)心房細動のない慢性心不全に血栓塞栓症の予防は必要か?

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