ミレイ先生のアドラー流勇気づけメンタルヘルスサポート

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2020-03-25
分野: 看護学  >  公衆衛生/地域
ISBN: 9784840472197
電子書籍版: 2020-03-25 (電子書籍版)
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商品紹介

支援者(産業保健スタッフ、人事労務管理担当者、管理職)の登場人物との会話文&豊富なマンガ風イラストで、心のしくみをわかりやすく解説。心を勇気づけるスキルやマインドがわかれば、メンタルヘルス不調者の本音を理解した協力的な支援が行える。支援者自身のイライラ感や無力感もなくなり、心が軽くなる。

目次

  • 【序章 自分とつながり、自分らしく生きよう!】
    (1)なぜメンタルヘルス不調者は減らないの?
    (2)メンタルヘルス不調者に対応している支援者だってしんどいのだ!
    (3)私たちはなぜ心を病むのか?
    (4)本書の特徴

    【第1章 心をサポートすること】
    ◆1 心がしんどいってどういう状態?
    (1)すべての悩みは対人関係の図式(成り立ち)で考える
    (2)長時間残業による心の不調も、対人関係の問題が背景にある
    (3)すべての問題は勇気を失っていることが原因
    ◆2 アドラー心理学と勇気づけ
    (1)アドラー心理学について
    (2)私たちはどこを目指して生きている?
    (3)原因ではなく、目的を考える
    (4)私たちは所属を目指して言動を選択する
    (5)勇気づけとは、所属感と貢献感がもてるようにかかわること
    (6)幸せに生きていくためには勇気が必要
    (7)対人関係に向き合う態度
    (8)メンタルヘルス不調者は勇気がくじかれている状態
    (9)ありのままの自分を認めるには勇気が必要
    (10)ありのままの自分を受け入れるなんて難しすぎる!
    (11)アドラー心理学が大切にしている「共同体感覚」
    ◆3 他者とも自分自身ともいい関係をつくっていく
    (1)自己肯定
    (2)自己否定
    (3)自己犠牲
    (4)自己受容
    ◆4 心をサポートすること
    (1)支援者にできることは?
    (2)支援者が自分自身を勇気づける

    【第2章 心のしくみを理解しよう!】
    ◆1 心のしくみを理解する利点
    ◆2 自分を制限する考え「ビリーフ」
    (1)「自分らしさ」とは、感じ方の違い
    (2)自分らしさはこうして忘れ去られる
    (3)「〇〇なんだから」の言葉は、善意から始まっている
    (4)性格とは、つらいメッセージから自分を守る絆創膏
    (5)人生に制限をかける考え
    (6)キャラクターに応じた考えは、生きていくために必要なもの
    (7)その考えを手放すのは死活問題
    (8)その考えは今の自分に合っていますか?
    (9)面談等でよく聞くビリーフのパターン
    ◆3 感じ方、感情が自分らしさ
    (1)人間には自己調節機能が備わっている
    (2)自分の感情を思い出そう
    (3)ビリーフを優先させた結果、メンタルヘルス不調に至った事例
    ◆4 自分とうまくつき合っていくために
    (1)まとめ
    (2)古くなったビリーフを書き換える

    【第3章 実践! 勇気づけメンタルヘルスサポートのスキルとマインド】
    ◆1 勇気づけメンタルヘルスサポートのスキルとマインド
    ◆2 面談を始めるにあたって
    ◆3 「ありがとう」がいちばんの勇気づけ
    ◆4 聴き上手になる
    (1)聴く姿勢(座る位置、距離感)
    (2)聴く態度(身振り、姿勢、視線)
    (3)相手にペースを合わせる
    (4)とにかくじっくり話を聴く
    (5)あいづちを打つ
    (6)大きくゆっくりうなずく
    (7)伝え返す
    (8)話の先を促す「それで?」「それから?」
    (9)質問する
    (10)要約する
    (11)相談者からの質問への対応
    (12)会話の中の沈黙を大切に
    ◆5 共感する
    ◆6 それは誰の課題?「課題の分離」
    (1)「それは誰の課題か?」という視点で出来事を観察する
    (2)課題の分離は協力するためのスタート
    ◆7 協力と目標の一致
    ◆8 物事の見方を変えて「リフレーミング」でポジティブにとらえる
    ◆9 相手の意思(想い)を確認しながら進める「意思カクニン」
    ◆10 まずは、できていることに注目する「正の注目」
    ◆11 アイ・メッセージで伝える

    【第4章 メンタルヘルス不調者とのかかわりで、すぐに活用できる対応事例20】
    ◆主な登場人物
    <メンタルヘルス不調者本人の悩み>
    [事例01]効率が悪く、なかなか仕事が終わらないことを悩んでいる
    [事例02]より高く設定され続ける目標へのプレッシャーに心が折れそう
    [事例03]退職者や部署異動希望者が多い困った上司の部署に配属された
    [事例04]セクハラの悩みを訴えてきたが、話を聴くとかなりグレーゾーン
    [事例05]転職した新しい職場の雰囲気になじめず、実力を発揮できない
    [事例06]業務で重大なミスをして、働くのが怖くなった
    [事例07]取り引き先からクレームを受けるのが怖くて、電話に出られない
    [事例08]店長として赴任してきたが、スタッフが言うことを聞かない
    [事例09]育児による時短勤務で重要な仕事を任せてもらえず悶々(もんもん)としている
    [事例10]メンタルヘルス不調による休職後の職場復帰に対する不安
    <上司の悩み(メンタルヘルス不調者との接し方)>
    [事例11]メンタルヘルス不調で休職していた部下の受け入れが不安
    [事例12]メール連絡だけで、急な欠勤を繰り返す社員への対応に苦慮
    [事例13]上司の指導が不適切で嫌いな部下を色めがねでみている疑いがある
    <支援者自身の悩み(メンタルヘルス不調者との接し方)>
    [事例14]メンタルが弱すぎるやる気のない社員をサポートする気になれない
    [事例15]相談者にやさしく接したら、職務以外でも連絡が来るようになった
    [事例16]相談者のプライベートな問題に踏み込んでいいのかわからない
    <支援者自身の悩み(職場環境)>
    [事例17]人事部がない会社でメンタルヘルスの担当者に任命されて荷が重い
    [事例18]環境的要因が大きい問題に、どう支援したらよいのかわからない
    [事例19]メンタルヘルスの研修を推進したいが上司や同僚が協力的でない
    [事例20]相談しても、はっきりしない産業医の態度にもやもやする

    【第5章 カウンセリングを受けてみよう!】
    ◆1 広義のカウンセリング
    ◆2 カウンセリングの本質
    ◆3 自分に合ったカウンセラーの見つけ方
    (1)自分に合ったカウンセラーはどうやって見つけるの?
    (2)ピンとくるカウンセラーを見つけたら、思い切って会ってみる

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第4章 メンタルヘルス不調者とのかかわりで、すぐに活用できる対応事例20

P.120 掲載の参考文献
1) 厚労省 あかるい職場応援団 : ハラスメントの類型と種類 https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/pawahara-six-types/
2) 厚労省 職場におけるハラスメント対策マニュアル https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000181888.pdf
3) ハラスメントの種類はいくつある? 人事が押さえる5つを厳選紹介 https://achievement-hrs.co.jp/ritori/?p=4493
4) 社会人の教科書 : ハラスメントの定義とは? 全35種類の○○ハラスメント一覧 https://business-textbooks.com/harassment32/
P.180 掲載の参考文献
1) 気分障害の治療ガイドライン作成委員会. 日本うつ病学会治療ガイドライン II うつ病 (DSM5) / 大うつ病性障害 2016. 2016, 日本うつ病学会, 8.

引用・参考文献一覧

P.193 掲載の参考文献
1) 上谷実礼『ミレイ先生のアドラー流 "勇気づけ" 保健指導 : アドラー心理学で面談技法のスキルが身につく!』メディカ出版, 2017年
2) 上谷実礼『ナースのためのアドラー流勇気づけ医療コミュニケーション : メンタルヘルスの専門家・ミレイ先生が人間関係の悩みを解決!』メディカ出版, 2019年
3) Adler, A. Der Aggressionstrieb im Leben und in der Neurose. Fortschritte der Medizin. 26 (19), 1908, 577-84.
4) A, Mehrabian. Silent Messages. Wadsworth Pub. Co, 1971.
6) エドワード・T・ホール『かくれた次元』日高敏隆ほか訳, みすず書房, 1970年
7) 野田俊作『共同体感覚の諸相』アドレリアン, 5 (9), 1992年
8) 岩井俊憲『働く人のためのアドラー心理学「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣』朝日新聞出版, 2016年
9) 加藤隆行『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由 : 人間関係のカギは, 自己肯定感にあった』小学館, 2019年
10) 池見陽編著『傾聴・心理臨床学アップデートとフォーカシング : 感じる・話す・聴くの基本』ナカニシヤ出版, 2016年
11) 古宮昇『プロカウンセラーが教えるはじめての傾聴術』ナツメ社, 2012年
12) 諸富祥彦『はじめてのカウンセリング入門 (上) : カウンセリングとは何か』誠信書房, 2010年
13) 諸富祥彦『はじめてのカウンセリング入門 (下) : ほんものの傾聴を学ぶ』誠信書房, 2010年
14) 東山紘久『プロカウンセラーの聞く技術』創元社, 2000年
15) 鈴木秀子『心の対話者』文藝春秋, 2005年
16) 野田俊作『Passage 1.3』アドラーギルド, 2005年
17) 野田俊作『性格は変えられる (アドラー心理学を語る 1) 』創元社, 2016年
18) 野田俊作『グループと瞑想 (アドラー心理学を語る 2) 』創元社, 2016年
19) 野田俊作『劣等感と人間関係 (アドラー心理学を語る 3) 』創元社, 2017年
20) 野田俊作『勇気づけの方法 (アドラー心理学を語る 4) 』創元社, 2017年
21) 本山智敬ほか編『ロジャーズの中核三条件 一致 : カウンセリングの本質を考える 1』創元社, 2015年
22) 坂中正義ほか『ロジャーズの中核三条件 受容 無条件の積極的関心 : カウンセリングの本質を考える 2』創元社, 2015年
23) 三國牧子ほか『ロジャーズの中核三条件 共感的理解 : カウンセリングの本質を考える 3』創元社, 2015年
24) 河合隼雄『カウンセリングの実際 : <心理療法> コレクション II』岩波書店, 2009年
25) リズ・ブルボー『五つの傷 : 心の痛みをとりのぞき本当の自分になるために』浅岡夢二訳, ハート出版, 2006年
26) 百武正嗣『気づきのセラピー : はじめてのゲシュタルト療法』春秋社, 2009年
27) 室城隆之『「生きづらさ」を手放す : 自分らしさを取り戻す再決断療法』春秋社, 2017年
28) ドン・リチャード・リソほか『新版 エニアグラム【基礎編】 : 自分を知る9つのタイプ』高岡よし子ほか訳, 角川書店, 2019年
29) 芳村思風『人間観の覚醒 新装改訂版』致知出版社, 2011年
30) 下園壮太『相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法』講談社, 2008年
31) ジョン・ガバットジン『マインドフルネスストレス低減法』春木豊訳, 北大路書房, 2007年
32) 手塚郁恵『自分を信じるレッスン : マインドフルネス・セラピー入門』春秋社, 2012年
33) 岸見一郎ほか『嫌われる勇気 : 自己啓発の源流「アドラー」の教え』ダイヤモンド社, 2013年
34) アドラーギルド編『アドラー心理学基礎講座応用編テキスト』2015年
35) 日本ゲシュタルト療法学会研修委員会編『ゲシュタルト療法テキスト新版』日本ゲシュタルト療法学会, 2018年

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