動作分析の基本

出版社: マイナビ(旧:毎日コミュニケーションズ)
著者:
発行日: 2020-04-15
分野: 臨床医学:外科  >  スポーツ医学
ISBN: 9784839971182
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2,728 円(税込)

商品紹介

寝返り、起き上がり、起立・着座、歩行の4つの基本動作から問題点を探る!
「動作分析」とは、患者の動作パターンを観察し、動作障害の原因を特定していくプロセスのことです。
リハビリテーションに携わる専門職の方には必須の知識です。
本書では、日常生活の寝返り、起き上がり、起立・着座、歩行の4つの基本動作を中心に、動作分析について解説しています。
本書は、動作分析の初学者版という位置づけで、動作分析の視点と、臨床上よく観察される異常動作についてエッセンスをまとめました。

目次

  • 第1章 動作分析の基本
    ●臨床における動作分析
    「動作分析」とは何か
    動作メカニズムとは何か
    逸脱運動と代償運動
    ●動作障害に関与する機能障害
    筋肉が機能不全に陥る原因(1)
    筋肉が機能不全に陥る原因(2)
    関節可動域の異常
    知覚異常と情動的要因
    column 理学療法士という仕事の“将来性”

    第2章 姿勢制御のバイオメカニクス
    ●基本動作の姿勢制御
    バイオメカニクスとは何か
    ●静止姿勢とバイオメカニクス
    静止姿勢と力の釣り合い
    姿勢制御の基本
    ●体位の変化と身体重心の制御
    静止姿勢と身体重心
    ●身体重心移動のバイオメカニクス
    身体重心の移動
    ●重心制御と股関節
    サイドステップにおける身体重心移動
    column リハビリテーションの“公定料金”はいくら?

    第3章 寝返り動作の分析
    ●基本動作<寝返り動作>の概要
    寝返り動作の基本
    伸展回旋と屈曲回旋
    屈曲回旋のシークエンス
    ●<寝返り>動作を可能にするメカニズム
    屈曲回旋における頭頸部の制御
    屈曲回旋における上側肩甲骨
    屈曲回旋における下側肩甲骨
    屈曲回旋における上部体幹
    屈曲回旋における働きのスイッチ
    屈曲回旋の体重移動
    ●目視による動作分析<寝返り>
    寝返り動作の全体観察
    頭部の動作異常
    上肢の動作異常
    肩甲骨と体幹の動作異常
    下側上肢と下肢の動作異常
    column バイオメカニクスの歴史

    第4章 起き上がり動作の分析
    ●基本動作<起き上がり>の概要
    起き上がり動作の基本
    起き上がり動作のパターン
    起き上がり動作のシークエンス
    on elbowと回転軌道(1)
    on elbowと回転軌道(2)
    ●<起き上がり>動作を可能にするメカニズム
    肩甲帯の安定化
    第3相から第4相への移行
    体重移動におけるアームライン
    ●目視による動作分析<起き上がり>
    起き上がり動作の全体観察
    上肢による過剰努力
    手すりの使用/カウンターウェイトの不活性
    手をつく場所の問題
    下側上肢で体重が支えられない
    長座位への移行で重心を移動できない
    column リハビリテーションの評価指標「FIM」

    第5章 起立・着座動作の分析
    ●基本動作<起立・着座>の概要
    起立・着座における運動パターン(1)
    起立・着座における運動パターン(2)
    起立動作のシークエンス
    着座動作のシークエンス
    ●<起立>動作を可能にするメカニズム
    起立動作における2つのポイント
    殿部が離床する際のポイント(1)
    殿部が離床する際のポイント(2)
    身体重心の変化
    ●<着座>動作を可能にするメカニズム
    身体重心の制御
    ●目視による動作分析<起立・着座>
    全体像の観察ポイント
    ●目視による動作分析<起立>
    第1相~第3相の観察ポイント
    重心の前方加速が不十分な原因
    殿部の離床がうまくできない原因(1)
    殿部の離床がうまくできない原因(2)
    体幹の過度な前傾と左右非対称の動作
    ●目視による動作分析<着座>
    第1相~第3相の観察ポイント
    尻もちをつくような着座動作
    column ロコモティブシンドロームとサルコペニアとフレイル

    第6章 歩行の分析
    ●基本動作<歩行>の概要
    歩行運動の特徴
    歩行動作のシークエンス
    立脚相の詳細(1)
    立脚相の詳細(2)
    遊脚相の詳細
    ●<歩行>動作を可能にするメカニズム
    heel rockerの役割
    ankle rockerとforefoot rocker
    下肢の各関節の働き
    下肢の各筋の働き
    重心の上昇
    下肢が前方に振り出される
    骨盤の水平移動
    ●目視による動作分析<歩行>
    全体的な特徴の観察
    初期接地におけるかかと接地
    膝関節の過伸展
    膝が崩れる
    立脚初期に膝関節が曲がってしまう(1)
    立脚初期に膝関節が曲がってしまう(2)
    トレンデレンブルグ徴候とデュシェンヌ徴候
    立脚中における膝関節の不具合
    立脚後期に股関節が伸展しない
    遊脚相での下肢や体幹の動作の異常
    遊脚した下肢を分回す歩行
    column 起立や歩行の動作を助ける機器とその選択

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