エンド・オブ・ライフケアの臨床倫理

出版社: 日総研出版
著者:
発行日: 2020-04-26
分野: 看護学  >  臨床/成人/老人
ISBN: 9784776019015
書籍・雑誌
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3,080 円(税込)

商品紹介

ACPの歴史的背景から理論・実践事例まで網羅
臨床倫理は各職種が各自の視点で「人として」の意見をぶつけあう協学の場です。
本書では終末期医療で直面する倫理的課題を通して解決策を学び、次に生かしましょう。

目次

  • 第1章
    エンド・オブ・ライフ ケアにおける
    臨床倫理の役割とその歴史的発展の軌跡
     ●患者の「自律の権利」確立の動き
     ●終末期医療をめぐる事件と司法判断の歴史
     ●用語の整理―法と臨床倫理の視点から―

    第2章
    ACPと倫理コンサルテーションの基礎と実践
    エンド・オブ・ライフ ケアの倫理的問題に対処するアプローチ
     ●ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の役割
      ―終末期における困難な倫理的問題をより良い解決に導くACP―
     ●倫理的に適切な意思決定プロセスとは
     ●コミュニケーションツールとしての事前指示とACP
      ―関係者間でコミュニケーション(繰り返す話し合い)
       重視した事前指示作成は,ACPを実践したことになる―
     ●DNAR指示(POLST)
      ―コミュニケーションを重視したDNAR指示(POLST)は,
       医療分野における最も重要なACPの一つとなり得る―
     ●介護施設における「看取りの意思確認」
      ―コミュニケーションを重視した「看取りの意思確認」は,
       介護分野における最も重要なACPの一つとなり得る―
     ●倫理コンサルテーション
      ―倫理的ジレンマの解決に向けて―

    第3章
    各科領域の実践事例から学ぶ論点整理と解決策
     【循環器疾患のエンド・オブ・ライフ ケア】
      ●予後予測が困難な心不全患者の治療の限界の見極め
       大動脈弁狭窄症による心不全・入退院を繰り返した86歳女性のケース
     【悪性腫瘍のエンド・オブ・ライフ ケア】
      ●化学療法をいつまでやるのか
       家族がさらなる化学療法を望んだ進行性肺がんの62歳男性のケース
      ●持続的な深い鎮静をめぐる倫理的な課題
       疼痛・腹部膨満感・嘔気が強く,鎮静を望んだ進行性大腸がんの54歳女性のケース
     【腎疾患のエンド・オブ・ライフ ケア】
      ●人工透析中止・差し控えの判断
       人工透析中止を望んだ54歳男性のケース
     【認知症(在宅→施設)】
      ●認知症の人への意思決定支援   ―日常生活から終末期の人工栄養まで―
       76歳で中等度認知症と診断され,84歳で嚥下障害となった女性のケース
     【在宅のエンド・オブ・ライフ ケア】
      ●進行性胃がん32歳女性の在宅看取り
       病院での化学療法を拒否し,在宅緩和ケアを選択した32歳女性のケース

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