プライマリ・ケア医のための 心房細動入門 全面改訂版

出版社: 日経BP社
著者:
発行日: 2020-05-25
分野: 臨床医学:内科  >  循環器一般
ISBN: 9784296106349
書籍・雑誌
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4,400 円(税込)

商品紹介

心房細動診療のエキスパートであり、プライマリ・ケアの現場で活躍する著者が、様々な疑問に答えます。循環器疾患を専門としていない臨床医や研修医を中心に、心房細動診療に向き合う、全てのプライマリ・ケア医の必携書。心房細動診療に関わる看護師や薬剤師、管理栄養士にも参考になる内容です。
患者背景によって、治療方針が大きく変わる心房細動への新たなアプローチとして、心房細動の症例を「単純か複雑か」で分類して、診断・治療を考える新たな視点を提案。生物医学的アプローチを優先する「単純症例」、心不全など多くのリスク因子が併存する「複合症例」、心理社会的アプローチも吟味すべき「複雑症例」に分けて、患者の増加と高齢化が進む心房細動の診療について丁寧に解説します。

目次

  • 第一章 総論
    1 心房細動とは
      ~心房細動診療の特徴、疫学、自然経過、分類~
    2 心房細動診療の新しいアプローチ
      ~複雑性の視点から見た心房細動診療~

    第二章 心房細動を見つける
    1 心房細動の診断
      ~改めて「65 歳以上は脈を取る」のが大事な理由~
    〔さらに詳しく〕 心房細動の早期発見
    〔さらに詳しく〕 心房細動を予測する

    第三章 脳梗塞を予防する抗凝固療法
    1 抗凝固療法のリスク評価
      ~「CHADS2 スコア0 点1点問題」を考える~
    2 抗凝固薬の選び方
    (1)絶滅危惧種? ワルファリンの使い道はここだ
    〔さらに詳しく〕 ワルファリン用量調節のコツ
    〔さらに詳しく〕 凝固系と抗凝固薬の基礎知識
    ・(1)凝固系は爆発的ポジティブフィードバックシステム
    (2)NOAC はどれか1 つを使いこなせば「まずOK」
    〔さらに詳しく〕 凝固系と抗凝固薬の基礎知識
    ・(2)ワルファリンとNOAC:違いは何か?
    3 抜歯、内視鏡、手術時の抗凝固療法
      ~周術期のヘパリンブリッジはもういらない?~
    〔さらに詳しく〕 NOACのモニタリングと切り替え法
    4 虚血性心疾患合併心房細動の抗血栓療法
      ~PCI後の抗凝固薬・抗血小板薬併用はいつまで~
    5 心不全合併心房細動の治療
      ~心房細動が先か、心不全が先か?~
    6 左心耳閉鎖デバイス
      ~「WATCHMAN」が威力を発揮する患者像~

    特別編 不整脈薬物治療ガイドラインはここが変わった

    第四章 複雑症例を考える
    1 高齢者抗凝固療法の注意点
      ~「出血に注意」だけでは不十分~
    2 複雑症例でのNOACの使い方
      ~腎機能低下・高血圧・多剤併用への対処~
    3 服薬アドヒアランス
      ~抗凝固薬の服用を怖がる患者にどう説明する?~
    4 出血後の抗凝固療法
      ~「原則再開」で本当によいのか~
    〔さらに詳しく〕 出血にどう対応するか
    5 抗凝固薬をいつやめるか
      ~抗凝固療法の意思決定支援の進め方~

    第五章 症状を緩和する治療法
    1 急性発作時の対応
      ~初発心房細動にどう対応するか~
    〔コラム〕 基礎心疾患の確認を

    2 レートコントロールとリズムコントロール
    (1)発作を繰り返す患者にはどう対処すべきか
    (2)レートコントロールの実際
    (3)リズムコントロールの実際(薬物療法)
    〔さらに詳しく〕 心房粗動をどう扱うか?

    3 カテーテルアブレーション
      ~心房細動治療の第一選択か?~

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