児童期虐待を生き延びた人々の治療

書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:約3営業日

3,960 円(税込)

商品紹介

人は児童期から続く身体的虐待や性的虐待などの過酷な体験が積み重なると、PTSDばかりでなく、うつ病やアルコール依存など、成人後のメンタルヘルスに長期的な影響が残りやすいと言われている。虐待を受けた子どもや青年にはさまざまな治療が行われ、多くの成果が上がっているが、誰からも援助を受けずにそのまま大人になってしまった人々にはどうしたらよいだろうか。本人も治療者も問題がトラウマに起因していることを理解せず、パーソナリティ障害などの誤った診断がなされることも多い。著者は、これら虐待サバイバーのための治療を実践し、効果的な方法を提唱してきた。より良く生きていくための感情的・対人関係的なリソースを強化し、トラウマ記憶を整理するための枠組みと手続きの進め方を提供するまったく新しいPTSD治療法を紹介。

目次

  •  第1章 児童期虐待によるトラウマ
     第2章 アタッチメント
     第3章 剥奪されて育つ
     第4章 治療原理
     第5章 感情的,社会的リソースの構築
     第6章 トラウマ記憶に取り組む
     第7章 ナラティブを広げる
     第8章 治療実施のガイドライン
     第9章 患者を評価し,治療の適応を考える

    第I段階 感情と対人関係の調整スキルトレーニング(STAIR)
     第10章 セッション1:希望のリソース
     第11章 セッション2:気持ちのリソース
     第12章 セッション3:感情調整
     第13章 セッション4:感情と関わりながら生きる
     第14章 セッション5:つながりのリソース
     第15章 セッション6:対人関係のパターンを変える
     第16章 セッション7:対人関係における主体性
     第17章 セッション8:対人関係における柔軟性

    第II段階 ナラティブ・ストーリー・テリング(NST)
     第18章 スキルトレーニングからナラティブによるトラウマの処理への移行
     第19章 セッション9:NSTの紹介
     第20章 セッション10:最初のナラティブ
     第21章 セッション11~15:恐怖のナラティブ
     第22章 セッション11~15:恥のナラティブ
     第23章 セッション11~15:喪失のナラティブ
     第24章 セッション16:最終セッション

    付録A:参考資料
    付録B:領域ごとの評価方法

最近チェックした商品履歴

Loading...