精神看護の看護過程

出版社: サイオ出版
著者:
発行日: 2020-06-10
分野: 看護学  >  臨床/成人/老人
ISBN: 9784907176877
電子書籍版: 2020-06-10 (第1版第2刷)
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:約3営業日

2,420 円(税込)

電子書籍
章別単位で購入
ブラウザ、アプリ閲覧

2,420 円(税込)

商品紹介

「精神科の看護をどのように立てればいいのか悩む」「精神科は難しい」と悩む学生のために精神看護の手立てが少しでも見えてくるようになることを目的に、実習でよく出合う精神疾患について、その病態生理、事例と看護過程の展開の実際、患者さんとのかかわりを振り返るツールであるプロセスレコードの実際を盛り込んで解説する。

目次

  • 第1章 精神看護とは
     1 精神看護の領域
      1.精神看護の定義と概念
      2.精神医療の歴史と課題
      3.精神看護がめざすもの
     2 対象のとらえ方
      1.対象を理解するための手立て
      2.精神機能とその異常
     3 看護師の役割と技術
      1.看護モデル
      2.精神科臨床におけるケアの原則(ケアの基本)
      3.観察、情報収集、アセスメント
      4.対人関係における技術
     4 精神看護学実習での学び
      1.実習体制
      2.学生の変化
      3.カンファレンスの意義

    第2章 看護過程の実際
     1 統合失調症
     2 気分障害
     3 認知症
     4 摂食障害
     5 アルコール依存症


    第3章 地域における生活支援
     1 精神障害をもちながら地域で生活するということ
      1.精神障害者の「生きづらさ」
      2.精神障害を抱えてどのような状態になっているのか
      3.社会生活の維持
     2 地域生活を支えるための資源
      1.精神障害者を取り巻く現在の制度の成り立ち
      2.関連する主な法律
      3.主なサービス
     3 家族への支援
      1.家族に期待されること
      2.家族の状況
      3.家族の支援
      4.家族を理解すること

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第1章 精神看護とは

P.34 掲載の参考文献
1) 岡田靖雄 : 日本精神科医療史, 医学書院, 2002
1) American Psychiatric Nurses Association PSYCHIATRIC- MENTAL HEALTH NURSES. https://www.apna.org/i4a/pages/index.cfm?pageid=3292#1 (2019.8.8)
2) Royal College of Nursing Mental Health Nursing. https://www.rcn.org.uk/clinical-topics/mental-health (2019.8.8)
2) 落合滋之監修, 秋山剛, 音羽健司編集 : 精神神経疾患ビジュアルブック, 学研メディカル秀潤社, 2016
3) 日本精神科看護協会 精神科看護の定義. http://www.jpna.jp/outline/define.html (2019.8.8)
3) 渡辺雅幸 : 専門医がやさしく語る はじめての精神医学, 中山書店, 2007
4) 厚生労働省 : みんなのメンタルヘルス, https://www.mhlw.go.jp/kokoro/nation/law.html, 2019年12月8日検索
4) 野村総一郎, 樋口輝彦監修, 尾崎紀夫, 朝田隆, 村井俊哉編集 : 標準精神医学, 第6版, 医学書院, 2015
5) Neel Burton (朝田隆監訳) : みるよむわかる精神医学入門, 医学書院, 2015
5) 木田孝太郎 : 心をみまもる人のために-精神の看護学, p.117, 学習研究社, 2001
6) G. シュヴィング (小川信男, 船渡川佐和子訳) : 精神病者の魂への道, p.11-12, みすず書房, 1985
7) 中井久夫, 山口直彦 : 看護のための精神医学, p.134, 医学書院, 2001
8) Joyce Travelbee (長谷川浩, 藤枝知子訳) : トラベルビー 人間対人間の看護, p.122-125, 医学書院, 2018
9) 南裕子, 稲岡文昭監修, 粕田孝行編集 : セルフケア概念と看護実践-Dr. P. R. Underwoodの視点から, p.46, へるす出版, 2011
10) Dorothea E. Orem E. オレム (小野寺杜紀訳) : オレム看護論 看護実践における基本概念, 第4版, p.42, 医学書院, 2005
11) 南裕子, 稲岡文昭監修, 粕田孝行編集 : セルフケア概念と看護実践, p.65, へるす出版, 2011
12) 野嶋佐由美, 粕田孝行, 宇佐美しおり : セルフケア看護アプローチ-理と実践-そして創造, p.37-44, 日総研, 2000
13) Hildegard E. Peplau (稲田八重子, 小林冨美栄, 武山満智子他訳) : ペプロウ 人間関係の看護論, p.15-16, 医学書院, 2016
14) 中山洋子著, 筒井真優美編 : ヒルデガード E. ペプロウ-看護における人間関係の概念枠組, 看護理論家の業績と理論評価, p.103, 医学書院, 2019.
15) 外間邦江, 外口玉子 : 精神科看護の展開 患者との接点をさぐる, p.85, 医学書院, 2004
16) Joyce Travelbee (長谷川浩, 藤枝知子訳) : トラベルビー 人間対人間の看護, p.4, 医学書院, 2018
17) Joyce Travelbee (長谷川浩, 藤枝知子訳) : トラベルビー 人間対人間の看護, p.22-23, 医学書院, 2018
18) 外間邦江, 外口玉子 : 精神科看護の展開-患者との接点をさぐる, p.114-117, 医学書院, 2004
19) 木田孝太郎 : 心をみまもる人のために-精神の看護学, p.81, 学習研究社, 2001
20) 中井久夫 : [新版] 精神科治療の覚書, p.104, 日本評論社, 2014
21) 外間邦江, 外口玉子 : 精神科看護の展開-患者との接点をさぐる, p.113, 医学書院, 2004
22) Joyce Travelbee (長谷川浩, 藤枝知子訳) : トラベルビー 人間対人間の看護, p.134, 医学書院, 2018
23) Anita W. O'Toole & Sheila R. Welt. (池田明子, 小口徹, 川口優子他訳) : ペプロウ看護論-看護実践における対人関係理論, p.174, 医学書院, 2017
24) ロン・コールマン (平直子訳) : 回復は孤立の中では起こらない, 臨床心理学研究, 38 (4) : 89-100, 2001

第2章 看護過程の実際

P.39 掲載の参考文献
1) 鈴木道雄 : 第12章 統合失調症, 尾崎紀夫ほか ; 標準精神医学, 第7版, p.317-340, 医学書院, 2018
1) 功刀浩 : 図解やさしくわかる統合失調症, ナツメ社, 2014
2) 渡辺雅幸 : 専門医がやさしく語るはじめての精神医学, 改訂第2版, p.64-93, 中山書店, 2015
2) 吉浜文洋 : 統合失調症の理解と看護, 吉浜文洋ほか ; 学生のための精神看護学, p.138-160, 医学書院, 2010
3) 阿部裕 : 統合失調症と関連疾患, 萱間真美, 野田文隆編 ; 看護学テキストNiCE 精神看護学 II, 臨床で活かすケア, 第2版, p.48-57, 南江堂, 2015
3) 石川幸代 : 16 統合失調症, 川野雅資編 ; エビデンスに基づく精神科看護ケア関連図, p.124-130, 中央法規出版, 2009
4) 上野修一ほか : 統合失調症, 統合失調症型障害および妄想性障害 (F2), 瀧川薫編 ; 精神保健看護学, p.109-113, 株式会社オーム社, 2013
5) C. カトナほか (島悟監訳) : 図説精神医学入門, 第3版, p.10-17, 日本評論社, 2008
P.41 掲載の参考文献
1) 武井麻子 : 回復 (リカバリー) を支える力「レジリエンス」, 系統看護学講座 専門分野 II 精神看護学 (1) 精神看護の基礎, 第5版 (武井麻子著者代表), p.49-51, 医学書院, 2017
2) 遠藤淑美 : 精神保健福祉に関する啓発と教育, 系統看護学講座 別巻, 精神保健福祉, 第3版, p.67-73, 医学書院, 2016
P.43 掲載の参考文献
1) 吉浜文洋 : 統合失調症の理解と看護, 吉浜文洋, 末安民生編 ; 学生のための精神看護学, p.138-160, 医学書院, 2010
2) 石川幸代 : 16 統合失調症, 川野雅資編著 ; エビデンスに基づく精神科看護ケア関連図, p.124-130, 中央法規出版, 2009
3) 水野恵理子 : 統合失調症-看護プロセス, 山田幸宏他著 ; 疾患別看護過程セミナー下巻, p.166-177, サイオ出版, 2018
P.56 掲載の参考文献
1) 尾崎紀夫ほか編集 : 標準精神医学, 第7版, 医学書院, 2018
1) 永井良三監修 : 看護学大辞典, 第6版, p.460, メヂカルフレンド社, 2013
2) 上島国利ほか編集 : ナースの精神医学, 改訂5版, 中外医学社, 2019
2) 坂田三允 : 統合失調症・気分障害をもつ人の生活と看護ケア, p.173-174, 中央法規, 2004
3) 佐渡充洋 : うつ病による社会的損失はどの程度になるのか? -うつ病の疾病費用研究, 精神神経学雑誌, 116 (2) : 107-115, 2014, https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1160020107.pdfより2019.12.23検索
3) 浦部晶夫ほか編集 : 今日の治療薬 2018-解説と便覧, 南江堂, 2018
4) 川上憲人 : 世界のうつ病, 日本のうつ病-疫学研究の現在, 医学のあゆみ, 219 (3) : 925-929, 2006
4) 日本精神科看護技術協会政策・業務委員会 : 精神科看護ガイドライン 2011, www.jpna.jp/sponsors/pdf/guideline-2011.pdfより2019.12.9検索
5) 大森健一 : 高齢者の神経症性障害の概念の変遷と国際疾病分類, 老年精神医学雑誌, 15 (4) : 369-374, 2004
6) 高橋祥友 : 自殺の危機-臨床的評価と危機介入, p.38, 金剛出版, 1992
7) 今野千聖ほか : 一般人口におけるうつ病の心理社会的な要因に関する疫学的研究, 日大医学雑誌, 75 (2) : 81-87, 2016, https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/75/2/75_81/_pdf/-char/jaより2019.12.25検索
8) 川上憲人ほか : 世界精神保健日本調査セカンド, II 有病率および受診行動, 3 精神障害等の有病率および受診行動, p.30-66, 2016, http://wmhj2.jp/WMHJ2-2016R.pdfより2019.12.25検索
9) 坂田三允 : 統合失調症・気分障害をもつ人の生活と看護ケア, p.183, 中央法規, 2004
10) 石関圭 : 抗うつ薬の副作用について, 井上猛ほか編 ; こころの治療薬ハンドブック, 第12版, p.337, 星和書店, 2019
P.58 掲載の参考文献
1) 上島国利ほか編集 : ナースの精神医学, 改訂5版, 中外医学社, 2019
P.60 掲載の参考文献
1) 尾崎紀夫ほか編 : 標準精神医学, 第7版, 医学書院, 2018
2) 上島国利ほか編 : ナースの精神医学, 改訂5版, 中外医学社, 2019
P.65 掲載の参考文献
1) 坂田三允 : 統合失調症・気分障害を持つ人の生活と看護ケア, 中央法規, 2004
2) 藤木眞由美 : 気分障害をもつ人の看護過程, 白石壽美子ほか編 ; 全人的視点にもとづく精神看護過程, 医歯薬出版, 2014
3) 川野雅資編著 : エビデンスに基づく精神科看護ケア関連図, 中央法規, 2008
P.72 掲載の参考文献
1) 日本精神神経学会 日本語版用語監修, 高橋三郎, 大野裕監訳 : DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 医学書院, 2014
2) 「認知症疾患診療ガイドライン」作成委員会 編集, 日本神経学会監修 : 認知症疾患診療ガイドライン, 医学書院, 2017, URL : https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo_2017.html
3) 厚生労働省 : 若年性認知症の実態等に関する調査結果の概要及び厚生労働省の若年性認知症対策について, 2009, https://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/h0319-2.html
4) 厚生労働省 : 「痴呆」に替わる用語に関する検討会報告書 (平成16年12月24日), https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/12/s1224-17.html
5) 長谷川典子ほか : 認知症とせん妄, 日本老年医学会雑誌, 51 (5) : 422-427, 2014
6) 藤瀬昇ほか : うつ病と認知症との関連について, 精神神経学雑誌, 114 (3) : 276-282, 2012
P.75 掲載の参考文献
1) 認知症の人と家族の会 : 認知症の本人の声, http://www.alzheimer.or.jp/?page_id=3200
2) NPO法人健康と病の語りデイペックス・ジャパン : 認知症の語り, https://www.dipex-j.org/dementia/
P.93 掲載の参考文献
1) 高橋三郎, 大野裕監修 : DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, p.323-347, 医学書院, 2014
1) AEDレポート 2016, 第3版 (日本語版), http://www.jsed.org/AEDGuide_JP.pdfより2019.12.30検索
P.115 掲載の参考文献
1) 樋口進ほか : 新アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドライン, p.22-23, 新興医学出版社, 2018
2) 長尾博 : 図表で学ぶアルコール依存症, p.82, 星和書店, 2005

第3章 地域における生活支援

P.143 掲載の参考文献
1) 厚生労働省 : 精神保健福祉法 (正式名称 : 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」) について みんなのメンタルヘルス総合サイト, https://www.mhlw.go.jp/kokoro/nation/law.htmlより2019年9月10日検索
1) 池淵恵美 : 統合失調症の人の生きづらさから障害disabilityを考える, こころの回復を支える精神障害リハビリテーション, p. 2-5, 医学書院, 2019
2) 池淵恵美 : 障害disabilityをもたらす基盤としての脳機能, こころの回復を支える 精神障害リハビリテーション, p.13-20, 医学書院, 2019
2) 厚生労働省 : 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律について 障害者総合支援法が施行されました, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/sougoushien/index.htmlより2019年9月10日検索
3) 嶋本麻由ほか : 精神障害者が持つセルフスティグマを増強させる要因と軽減させる要因, 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻紀要 : 健康科学 : health sience (2014), 9 : 11-19, 2014 (https://doi.org/10.14989/185397より2019年10月22日検索)
3) 厚生労働省 : 障害年金 みんなのメンタルヘルス総合サイト, https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_05_03life.htmlより2019年9月9日検索
4) 内閣府 : 令和元年度版, 障害者白書全文 (PDF版), 第3章第1節 生活安定のための施策, 図表3-2, https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/r01hakusho/zenbun/index-pdf.htmlより2019年9月2日検索
4) 厚生労働省 : 生活保護制度, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.htmlより2019年9月9日検索
5) 法務省 : 成年後見制度~成年後見登記制度~, http://www.moj.go.jp/MINJI/minji17.htmlより2019年11月4日検索
5) 佐々木裕子ほか : 精神障害者の家族支援についての文献研究-歴史的経緯と当事者研究から支援の方向を探る, 名古屋市立大学大学院人間文化研究科人間文化研究, (1) : 93-108, 2003
6) 松田美枝ほか : 本人が精神疾患を発症してから病状が安定するまでに経験する家族の困難と必要な支援, 心理社会的支援研究, 8 : 61-79, 2018
7) 岩崎みすずほか : 統合失調症患者のきょうだいとしての体験-語りの分析から, 日本看護研究学会雑誌, 32 (4) : 101-109, 2009
9) 岩崎みすずほか : 統合失調症の子どもをもつ父親-病気への対処と向き合い方-, 日本健康医学会誌, 22 (1) : 36-42, 2013
10) 木村由美ほか : 混乱時期における統合失調症患者の家族の体験, 獨協医科大学看護学部紀要, 11 : 41-55, 2017
11) 松田美枝ほか : 本人が精神疾患を発症してから病状が安定するまでに経験する家族の困難と必要な支援, 心理社会的支援研究, 8 : 75, 2018

最近チェックした商品履歴

Loading...