呼吸器感染症の診かた、考えかた ver.2

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2020-06-10
分野: 臨床医学:内科  >  呼吸器一般
ISBN: 9784498130012
電子書籍版: 2020-06-10 (2版1刷)
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

4,620 円(税込)

電子書籍
章別単位で購入
ブラウザ、アプリ閲覧

4,620 円(税込)

商品紹介

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のような新興の呼吸器感染症に対峙するためには、適切に情報のアップデートを行うことはもちろん、呼吸器感染症診療を行ううえでの基本的、普遍的かつ網羅的な知識が必要となる。もちろん従来の呼吸器感染症を診る場合もその基本は変わらない。本書では、旧版の内容に最新知見を反映させながら大幅に手を加え、「呼吸器感染症といえばこの一冊」と呼ぶに相応しい内容にまとめあげた。

目次

  • 第1章 総論・呼吸器感染症を理解する
     呼吸器感染症はほかの部位の感染症とどこが異なるか?
     呼吸器系の解剖と感染部位
     呼吸器感染症の原因となる微生物
      1 解剖学的部位と微生物の関係
      2 呼吸器感染症の感染経路
     呼吸器感染症を診断する
      1 最 も大切なのは感染による病態かどうかの診断である! 
        Mimicker に注意!
      2 原因微生物を診断する
       2-1 検体の採取方法
       2-2 グラム染色と培養検査の見方
       2-3 抗原検出法
       2-4 抗体検査
       2-5 遺伝子診断

    第2章 呼吸器感染症の治療に用いる薬剤
     はじめに
     抗菌薬
      1 ペニシリン系抗菌薬 ─ ペニシリンを上手に使おう
      2 セフェム系抗菌薬 ─ たくさんある薬剤の使い分け
      3  カルバペネム系抗菌薬
        ─ 大切なのはカルバペネムが必要なケースを見落とさないこと!
      4 モノバクタム系抗菌薬
      5 マクロライド系抗菌薬
        ─ 耐性菌が増えている現実を知った上で使う
      6 テトラサイクリン系抗菌薬
      7 リンコマイシン系抗菌薬
      8 キノロン系抗菌薬 ─ エンピリック使用における位置づけ
      9 アミノ配糖体系抗菌薬 ─ 呼吸器感染症における位置づけ
      10 抗MRSA 薬
     抗真菌薬
      1 トリアゾール系
      2 エキノキャンディン系
      3 ポリエンマクロライド系
     抗結核薬
      1 rifampicin(RFP)
      2 isoniazid(INH)
      3 pyrazinamide(PZA)
      4 ethambutol(EB)
      5 streptomycin(SM)
      6 二次抗結核薬
      7 MDR-TB の治療に用いる薬剤
     抗ウイルス薬
      1 インフルエンザ治療薬
      2 抗サイトメガロウイルス薬
     新規に上市された抗菌薬
      1 colistin(CL)
      2 metronidazole(MNZ)
     抗菌薬のPK/PD

    第3章 病態ごとの診断と治療 
     気道感染症 
      1 気道感染症の成立は肺炎とどのように異なるか 
      2 かぜ症候群とインフルエンザ 
       2-1 抗菌薬治療の対象となる上気道感染症を見落とさない 
       2-2 感染性咳嗽への対応 
       2-3 かぜ症候群への対応 
       2-4 インフルエンザ 
      3 慢性肺(気道)疾患における慢性下気道感染症 
       3-1 慢性期の管理 
       3-2 増悪への対応 
     肺炎 
      1 院外発症肺炎
       1-1 院外発症肺炎の診療の流れ 
       1-2 画像診断の位置づけ 
       1-3 重症度判定と治療薬選択の実際 
       1-4 キノロン系抗菌薬をエンピリックに使用しないわけ 
       1-5 院外発症肺炎におけるマクロライドの位置づけ 
       1-6 治療効果を評価するには 
       1-7 原因微生物が判明したときの治療 
       1-8 原因微生物が判明せず,治療に反応しない場合の対応 
       1-9 肺炎に対するステロイド 
      2 院内肺炎 
       2-1 院内肺炎の基礎 
       2-2 院内肺炎診療の実際 
       2-3 特殊な病態への対応 
      3 感染によらない肺炎を見分ける 
       3-1 肺癌(特に浸潤性粘液腺癌IMA) 
       3-2 特発性器質化肺炎(COP) 
       3-3 好酸球性肺炎(EP) 
       3-4 薬剤性肺炎 
     抗酸菌感染症 
      1 抗酸菌の分類と診断法 
      2 結核菌感染症の治療 
       2-1 肺結核 
       2-2 潜在性結核感染症(LTBI) 
      3 非結核性抗酸菌症 
       3-1 治療対象の見分け方 
       3-2 肺MAC症 
       3-3 肺M.kansasii症 
       3-4 肺M.abscessus症 
       3-5 肺NTM症の外科治療 
     肺真菌症 
      1 アスペルギルス感染症 
       1-1 SPA 
       1-2 CPPA 
       1-3 IPA 
      2 クリプトコックス感染症 
      3 カンジダ感染症 
      4 接合菌症(zygomycosis) 
      5 輸入真菌症 
       5-1 コクシジオイデス症(coccidioidmycosis) 
       5-2 ヒストプラズマ症(histoplasmosis) 
       5-3 パラコクシジオイデス症(paracoccidioidomycosis) 
     免疫不全を有する患者の呼吸器感染症 
      1 大切なのは患者背景から考えること 
      2 ニューモシスチス肺炎 
      3 サイトメガロウイルス肺炎 
      4 侵襲性肺アスペルギルス症 
      5 肺ノカルジア症 
      6 免疫抑制療法中のリウマチ患者の肺炎への対処 
     胸膜炎 
      1 感染が関与する病態かどうかの診断が最初の一歩 
       1-1 生化学検査 
       1-2 細菌検査 
       1-3 細胞分画・細胞診 
       1-4 胸膜生検 
      2 結核性胸膜炎 
        1 抗結核薬への反応が不良の場合の対応 
      3 膿胸 
       3-1 難治性膿胸への対応 
       3-2 線維素溶解療法の適応 
       3-3 外科へのコンサルテーションへのタイミング 

    第4章 難治性呼吸器感染症の集学的治療

最近チェックした商品履歴

Loading...