あたらしい 3分間神経診察法 第2版

出版社: 総合医学社
著者:
発行日: 2020-08-10
分野: 臨床医学:内科  >  脳神経科学/神経内科学
ISBN: 9784883786954
電子書籍版: 2020-08-10 (第2版第1刷)
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商品紹介

神経診察の要点を,最も効率よく学べるロングセラー!
本書の「正編」と「続編」を合わせ,新たな情報を加えて改訂し,一冊にしたもの!
臨床研修医のための脳神経内科・神経診察の入門書!
総合診療医,看護師,リハビリテーション療法士にも実用的!
医学生のPre-CC OSCE・Post-CC OSCE対策としても最適!

目次

  • Part1 診察の進め方
    1.問診のとりかた:神経診察を効率化するコツ
      1)問診で「イメージ診断」をつける
      2)病歴をとる前にまず患者さんの外見をチェックする
      3)病歴で診断できる
      4)問診のツボ1:症状から病変部位を推測しよう
      5)問診のツボ2:発症様式から病因を絞り込もう

    2.運動機能を診る
      1)問診と視診でだいたいわかる
      2)筋緊張が亢進していないか?
      3)筋力の診かた
      4)筋力低下のパターンを診て原因疾患を絞る
      5)運動機能といっしょに診る神経徴候

    3.反射を診る
      1)ハンマーで異常所見の糸口を探り出す
      2)腱反射の診かた
      3)腱反射異常の意義
      4)クローヌスの診かた
      5)表在反射の診かた
      6)病的反射の診かた
      7)反射所見と症状を照らし合わせよう
      8)反射所見の記載法

    4.感覚を診る
      1)日常生活での感覚障害の症状を確認する 表在感覚と深部感覚
      2)感覚障害のレベルはないか?
      3)感覚解離はないか?
      4)しびれの診かた

    5.脳神経を診る
      1)脳神経の機能と部位を知る
      2)視力低下か? 視野障害か?
      3)複視なら眼球運動を追う
      4)顔がしびれる,感覚が鈍い
      5)表情を診る
      6)嚥下と発語をチェックする

    6.運動失調を診る
      1)運動失調は,バランスの悪さとぎこちなさ
      2)姿勢と歩行をみる
      3)四肢の運動失調をテストする
      4)小脳性運動失調か,感覚性運動失調か

    7.不随意運動を診る
      1)視診でわかる異常運動
      2)振 戦
      3)ミオクローヌス
      4)その他の異常運動

    8.高次脳機能を診る
      1)物忘れをみる
      2)失行をみる
      3)失認をみる

    Part2 症状から一発診断
    1.めまいを診る
      1)「いつどういうときに起こりますか?」問診でわかる
      2)末梢性か? 中枢性か?
      3)頭位変換でめまいが誘発,増強するか?
      4)眼振をチェックする
      5)Dix-Hallpike Testとエプリー法
      6)ワレンベルグ症候群を忘れない

    2.しびれを診る
      1)感覚障害? 問診でしびれの性状を確かめる
      2)「いつ始まったのか?」発症様式を確かめる
      3)「どこがしびれるのか?」部位を確かめる
      4)足のしびれ:頻度の高い代表的疾患
      5)手のしびれ:頻度の高い代表的疾患

    3.頭痛を診る
      1)「いつから? どこが? どのような痛み?」問診で一次性頭痛と二次性頭痛を鑑別する
      2)一次性頭痛は繰り返す
      3)「突発」「最悪」「激烈」緊張を要する頭痛
      4)「歩くと頭にひびきます」髄膜炎
      5)随伴症状で原因を探れ

    4.失神を診る
      1)失神か? 意識障害か?
      2)一過性脳虚血発作(transient ischemic attack:TIA)による失神?
      3)失神の3大原因:心血管疾患,起立性低血圧,迷走神経反射を鑑別する
      4)迷走神経反射:誘因,前兆,発症状況を確かめる
      5)起立性低血圧:貧血,脱水,出血を確かめる
      6)心血管疾患:3大原因の中で最も予後不良! 必ず心電図検査を施行
      7)失神で痙攣が起こる?
      8)ティルト試験 Head-up tilt test

    5.意識障害を診る
      1)頭蓋内疾患か? 全身性疾患か?
      2)意識レベルを評価する
      3)発症状況を家族,目撃者,救急隊員に訊いて確かめる
      4)バイタルサインのチェック
      5)神経学的局在徴候を探れ
      6)意識障害患者の外来診断・検査の進め方

    6.痙攣を診る
      1)痙攣=てんかん?
      2)てんかんか非てんかん性発作か? 問診で痙攣の性状を確かめる
      3)「てんかん?」非てんかん性発作を鑑別する1:急性症候性発作
      4)「てんかん?」非てんかん性発作を鑑別する2:心因性非てんかん性発作
      5)全身性か? 局所性か? てんかんを分類する
      6)てんかん重積状態

    7.ふるえを診る
      1)視診でふるえの性状を分析する
      2)よくみられる振戦1:パーキンソン病の振戦
      3)よくみられる振戦2:本態性振戦
      4)その他の知っておくべき振戦
      5)「突然,電撃的,瞬間的なふるえ」ミオクローヌス

    8.運動麻痺を診る
      1)問診と視診で筋力低下の分布パターンをとらえる
      2)中枢性麻痺? 末梢性麻痺? 筋肉障害? 病変部位を推測しよう
      3)筋萎縮を見逃さない
      4)歩行・動作緩慢:強剛・固縮の有無を確かめる
      5)筋力の診かた
      6)手の運動麻痺:前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺

    9.歩行障害を診る
      1)視診と問診で歩き方の特徴と発症様式を確かめる
      2)歩き方と姿勢で原因がわかる
      3)下肢の運動麻痺を確かめる 中枢性麻痺? 末梢性麻痺? 筋肉障害?
      4)運動失調の有無を確かめる
      5)深部感覚障害の有無を確かめる

    10.複視を診る
      1)眼球の問題か? 眼球運動障害か?
      2)眼球運動を追う
      3)瞳孔異常と眼瞼下垂の有無を確認して脳神経障害の局在を診断する
      4)水平性眼球運動とMLF 症候群

    11.物忘れを診る
      1)健忘症か? 認知症か? 記憶障害の内容を確かめる
      2)「家族が連れてきた」「本人の自覚なし」それ認知症です!
      3)超簡易知能テストでスクリーニング
      4)認知症の中核症状と周辺症状を区別する
      5)認知症をきたす代表疾患の特徴をとらえる

この書籍の参考文献

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参考文献

P.168 掲載の参考文献
Mayo Clinic Department of Neurology:Mayo Clinic Examinations in Neurology 7th edition. Mosby(1998)
William W. Campbell:DeJong's The Neurologic Examination 6th edition. Lippincott Williams & Wilkins(2005)
田崎義昭, 斎藤佳雄:ベッドサイドの神経の診かた 改訂17版. 南山堂(2010)
水澤英洋, 宇川義一:神経診察:実際とその意義. 中外医学社(2011)
黒田康夫:神経内科ケース・スタディー病変部位決定の仕方. 新興医学出版社(2000)
後藤文男, 天野隆弘:臨床のための神経機能解剖学. 中外医学社(1992)
岩田誠:神経症候学を学ぶ人のために. 医学書院(2000)
浦上克哉:これでわかる認知症診療. 南江堂(2008)
福井俊哉:症例から学ぶ戦略的認知症診断 改訂2版. 南山堂(2011)
Stephen Goldberg(訳;岡元和文):たのしく読めてすぐわかる 臨床神経解剖. 総合医学社(2008)
日本神経学会:標準的な神経診察法「DVD」(2009)
池田正行:マッシー池田の神経内科快刀乱麻!「DVD」(上巻・下巻). ケアネットDVD ケアネット(2004)
中嶋秀人:3分間 神経診察法-最も簡単で効率のよい考え方・進め方. 総合医学社(2011)
塩尻俊明:手軽にとれる神経所見-カラーイラスト図解.文光堂(2011)
鈴木則宏:神経診察クローズアップ-正しい病巣診断のコツ. メジカルビュー社(2011)
生坂政臣:見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール(Meet the Master Clinician). 医学書院(2003)
Jr. Erwin B. Montgomery(訳;平井俊策):神経診断学入門-ケース・スタディによる自己学習. メディカル・サイエンス・インターナショナル(1995)

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