臨床心理学 増刊第12号 治療は文化である
出版社: |
金剛出版 |
発行日: |
2020-08-10 |
分野: |
臨床医学:内科
>
雑誌
|
ISSN: |
13459171 |
雑誌名: |
|
特集: |
治療は文化である |
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日
目次
- 特集 治療は文化である
―治癒と臨床の民族誌
1-治癒と臨床のエスノグラフィ
心と文化―治癒の源泉を探る
平成のありふれた心理療法―社会論的転回序説
多彩な療法の分散―その歴史と行方
2-治癒と臨床を巡る対話
[座談会]来たるべき治癒へ
3-精神の危機――わたしたちはどのような時代を生きているのか?
感情の消費―感情資本主義社会における自己の真正性
狂気こそ正常
被害について考える―癒しを出発点として
自己啓発と「加速/減速」
4-地霊と治癒――★辺境(エッジ)と局在(ローカル)にケアを求めて
言葉の根源,意味の母胎へ
仏教はいかに心の平安を与えたか
日本の頂点文化と癒し
霊性と治癒―多文化フィールドワークからの考察
多くの日本人に受け入れられる音楽療法―西洋音楽の「枠」を超えて
5-歴史と記憶――時の痕跡はささやく
悲嘆をともに生きる―グリーフケア
東日本大震災における霊的体験―故人との継続する絆と共同体の力
主語的公共空間から述語的つながりの場へ―トラウマとケアをめぐる人類学から
帰還兵と,生きのびること―イラク戦争の帰還兵の証言集会から
紡がれる記憶―沖縄戦体験者と「見える物語綴り法」
6-病いと物語――実践を紡ぐ・文化を書く
ケアをめぐる北西航路―臨床とその余白
対話とポリフォニー―隔離と分断を越えるために
自国の負の過去にどう向き合うか―ドイツの「想起の文化」と空間実践
ラ・ボルド病院で見えたもの
スティグマを読み替える―韓国における乳がん患者の事例から
7-生き延びること――生活者への帰還
声と沈黙
自己治癒的コミュニティの形成
アール・ブリュットの限界とアートの力 服部 正
ギャンブラーズ・アノニマス(12ステップの自助グループ)―共感・絆・自律の語り
失われた「声」を求めて―パフォーマンス・アートの表現するリアリティ
透明人間の民族誌―言葉がない世界での苦悩とその癒し
当事者の生は,専門家が去った“その後”も続く