救急隊員のための研究実践ガイドブック

出版社: 晴れ書房
著者:
発行日: 2020-10-08
分野: 臨床医学:一般  >  救命/救急
ISBN: 9784908980107
書籍・雑誌
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1,980 円(税込)

商品紹介

研究計画から学会発表・論文執筆まで,この1冊で完結!
時代の移り変わりとともに,医療には 「エビデンス」 が求められるようになり,病院前救護にもこれまで蓄積してきた 「経験」に加えて「エビデンス」 の蓄積が求められています。
本書は,消防職員が行う研究の実践をサポートする内容で,具体的に研究課題の設定方法,統計,論文の書き方やさまざまな注意点をわかりやすく解説しています。
すべてが消防の目線で書かれており,理解しやすく実践的な内容!指導救命士・指導救命士を目指す人,研究に興味のある人にお勧めの書です。

目次

  • 序 章 研究をはじめる前に
    ・経験と科学の間
    ・経験から生まれる科学的根拠
    ・なぜ,経験だけではだめなのか
    ・救急隊員が研究を行う意義
    ・共同研究者という仲間を見つける

    第I章 研 究
     1 研究とは何か
     2 研究の種類
     3 研究の5段階

    第II章 研究課題の設定
     1 研究課題が研究の良し悪しを決める
     2 研究課題が備えるべき5つの要件―FINER
     3 研究課題のなかにある関連を考える
     4 過去の論文をどのように探すか
     5 2つの視点で研究課題を掘り下げる

    第III章 研究計画
     1 研究と研究計画をつなぐ“PECO”
     2 研究計画書の作成
      1.タイトル
      2.はじめに(背景と目的)
      3.方 法
     3 研究デザイン
      1.記述研究
      2.地域相関研究
      3.横断研究

    第IV章 誤差と交絡
     1 誤 差
      1.偶然誤差
      2.系統誤差 (=バイアス)
     2 交 絡

    第V章 統 計
     1 数値は研究結果の説得力を増すためのツール
     2 分析までのプロセス
      1.手元にあるデータの確認
      2.分析用データの作成
      3.データの種類の確認
      4.要 約
      5.関連の判断
      6.解 析

    第VI章 因果関係
     1 因果関係
     2 関連と因果関係
     3 因果関係の推論

    第VII章 論文執筆
     1 なぜ,論文を書くのか
     2 小論文と学術論文
     3 小説と学術論文
     4 誰もが理解できる文章で書く
     5 段落の使い方
     6 学術論文の構成は“IMRAD”
     7 最も重要なパートはどこか
     8 背 景 (Introduction) の書き方
     9 方 法 (Methods) の書き方
     10 結 果 (Results) の書き方
     11 図と表の使い方
      1.表の作成
      2.図の作成
     12 考 察 (Discussion)
     13 IMRAD以外の部分
     14 投稿先はどこか
     15 投稿規定を読み込む

    第VIII章 学会発表
     1 学会発表とは
     2 学会ウェブサイトで演題登録期間をチェック
     3 演題登録
     4 プレゼンテーション
     5 プレゼンテーションという言葉がもつ2つの意味
     6 プレゼンテーションの準備プロセス
      1.目的の明確化
      2.聴衆の把握
      3.アウトラインの決定
      4.情報収集
      5.台本作成
      6.スライド作成
      7.反復練習
     7 ポスター発表
      1.発表スタイル
      2.ポスターのデザイン
      3.ポスターの印刷
     8 学会への参加をより充実させるために
      1.緊張とうまくつきあう
      2.座長への挨拶
      3.積極的な質問と名刺交換

    第IX章 研究倫理
     1 研究倫理
     2 研究倫理に関わる規範
     3 個人情報保護
     4 利益相反
     5 倫理審査委員会

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