認知行動療法実践のコツ

出版社: 金剛出版
著者:
発行日: 2020-10-10
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784772417808
書籍・雑誌
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3,740 円(税込)

商品紹介

今や、多くの精神疾患の治療について認知行動療法(CBT)のエビデンスがあり、メジャーな精神疾患の治療ガイドラインでCBTをファーストラインの治療法として取り上げていないものはまずない。エビデンスという点でCBTは勝ち組と言えるが、勝ったと言えるためには病気に勝ったという結果も必要だろう。
強迫症や不安症などへのCBTを得意とし、抜群の治療成績を上げてきた著者が30年間CBTを使い続ける理由とは何か。本書のテーマは、CBTという道具を使ってどう治療の「パフォーマンス」をあげるかにある。
エクスポージャー、動機づけ面接、ACTといったCBTの各技法の実践のコツを、著者の臨床の知から具体的にわかりやすく解説。症例検討編や、うつ病、不安症、薬物依存などの各疾患ごとの治療についても語る、CBTの名手による実践的著作集。

目次

  • 序―原井宏明さんは精神医療・臨床心理界のイチローである―
    まえがき

    序論 臨床の知を精神療法に活かす―メンタルクリニックでの診断の技と工夫―

    第I部 認知行動療法実践のコツ
    行動療法の基礎と応用
    私の考える認知行動療法―個人療法,集団集中治療,サポートグループ;OCDを中心に―
    治療動機に乏しいクライエントにはどうするべきか?
    方法としての動機づけ面接―思春期を指導・支援する人のために―
    マインドフルにみたアクセプタンス&コミットメント・セラピー―徹底的行動主義―
    アクセプタンス・コミットメント・セラピー(ACT)の利点は何か?
    認知行動療法が役立つ場合,役立たない場合
    〈コラム〉患者さんから学ぶことを学ぶ

    第II部 認知行動療法のスーパービジョン
    うつ病ケースを動機づけ面接でコーチする
    電子メールによるスーパービジョン
    症例検討会でのスーパービジョン
    〈コラム〉20代のときの上司と50代になってから対談すること

    第III部 各精神疾患への応用 社会不安・対人恐怖・うつ病・薬物依存
    うつ病治療のすべて―治療法の選択を決めるもの―
    うつだから治療意欲がないのではない―動機づけ面接―
    現代の不安の理解とその介入方法―行動理論の立場から―
    対人恐怖を何で治すのか?―EBMの視点―
    薬物依存と動機づけ面接
    〈コラム〉私のカルテから―30年前に始まる私の幸運―

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