PT・OTのための臨床実習の鉄則
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目次
- 第1章 実習前準備
1 実習開始2週間前に部屋を片付ける
2 生活・睡眠リズムの修正、体調管理
3 荷物1個原則
4 実習に欠かせない物をそろえる
5 服装―行き帰りの私服と実習着
6 髪型・髪の色など
7 交通機関の確認
8 PC・プリンター・スマートフォンにおける備え
9 各種書類・デイリーノート・報告書ファイルの事前作成
10 データファイルの管理方法
11 時間・スケジュール管理方法
12 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の使用を最小限にする
13 守秘義務
14 「臨床実習の手引き」を熟読する
15 講義で興味が湧いた事柄1つについて深く勉強する
16 すべての実技練習(介助、検査・測定、治療・指導)が必要だが、せめて「血圧測定」と
「車いす⇔ベッドの移乗」だけは適切・安全に行えるよう練習する
第2章 平静なこころの保ち方
1 実習生は病院・施設職員にとって「異物」
2 実習前や実習期間中の緊張・不安は当たり前の正常反応
3 実習指導者も実習期間中は普段よりも緊張している
4 他人をほめることは難しく、ミスや不十分な点を指摘することは簡単
5 「指導する側は普通のトーンで話しているつもりでも、
受け手側は強いトーンととらえてしまうのが通常」ということを知る
6 人は普段、そんなに笑顔ではない
7 多くの実習指導者は自分の仲間を育てようと一生懸命である
8 睡眠不足は平静なこころを保つための最大の敵
9 運動は平静なこころを保つために大いに役立つ
10 毎日30分、没頭できる作業・活動をし、休日の楽しみを用意する
11 つらい時に考えること(思考内容)は本来の自分の考えではない可能性が高い
12 つらい時に考えること(思考内容)は被害的になるものだ(被害的思考)
13 実習の単位が取得できず留年しても、人生は続く
14 時にはきちんと休むこと(休学など)も必要
15 学生が思う以上に、多くの教員は学生の人生を援助することに一生懸命
第3章 実習施設に早く慣れるための10の方法
1 実習施設のホームページで施設の役割や概要を調べる
2 施設名や実習指導者氏名を「医学中央雑誌」で検索する
3 職員・対象者の名前をできるだけ早く・多く覚える
4 なじみの対象者さん・患者さんをつくる
5 リハビリテーション室の配置を覚え、動線を把握する・思い描く
6 施設全体の部署や部屋、位置関係を覚える
7 リハビリテーション室(理学療法室、作業療法室)の物品やその片付け場所・方法を覚える
8 毎日自分が手伝える雑用を1つ見つける
9 落ち着けるトイレ(個室)を見つける
10 昼休みに散歩できる場所・コースを見つける
第4章 コミュニケーションで役立つ「常識」と「会話術」
1 他人との言語的コミュニケーションほど人を緊張させ、難しいことはない
2 挨拶の常識
3 敬語の常識
4 返事の常識
5 言い訳の常識
6 人は話していると気分がよくなる―話すよりも「聞く」
7 人は自分が好きなことを話したがる―好きはきっかけになる
8 人は自慢話をしたがる―それで元気になればいい
9 人は自分の名前や出身地について話したがる―自分のル-ツを話したい
10 人は自分が生きてきた時代のことを話したがる―相手の軌跡を知る
11 人は自分の疾患とともに、病いを話したがる―大事なのは病いを聞くこと
12 人は質問されるとうれしくなる―臆することなく質問を
13 道聞かれ顔でいる
14 人には触れてほしくない話題がある―相手の反応をみる
15 対象者や実習指導者と一緒に作業や運動をする―自然に楽しく
16 対象者への失礼な態度の実例
第5章 脳卒中初期評価の実際
1 事例
2 理学療法
3 作業療法
第6章 実習報告書例
1.理学療法
2.作業療法
第7章 他者を理解し、セラピスト人生を楽しむために役立つ本・映画案内
1 学生におすすめの本
2 学生におすすめの映画